シニアが映画(ゴースト・イン・ザ・シェル)を見て近未来の老後を思う

GHOST IN THE SHELL(攻殻機動隊)の実写版映画を今日見てきた。今日が公開初日である。SF映画好きなシニアが大勢来ていた。アニメ・マンガの実写版は、昔から上手く映画化出来ていなかったがこの映画は、CG技術がうまく使って上手に映画化が出来ていた。

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サイボーグ化(義体化)する私達の体

ウエアーラブルというセンサー健康管理ガジェットがある。代表的なガジェットに腕時計がある。今はまだ皮膚からバイタルサインをデータとして取っているが、もう時間の問題で皮膚に直接貼り付けることで健康管理データが取れるようになる。

朝起きたら自分の健康状態を示すバイタルデータがスマホに表示されるというた感じだ。それがどんどん進化して行くと義体化してくる。白内障の人工レンズもある種の義体化の走りではないか。

ゴースト・イン・ザ・シェルの映画は、機能しなくなった体の一部が機械化されて生命を維持している人間社会を描いている。私の世代の生存中に義体化することが一般的になるかどうかは予想がつかないが、私の息子たちの世代ではそれが可能になるだろう。

脳が死なない限り体の一部機能は機械に取って代わり体は生き続けることになる。コンピュータと繋がった生活が当たり前になる。そんな近未来の社会と人間をゴースト・イン・ザ・シェルの映画で楽しめる。SFの世界だが、SFの世界が現実になってきている。

高齢化社会が当たり前になってくる日本は、介護人材不足で介護ロボットに頼らざるをえない状態になっている。介護ロボットは、この10年間にすごく進化を遂げると思っている。高齢化の波は、日本だけではなく台湾、中国、韓国も後を追っている。

足の筋力低下により一人でベッドから起きて歩けなくなった老人が人工筋肉支援器具を使って歩けるようになっている今、足の筋力低下による老化を改善できる。医療現場から一般家庭に人工筋肉支援器具が浸透してくる。こうなるとアクティブな老人が増えてくる。

自宅で毎日自分の健康管理が手の取るように分かる介護ロボット(健康管理ロボット)が量販店で販売される時代はもうすぐだ。老齢化時代は、介護ロボットなしに生活を維持できなくなる。ゴースト・イン・ザ・シェルのストーリーを楽しむだけでなく、その時代を作り上げている情報も参考になる。

シニアの特権は、平日の午前中にシニア料金で映画を見れることだ!まだ見ぬ未来の社会を映画から読み取る生活も面白い。