毎朝、仕事に出かける時に出会う老人がいる。駅近くにあるスーパーに毎朝買い出しに行っている老人だ。駅に向かう私と買い物帰りの老人とすれ違う。老人の手には、大きいサイズのビール缶2本とおつまみのお菓子がビニール袋に入っていた。彼は、毎朝、スーパーに買い出しに行く。足を鍛えるためにそうやっているのだと思う。
もう、80歳を越えている老人に見える。一人で買い物だから一人で生活をしているのだろう。彼のささやかな楽しみは好きなビールとおつまみのお菓子でテレビを見る事では?・・・と想像している。誰にでも一人で楽しむ時間がある。
年齢が70歳、80歳、90歳になるまでひとり暮らしを始めざるを得ないシニアが増える。ひとり暮らしは寂しい。誰もがそう思う。そんな暮らしが将来の自分を待ち構えていると分かっているならば、何か策を考えてひとり暮らしを楽しむようにしなければと思う。
好きなことがあるシニアは好きな事に没頭すれば良いのではないか。特にこれといった趣味がなければどうすれば良いのか。老後の生活は自分を楽しませることを見つけて、それに溺れることではないか。楽しめることを楽しむという自由が与えられるのは仕事から解放された老後の時間だけである。
最近の楽しみはこんな写真をインターネットで探して眺めることである。見るだけはタダ!