妻は夫をどう見ているのか?

長年一緒に生活をともする妻は、夫の行動、言動、考え方、癖などを熟知するほど観察が行き届いている。そのため、夫である私は、大仏の手のひらに乗った孫悟空のような感じになる。ちょっとした行動で私が何をしようとしているかが読み取れてしまう。それが以心伝心というものなのだろう。

良い時もあり、悪い時もある!

妻は私がどのようにしてお金を稼いでいるかを理解できていない!

私は、シニアノマドワーカーとしてこの14年間自営の生活をしている。インターネットで仕事をしているのでスターバックスのカフェでいつも仕事をしている。妻には、いつも、スタバで仕事をしているよと言っているが私がどのような労働をしているかは理解できないでいる。

パソコンの画面に向かってキーボートを打っている姿しか外部の人はわからない。何をしているかを言葉で説明しても妻はインターネットビジネスについて知識がないからチンプンカンプンだ。彼女の眼には、パソコンで遊んでいるとしか見えていない。

ノマドワーカーという職業も理解できないのではと思っている。オフィスを構えないで好きな場所で仕事する仕事形態だ。インターネットビジネスを仕事としている人に多い。

妻にしてみれば、パソコンのキーボードをたたいているだけでお金が稼げるなんて遊んでいるとしか見えていない。こちらは一生懸命インターネットからお金を作り出しているのだが、その仕組みを説明しても頭が付いて行っていない。無理もない。インターネットビジネスは、自分で経験してみない限り理解できないからだ。

妻が私を評価する上でのデータは、自宅内で動き回る私の行動や言動でしかない。当然、妻の目からすればダメな亭主と映る。常識がない、漢字を忘れている(キーボード生活をしていると漢字を忘れる)など欠点ばかり指摘される。しまいに、あなたって友達がいないでしょ!とくる。

老いてくると友達はいなくなる!

年老いてくると本当に友達と言える人が少なくなる。毎日顔を合わせて交流を深めることが無くなる。長い人生の中でずっとつながっていられる人はどの人も少ないはずだ。親友という人間は、時間と共に失う。知人は大勢いるが、見かけだけの友だちだ。

女性とは違って地域に根差したネットワークを持っていない。妻たち女性の友達という定義は男性の友達という定義と違う事を理解していない。

ビジネスの世界で動いていると本当に友達と言う人を作りにくい。学生時代に仲が良かっただけでは本当の友達とは言い難い。時が過ぎれば人間も変わる。

老人たち(男女)は孤独になるのは必然だ。心を開いて話せる友が年齢とともに作りがたくなるのだ。仕事をしているので仕事の延長線上に知り合えた人はいる。所謂、顔を知っているだけの知人だ。知人と友達は違う。家庭を離れた私の生活状況は、妻の観察範囲から外れる。その部分を考慮しないで妻は自分の都合の良い解釈をしてしまう

家庭内は、奥様がクイーンであっても良いが、社会生活においては夫がキングなのだ。そんな説明をしても言葉は奥方に届かない。