シニアの居場所はどこか?シニアが集まる場所ランキング

60歳代で働いていない生活を始めると自宅以外に自分の居場所を見つけなくてはならない。シニアの居場所探しは、定年退職後に直面する問題である。65歳を過ぎると年金だけで生活をするシニアが大半になる。毎日が日曜日の生活が続くが、あまり余る時間を使う場所が見つからない高齢者が多い。

ブラブラしている老人たちを羨ましがる会社員がいると思うが、老人たちは決して幸せではない。好きで街中をブラブラしているのではないからだ。やることがない、見つからない老人だからである。人によっては自分の時間を社会に恩返しする意味合いでボランティア活動をしている。そのような思考や意欲がないシニアは人生という川の流れに任せて暇を潰している。

毎日が日曜日の老人は自宅にいられない。妻が嫌がる。外に居場所を見つけなければならない。多くの高齢者は街中散策をする。人通りを楽しみながら、街中の変化を肌で感じ合う。街中散策そのものがシニアの居場所になるかもしれない。特定のエイリアに身を置くことで街中から発信される刺激を楽しんでいる。

高齢者の居場所ランキング!と街中散策

下記に取り上げるシニアの居場所は特別な調査を行って出てきた場所ではないことを先にお断りしておきたい。私が見つけたシニアの居場所である。参考にして頂ければ幸いである。

シニアの居場所

1.公共の図書館

シニア男性が新聞や雑誌を朝から読み来ている。

2.デパートの休憩場所

シニア女性がたくさん来ている。

3.カフェ

午前、午後ともにシニア男女が時間をつぶしている。

4.公園

ゲートボールをしている老人たちが多い。

5.スポーツセンター・ジム

平日午前中と午後15時以降に元気なシニアたちが集まってくる。

6.銭湯

朝ぶろを浴びにシニアがやってくる。そして、1日中ゴロゴロしている。

7.大型ショッピングセンター・モール

1日中冷やかしショッピングをしたり、休憩場所で居眠りをしたり、通りすがりの人を眺めている。

8.スーパーやコンビニのイートイン

午後の空いた時間にシニアのグループがおしゃべりでやってくる。

9.映画館

シニア料金で朝から好きな映画を楽しんでいる。

10.パチンコ

パチンコ好きなシニアでお金がある人専用。

11.観光スポットの神社やお寺

シニアの女性が風景を眺めて楽しんでいる。

12.家電量販店の休憩場所

新しい物好きなシニア男性が最新の家電製品を触りながら楽しんでいる。 

13.川や海辺や釣り堀で魚釣り

魚釣りは自然との遊び場になる。男性が多い。どんな魚が釣れるか楽しみがある。

14.病院の待合室

高齢者が定期的行く場所に病院がある。持病の一つ、二つが当たり前の年齢だからだ。自分の診察が終わっても自宅に帰らないで待合室で知り合いが来ないかを待っている。来なければ、適当に暇を潰す。

毎日が日曜日のシニアだけが行先で困っている

働く場所を失うと自宅以外に自分の居場所を探すの大変になる。毎朝、今日はどこに行こうかと悩む。この悩みは不思議な悩みだ。会社勤めをしていた時には、毎日行く場所が決まっていた。営業マンであれば、営業先をあらかじめ決めてアポを取って訪問する。行先で困ることはなかったはず。

日本の社会は、昼間から街中をぶらぶらしている人を好まない。色々な公共機関が暇になった老人たちを集めて健康体操や認知症防止のイベントを催している。

問題は、60歳代はまだ元気で70歳代以降のシニアと一緒にいても面白くないということだ。そのため、自分の居場所を探さねばならない。ビジネスをしていれば、自ずと自分の居場所が決まってくる。私はインターネットの職人であるのでカフェでネットに接続して仕事をしている。カフェが毎日の居場所になる。

