I am old and gray. 私は歳を取って髪の毛もグレーになっている。2016年の時点で61歳の男性である。職業は、インターネットの職人。Joomla CMSを使って法人のポータルサイトをカスタマイズ構築するサービスを行っている。特にPC、スマホ、タブレットに自動対応し、多言語化する機能に優れたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)である。
CMSを使ってシニアの情報発信ポータルサイトを自社で運営している。
Is Your Life Worth Living?(シニアの定年退職後の仕事や生活)
このサイトのテーマは、「老いる」だ。
自分が歳を取っていく過程で色々分からなかった事を他のシニアに伝えたいと思っている。シニアになって初めて経験する事が多い。シニアは情報の共有で口コミしかない。友人、知人しか信頼できる情報の入手チャネルがない。多くのシニアは、インターネットを使って歳を取っていく自分の姿や経験を発信できないでいる。
私は、職業としてインターネットで情報を発信できる立場に居る。その立場を最大限活用して歳を取る事でどのような事に出会うかを伝えたい。前もって知っていたら対応が出来る事が多い。知らないために余計な心配事や無駄が増える。老人になるとこんな事が起きるので気を付けるべし!と言った情報が私自身欲しかった!
若いときは、老人の事など関心が無かった。老人たちがどのような生活をして生きがいを見つけて生きているのか謎が多い。老人たちは心で感じている事を表に出して発信しない。本を書く事でしか一般に情報を共有が出来ない時代で育ったからだ。 私は、インターネットで情報を共有できる老人である。
60歳を越えると確実に寿命が短くなってきている事を意識させられる。この世とおさらばする運命が近づいている。何時かは分からないが、体の老化がそれを伝えている。誰もが長生き出来るという保証はない。平均寿命が80歳であるといっても個人差があるし、健康寿命は70歳だ。
他界するときは、病気か、事故か、自然死のどれかだろう。自分の死に方が選べれば良いのだが、それは神しか知らない。私は老衰で死にたい。眠るように死にたいと思っている。夜寝たら朝目が覚めないという死に方だ。
神から与えられた残りの時間を満足が行くように使いたい。
*2023年2月21日(追記)
Old people just fade away! (老人は消え去るのみ)という言葉が年を取るごとに体で感じる。今日は長年仕事でお付き合いがある会社の社長さんから会社を閉めるというお知らせを頂いた。彼とは10数年以上のお付き合いで仕事を請け負っていた。お互いに年を取った。時代も変わった。ずっと同じ仕事が続くということは無い。彼はこれからどのような道を歩むのだろうか。
彼は私の知人からの紹介でサイト構築をした。その知人は若年認知症になっている。人の運命は分からない。歳を取れば取るほど過去に知り合った人たちが消えて行く。社会から姿が見えなくなるが、存在はしている。自分なりに残りの人生を楽しく過ごそうと努力をしている。ただ、それが世間では見えずらい。
今年68歳になり70歳の声が近づいてきている。私は出来る限り今の仕事を続けたい。好きで得意な仕事はお金を稼ぐためだけにあるのではなく余生を楽しむためにある。法人のクライアントは会社経営がおかしくなると自然と消えて行く。今はあえて新規の法人クライアントを探さないようにしている。依頼があれば受けるという立ち位置を維持している。
それは自己完結型のビジネスに変えようとしているからだ。B2Bビジネスは自己完結のビジネスにならない。それ故に今抱えているクライアントが時代とともに消えて行くまでお付き合いしたいと思っている。