孤独な老後生活に不安を持つべきではない!

60歳代になると子供の教育費と住宅ローンの悩みが無くなる。子供は大人になり、住宅ローンも支払い終わる。同時に貯金額が最低になる。65歳まで一生懸命に働いて貯蓄額を増やす年代になる。

でも、

人生100年と言われる時代になってきたので長生きをするために生活費を稼ぎ続ける必要がある。生活費を稼ぎ続けるには、健康で元気な体を確保しなければ始まらない。いつ他界するか分からないが、残りの人生を出来るだけ楽しく過ごすにはお金と健康は必須条件だ。

遊び仲間は、個人差がある。一人でいるのが好きな老人もいる。何かに没頭する趣味があると遊び仲間がいなくても孤独を感じなくなる。私なんかはその部類の人間だ。新しい人との出会いは老いて来ると極端に減少する。老いた人たちとの交流は、深く入れない。浅く表面的な交流から始まる。人それぞれの人生があるのでその人の人生に深くかかわりたくなくなる。

65歳を過ぎると会社勤めをやめて組織からの束縛から解放される。65歳までにある程度経済的な余裕を貯蓄できていれば、70歳までアルバイトやパートをして働く必要がない。ただ、問題が新しく生まれる。「暇な時間」が急激に増えてくるという問題である。

(卒業は新しい出発点)

new challenge

生活環境が変わると新しい挑戦が始まる。組織から離れると自分一人になる。自主的に何かを始めないと何も起きない。ただ、時間が勝手に過ぎていく生活になる。会社生活では組織がやるべきことを指示するが、その組織を離れた生活では自分で自分自身を指示しなければならない。それが出来ないと「暇な時間」に殺される。暇は孤独を呼び込む。

何かに没頭出来る趣味や仕事がないと誰もあなたのことを気にしなくなる。一人ぼっちの時間を過ごす運命が老後に生まれる。

シニアになると孤独な時間が増える

シニアがインターネットビジネスを10年以上続けるとこんな弊害が生まれる。ビジネスは、仕事仲間を作るが遊び仲間まで行くケースが少ない。よほど気が合う知人でないとプライベートライフまで一緒に時間を過ごすことはない。当然、その人の性格にもよる。私の性格は、仲間と一緒にいないと落ち着かないという性格を持っていないため、自分一人でいる時間が多い。

色々なイベントで顔を合わせたり、声を掛け合う知人はいるがプライベートな時間を一緒に過ごすまで行く事が無い。私のような性格のシニアは、一人で楽しむ余暇を見出さなければ孤立と孤独の世界に放り投げられる。70歳になる今思うことは健康でいられることである。あと生きても10年か、20年ぐらいしか無い。人生100年と言っても普通の生活が出来る肉体で生活が出来ないのがほとんど。

どのような死に方をするか分からないが、死ぬときは誰も一人になる。一人になる不安は自然な感情であるので気にしても意味がない。それよりも健康で普通の生活が出来る肉体を維持できているうちにこの世での生活をできるだけ楽しむことである。

老後の課題

老後の課題は、一緒に暇な時間を有効に過ごせる仲間を見つける事。仕事とは別に違った活動をする組織で気の合う隣人に出会うしか方法がないかもしれない。共通の趣味や関心事があっても直ぐには遊び仲間にはなれない。受け身の姿勢では新しい遊び仲間に出会わない。「意志ある処に道は通じる」で自分で探し求めるアクションが必要になる。

シニアの女性たちは、私のような問題は抱えていない。女性は男性よりも早くおしゃべり相手を見つける。おしゃべりは、女性にとって本能的な欲求になっている。男性には、その欲求が強くない。お酒好きなシニアは、お酒という共通な関心毎でお付き合いがしやすい。私はお酒があまり飲めない。お酒を飲むよりも食べるのが先に来るシニアである。

何かに没頭している時間や好きな事をやっている時間を増やすことで孤独や孤立という不安を和らげられる。仲間が必ず必要とは限らない。仲間といっしょにいる時間よりも一人でいる時間のほうが多い。最終的に一人で楽しめることを見つけることである。

ビジネス交流会への参加

今まで意図的に参加するのを控えていた自治体運営のビジネス交流会に顔を出すことにしている。何か違った刺激を探すために顔を出そうと思っている。色々なビジネス活動をしている起業家たちが集まってくる。お互いに探しているお客さん探しの場になる。多くの場合、名刺を無駄にする。名刺は広告の一部だから仕方がない。

新しい関心事が生まれるとその分野の情報を求めるために色々なイベントに参加するようになるのだが、あいにくその関心事が今ない。それが悩みの種だ。

70歳という年齢は人生の価値観に変化をもたらす。お金を増やすという欲求よりも健康寿命を伸ばすという欲求にシフトする。ビジネス活動は自然体に任せて、意識を健康に向ける。ビジネス交流会への参加は毎日を活動的に過ごすという意味で健康にプラスになる。

老後の生活費を稼ぐ

老後の生活費は、自分でビジネスをすることで稼げる。誰かに雇ってもらってお金を頂くという事は、もう年齢的にも精神的にも無理。あまりにも長く自由な生活の空気を吸い過ぎた。一度でも自由な世界の生活に慣れてしまうと時間と行動を制約される組織内での行動が苦痛になる。

もし、やるならばショッピングモールにあるショッピングカート回収の仕事をやりたい。自分の采配で仕事ができるからだ。健康で体力があればそれが出来る。老いてきたら意図的に肉体を鍛える仕事が健康寿命を伸ばす。それが程々にできる仕事が理想である。ショッピングカート回収の仕事はその部類に入る。小遣い稼ぎをしながら肉体を鍛える。

体は老いてくる

年々歳を食って行く。体がそれを感じる。筋トレを週2回やっていても体がくたびれて行っているのが分かる。体力維持は、老後の生活での基本。体を毎日動かす事で体力維持を推し進める。毎日の自重を使ったスクワット運動(1セット50回)と週2回スポーツセンターのジムでの筋トレで体を鍛え続ける。

定期的に筋トレをしているシニアとそうでないシニアでは肉体の若さで相当の違いが出る。身体は老いてくるがその老いのスピードを和らげる効果が定期的な筋トレにある。私の顔は70歳の老人の顔でシミやシワだらけ。首下の肉体は30歳代。逆三角形の上半身で筋肉が見える体になっている。

70歳から80歳に向けて肉体の老化は急激に起きる。特に下半身の筋肉量と筋力が減ってきて自分の足で動く範囲が狭まってくる。徐々にフレイル状態の体になって足での移動が難しくなる。こうなった状態になったら楽しい余生の時間を失う。

老後は普通の生活が不自由なく出来る肉体作りが重要になる。孤独な老後生活に不安を持つならば、筋トレに暇な時間を投入して健康寿命を伸ばしたほうが良い。

結論

老後の人生はこんな感じで迷いながら時間を過ごして行く。これが正しいという道がない。人それぞれ全く違った道がある。