若さの根源は体を動かし続ける生活習慣

海女さんの血管年齢が同年代の女性と比較して10年ほど若いという調査結果が発表された。さもありなんという印象だ。海女さんの仕事は体力と集中力が伴う。体と神経を使って漁をする。体を毎日使っている生活リズムは新陳代謝を良くする。古い細胞が新しい細胞に再生する能力が衰えない。体の若さは再生能力にある。

60歳と70歳代で何が違ってくるのか。老いの感じ方が酷くなることである。まず、体全体の筋力の低下、それに伴う歩行障害である。自分の足で長時間、長距離を歩き回ることが出来なくなる。運動不足と摂取カロリーの低下で新陳代謝も落ちてくる。

老いれば老いるほど体を喜ばせる楽な生活を求め始める。階段を避けてエスカレーターやエレベーターを使う。歩いて行ける距離なのに自動車や自転車で行く。日常の生活習慣に体を活発に動かす要素がないシニアは体力と筋力を落として行く。

老いに抵抗して健康寿命を延ばしたいと望むシニアは生活習慣に定期的な運動習慣を取り込まないと駄目である。

なぜ、高齢者にアイスクリーム?意外に栄養バランスが良い

70歳を過ぎると痩せ始める高齢者が多い。運動量が減り、食べる量も少なくなり、粗食になるからだ。どうしても栄養バランスが悪くなる。夏になるとタンパク質が多い肉や魚よりもそばやうどんなどさっぱりした食べ物を好む。体に必要なエネルギーが少なくなり、足りない分を体の筋肉と脂肪から取り出す。その結果、痩せ始める。

解決方法として、三度の食事に高カロリーとバランスが良い食べ物を間食として食べるという方法がある。その候補として、アイスクリームが上げられる。

アイスクリームは出来るだけタンパク質が多い食品を選ぶと良い。例えば、こんなアイスクリームが良いのではないか。

  1. ハーゲンダッツバニラ(120ml): 5グラム
  2. 明治乳業のエッセルスーパーカップ(200ml): 5.3グラム
  3. 森永乳業のMOW(モウ)ミルクバニラ(150ml): 4.1グラム

68歳シニアのダイエット記録スマホアプリに挑戦してみたら

人間ドックの結果で糖尿病になる可能性がある数値が現れた。空腹時血糖値(mg/dL)が114になった。正常値の上限は、110mg/dLであるので4mg/dLオーバーした。この数値がどれだけ悪いのかは分からない。ただ、一過性の場合がある。

義母の介護で人間ドック2ヶ月前からいつもの運動量が減って過食気味であったからだ。今まで血糖値がオーバーすることはなかった。今回が初めてだ。

歳を取り始めると体が老化する。全般的から部分的に機能低下が現れてくる。これは、致し方ない。生活習慣病なのか、そうでないのかは分からない。今までは、何も生活習慣病の予兆がなかったからだ。そこで68歳に私が始めたことはいつもの筋トレ+摂取カロリー制限の食事である。

摂取カロリー量をモニターするために「あすけん」アプリを使って朝、昼、夕の食事でどれだけカロリーを摂取しているかを確認している。「あすけん」アプリでは毎朝の体重と体脂肪率、朝昼夜の食事データをインプットするだけで栄養素とカロリー状況を教えてくれる。

60歳からの人生をどんな人生にしたいか?

60歳で定年退職のシニアが多い。小学校から大学まで学校生活を体験し、会社勤めを22歳から60歳までする。会社勤めが学校の延長線のような生活である。学校では授業料を支払い、会社では給与を頂く。会社での生活が1日の時間の大部分を占めている。

定年退職後、1日の大部分の時間がポカ~ンと空いてしまう。自由になれた喜びとあまり余った時間の使い方に戸惑う。 定年退職後の計画が出来ているシニアとそうでないシニアでは時間の使い方で大きな差が生まれる。再就職先を探して働き始めても65歳、70歳で雇い止めになるのは目に見えている。その後どうするかを考えていないシニアが多い。

会社員特有の流れに任せる人生を続ける定年退職者が多い。自分の人生を他に任せにしている感じである。今、自主的に自分の人生を組み立てる準備をするタイミングにいる。自分は一体何をして余生を楽しむのか?何をやっていれば幸せを感じるのか。60歳になった時点でそんなことを真剣に考えて準備すべきである。

シニアの常識は非常識?

横浜界隈で見かける若い人たちとの接点は姿を見かけるだけ。交流する接点が無い68歳のシニア男性である。唯一の接点はカフェでコーヒーを注文するときにちょっと会話するぐらいである。若い人たちとの会話がないと彼らの常識がなんであるかが十分理解できない時がある。

ただ、世の中は知らないうちに私の常識を書き換えている。昭和の時代に身に付いた常識が令和の時代では非常識になっている。身の回りの現象や変化に目を向けるだけでそれが分かる。老いて来ると自分の常識が通じない世界に入って行く。常識の違いに驚く。

社会とのつながりが薄れる生活に入るシニアは社会の常識がアップデートされないままこの世界に留まる。