やるべきことが決まっている高齢者は、自分の居場所が決まっている。ただ、暇で毎日が日曜日のシニアだけが行先で困っている。 

私も80歳ぐらいになり体が壊れてきたら、カフェで仕事などをやれなくなる可能性が高い。そんな時は、スーパー銭湯で朝ぶろを浴びながらランチを取り、同年配の老人たちと馬鹿話をする生活になるかもしれない。

農業をやっている高齢者ならば、毎日が日曜日ではないだろう。生き甲斐が農作物を育てることにある。やるべきことがある。時間が足りないかもしれない。暇な老人よりも充実した生活が送られるだろうと私は勝手に思っている。 

昨日、横浜駅近くにあるゲームセンターに行って見た。 最近のゲーム機器とゲームは、シニアが楽しめるような簡単な仕組みになっていない。昔のアーケードゲームなんてない。若者中心のゲーム機器になっているので遊びたくても遊び方がわからない。古いゲーム機を取り扱っているゲームセンターを探すしかない。時代は、確実に高齢者を後にして進んでいる。

なぜ、街中に高齢者が集まるのか?

仕事場として使っているカフェに出勤するとき、横浜の駅周辺を通る。ランチ時間も横浜駅の地下街を歩く。いつも目立つのは70歳以上の高齢者たちである。性別に関係なくリュックサックや杖を持って横浜駅周辺を歩いている。目的を持って横浜駅に来たという感じがしない歩き方である。

個人差があるが、老人になると人恋しさが生まれるのではないか。人が大勢集まる場所に身を置くと自分の存在感を認識できる。人通りを見ながら自宅では経験できない非日常の風景を楽しめる。シニアだけが集まるデイケアセンターよりも若い人たちが大勢いる街中に魅力を感じていると思う。

歩くのに疲れたらカフェで一休みが出来る。お腹が空けば、デパ地下でお弁当を買って休憩場所でランチするシニアが多い。自然を好む高齢者は近くの公園を散策してお弁当を楽しむのだが、街中のような色々な人を眺め楽しむことは出来ない。

シニア女性であれば、冷やかしのウインドウショッピングが出来る。デパートに行けば、トイレと一時休憩場所がある。色々な製品が置いてあるので見る上で飽きが来ない。街中には色々なお店がある。新しいお店ができれば、どんな店か確かめる。自宅に居てはこんな楽しみ方は出来ない。

高齢者にとって一番無難で落ち着ける場所「公園」

公園内に池があり、池の周りにベンチがある場所である。ベンチがある場所が日陰になっていれば最高に良い。1日の半分をそんな公園のベンチで過ごす。小鳥のさえずりを聞きながら自然の風景を楽しむ。飽きたらラジオを持参して好きな放送局を探して楽しむ。

ランチと3時のおやつを持参して公園に来る人たちを観察する。デジカメやスマホがあるならば、池で見かける野鳥を写す。自然に飽きたら文庫本を持参して読書大会を始める。ポイントは自分で暇を潰す道具をリュックに入れて公園に来ることである。

時々、知人や友人を誘ってランチを共にすると気分転換になる。一緒に写生大会をしても良い。都会で暇を潰すよりも自然がある公園で時間を潰す方が健康的でお金がかからない。運動好きならば、ジョギング姿で公園内を走り回る。公園は来る人を受け入れる。都会は行く場所に目的がないと暇を潰せないしコストが発生する。

コロナ禍の影響で公園の施設がリフォームされたり、新しくなったりしている。快適な公園が出来上がっている。

結論

仕事があれば仕事場がある。趣味で没頭することができれば、趣味をする場所がある。毎日が日曜日のシニア男性は暇で悩む。シニア女性はおしゃべりをする相手がいればあっという間に暇な時間を潰してしまう。時間を持て余している老人は自分の居場所を自宅以外の場所に見付けておかないと当て所もなく街中をブラブラしているしか無い。暇な老人が多い場所があるが限られている。