70歳以降も働き続けたいならばシニア起業しかない

少子高齢化社会で高齢者の労働力が必要とされるとメディアと政府は、叫んでいる。 現実はどうか。2017年に65歳以上の高齢就業者が870万人、2020年では906万人に増加している。この傾向は、年々増加していく。若者の人口減少の穴埋めのために主婦や高齢者がその対象になる。それでも足りないので外国人労働者に求め始める。

今後、若い外国人労働者が国内の労働市場に入ってくると人手不足の会社は効率が悪い、融通がきかない高齢者労働者の首を切り始める。雇用される立場にいる弱者の労働者はいつもそうである。

65歳以上の労働者が何歳まで雇用され続けるのだろうか?体力的に言って雇用する側も雇用される側も70歳を過ぎたら一つの節目と考えられている。70歳を過ぎたら働くことをやめるシニアがどれだけいるだろうか。年金が足りないシニアは働かざるを得ない。

雇用する側がそれを良しとすれば問題がないが、多くの会社は体力と健康面で70歳過ぎのシニアに不安を感じている。定年がない会社で働いていれば、自分の決断で仕事をやめられる。現実はそんな会社が少ない。自分の都合を優先できる働き方はいつも一つしかない。

最後はいつも自分に戻ってくる

世の中はいつも需要と供給のバランスで動いている。もし、このバランスに囚われない仕事をしたいと思うならば、雇用される働き方を辞めることである。自分で自分を雇用する起業を選ぶ方法しか無い。

自分の人生は自分で責任を取るという生き方を死ぬ前に一度経験してみると良い。180度違った景色が見えて来る。リスクがあるから出来ないと思わないこと。リスクは雇用されてもある。雇用される側はいつも弱者である。いつでも経営者は自分の都合であなたを解雇できる。パートやアルバイトとして高齢者が働く環境であれば、いとも簡単に「君は明日から働きに来なくて良いから!」と言えば良いだけ。

シニア起業を小遣い稼ぎという認識に!

自分の力でお金を稼ぎ始めると充実した人生を味わえる。自分にはお金を稼げる力があるという自信が生まれる。こうしてビジネスをやって行けば、何とか自分の力で生きていけるという安心感が生まれる。いつも、上司や経営者の顔を伺いながら隠れて怠ける労働者生活はつまらない。誰もが起業できるとは思わないが、チャンスを掴むことは出来る。

シニア起業は個人事業者で始める。株式会社を設立しないと起業にならないと思わないこと。シニア起業は自分が食べていく上で問題ない程度の規模で良い。ビジネスの基本は自分が提供するサービス、技術、製品にお金を支払ってくれるようにすることである。

小遣い稼ぎから始めて見る。自分の力だけで1円でもお金を稼げれば、それが出発点になる。最初の売上が1円であってもそれは成功になる。多くの人は1円も売上を出せないで終わる。大きなビジネスを考えないで隙間市場を狙う。自分の生活費を稼ぐぐらいの市場は隙間市場にたくさんある。

起業未経験のシニアは頭で結論付けないでやってみること

頭で無理だと結論付けないで一度挑戦してみる。幸運の女神はそんな高齢者に微笑んでくれる!自分にこんな才能があるなんてと驚くことがある。私も会社で社内ベンチャー事業を起こしてその才能と面白さに目覚めた。やってみないと分からない世界に私たちは住んでいる。まだ、体力と気力があるうちに開花していない自分の隠れた才能を起業で試してみるべきである。

70歳代で健康も体力も気力もあるならば挑戦して見る価値がある。自分でお金を稼ぐ冒険の旅に出る。健康面で支障が生じる前に期間限定でやってみる。「体が資本」であるビジネスの世界ではチャンスを上手く使うしかない。シニア起業で体験していない世界を味わうべきだ。失敗しても後悔はしないやり方がある。

起業で失敗しても後悔しないやり方

まず、起業するためには運転資金が必要になる。運転資金は、売上がゼロでも生活と活動が続けられるぐらいの金額が必要になる。それをまず決めることである。運転資金が枯渇しそうになったら、そこで起業の挑戦を止める。少なくとも1年間は続けられる運転資金を貯める必要がある。欲を言えば、2年間売り上げが見込めなくても起業の挑戦が続けられる運転資金がほしい。

その理由は1年間で起業で始めるビジネスの欠点が見えてくる事と自分の足りない点がわかる事である。それを修正して再挑戦するためにもう1年間必要になる。

起業するシニアで後悔するような終わり方をする人は借金をしてビジネスを続けるシニアである。借金は、重い鉄の鎖になり、老後の人生を台無しにする。借金をしてまで起業を続ける必要はない。運転資金を使い果たしたら、その時に起業を中止するか、辞める。深入りは駄目だ。一度、反省する時間を持ち、再度、起業に挑戦する意欲があるかどうかを考える。

自分の見えない才能を開花させるために起業という挑戦をする。その才能が開花する可能性は50%ある。やってみないとそれが分からない。

雇用される続ける年齢は雇用する側が最終決定権を持つ。雇用側の都合でいつも左右される。それを誰もが理解している。そんな人生が死ぬまで続くと思ったら、生きている面白さがない。人生の面白さは自分の潜在能力を見つける挑戦にある。自分に自信をつけて生きて行く。頭だけで考えて結論を出さない!これがKeyになる。 

結論

  • 自分の人生は自分で責任を取るという生き方を他界する前までに一度経験してみると良い。180度違った景色が見えるはず
  • 人生の面白さは自分の潜在能力を見つける挑戦にある。自分に自信をつけて残りの人生を生きて行く。頭だけで考えて結論を出さない!やってみることである。