60歳を過ぎると健康に目が行き始める。体力低下を肌で感じ始めるからだ。時々、運動イベントで体力測定を無料でやっている。イベントでは体力測定で握力検査をしている。握力がなぜ体力を測定する指標になるのだろうか。

握力は体の他の筋力と相関関係が強く、全身の筋力を表す指標になる。握力が低下しているシニアは脚力の低下や歩行能力の低下の可能性があり、全身の筋力が強いかやや不足しているかを評価するのに1番簡単な方法になる。

60歳代の標準握力は34キロから41キロになる。もし、34キロ以下であれば体の筋力が衰えているということになる。

60歳以上のシニアは下記の事実を頭に叩き込んで置く事である。そして、直ぐに自分なりのアクションを取ることが重要になる。

シニアの体は、加齢とともに体を活発に動かす事が減少し、それが食事の量に影響する。生命エネルギーの糧になる食事が細くなると体を動かす筋肉の生成も減少し、筋肉を失い始める。筋肉を失い始めると新陳代謝も減少し始めて肉体が知らないうちに枯れて行く。

シニアは老いて来る肉体が「楽をしろ、しろ!」を命じている。階段で上がるよりもエスカレーターやエレベータを使う。短い距離なのに歩かないで自動車に乗る。便利な文明の利器がシニアの肉体を楽にさせてしまう。

ある上場企業の新入社員が、体を鍛えるために自分の部署がある8階フロアーまで階段を上がっていた。階段を上がる時に必ず一緒になるシニアの社員に出会うという。そのシニアは、後で知る事になるが、その会社の社長であったという。

社長は体力を維持するために階段の上り下りで足腰を鍛えていた。多くの会社社長は体を快適にする環境を提供される。社長専用のエレベーター、お抱え運転手、秘書など。健康意識が強い社長は自分の肉体を鍛え始める。スポーツジムに通う時間を仕事のスケジュールの中に強制的に追加している。社長業は、体力勝負だからである。

女性だけでなく男性も身体に違和感を覚える時が多くなる。今までと同じ生活をしているのに関節や筋が痛く感じる時がある。階段を降りる時に膝にちょっとした痛みを感じる時もある。顔には、気が付かない間にシミが沢山出てきている。女性は、男性よりも身体の老化に敏感になる。60歳を過ぎると体にちょっとした変化が生まれてきていることに気が付く。

体の機能の老化だけではなく体の筋肉の衰えが顕著になる。老人は動きが鈍くなる。その原因が筋肉の衰えと損失である。シニアの筋肉は使わないとどんどん失われる。筋肉を維持する、増やすには筋トレを始めるのが一番効果的である。

65歳を過ぎて働く必要が無くなり、暇な時間が増えて自宅を離れて動き回ることが無くなったシニアが大勢いる。そんなシニアは、認知症や成人病の予備軍になる。世間では、これからの年寄りは健康を意識した生活を送らないと長生きが出来ないと言われている。その影響がスポーツクラブに出て来ている。スポーツクラブの平日午前中は、シニアと中高年の奥さんが独占している。

健康を意識している高齢者は、自分で運動習慣を身に付けている人とそうでない人がいる。そうでない人は、快適な場所を求めてスポーツクラブに通う場合が多い。私の知人は、不純な動機でスポーツクラブに通っている。

スポーツクラブ、例えば、メガロス・スポーツクラブには可愛い女性のトレーナーが多い。若い女性の顔を見に定期的にスポーツクラブに通っている。動機は不純であるが、その動機のお陰で定期的に(ほぼ毎日)スポーツクラブに通って可愛い女性トレーナーの指導を受けている。若い女性との接点がスポーツクラブになっているからだ。シニア女性も同様な動機付けがある。イケメンの若い男性トレーナーとおしゃべりが出来るだけで若返るという。

もうすぐ66歳になるシニア男性。認知症という言葉が時々頭をかすめる。先日、こんな事を言ってしまった。ファミリーマートのコンビニでフライドチキンを買うよう妻に頼まれた。ファミリーマートのレジ付近にフライドチキンが何種類か置かれている。その中のセット販売のフライドチキンを店員に頼んだのだが、・・・ここで問題が発生。

ファミキチの6本セットを下さい!」・・・店員は私が何を言っているのかが分からない。何度か同じ言葉で店員に買いたいフライドチキンを指さしたのだが、分からずじまい。若い男性店員は、シニアの女性に助けを求めた。カンターから出てきて私が指さしているフライドチキンを確認して、こう言った。

ファミマチキンですね。はい、6本セットの注文有難うございます。」

ここで私ははっと私自身の間違いに気が付いた!!私は、ファミマチキンをファミキチと言っていた。だから、若い男性店員は私の言っていることが分からなかったのだ。新しい言葉を自分の都合の良い言い方に勝手に変えている自分に驚く。認知力が落ちたのか!

mug cup

60歳を過ぎた頃からランチを食べた後に睡魔が襲ってくる回数が増えてきた。会社員の頃も午後1時頃から2時頃に眠くなったがこれほどではなかった。一般的に昼寝は体に良いと言われる。15分から20分ぐらいの昼寝だ。私も睡魔が襲ってきたら仮眠ができる場所を探して起きる時間を決めて目を閉じる。 

肉体的な疲れから眠くなる感じではなく、脳の疲労からくる疲れのように感じる。15分後に目覚めると何とも言えないすっきり感を味わうからだ。誰もこの現象をうまく説明することが出来ない。皆、このような理由ではないかという説明が多い。

71歳になった兄がしきりに言うことは体力が落ちて疲れやすくなったと。60歳代後半には夕方夫婦で必ず数キロの散歩をしていた。自宅にいるよりも外で何かをしていた。それが70歳を過ぎると体を活発に動かさなくなり、自宅で暇をつぶす時間が増えた。

その結果、体全体の筋肉の量が減って動き回ることが辛くなり始めている。生活不活発病が発症していると私は思っている。定期的に体を動かす生活のリズムがあれば、生活不活発病は発生しない。引退して仕事をしなくなったため、日々の生活で体を動かす活動がなくなった。

体はどんどん弱体化し始め、持病の糖尿病も悪化し始める。糖尿病の人はできるだけ定期的な運動をしないと余分な糖分を燃焼できなくなる。運動しない生活は体の免疫力をますます弱体化する。兄には定期的な運動をするよう助言をしているのだが、体は楽な生活を求めてしまう。筋トレを勧めるのだが、自分で進んでやろうとしない。

筋トレの良さは免疫力を高められることである。その効果は私自身も肌で感じている。病気を1度もしないし、人間ドックの診断でも血糖値で一度も問題を起こしていない。

もし、兄が筋トレを始めれば糖尿病を改善でき、筋力も付き、免疫力も強化されて健康的な体を作れる。それが分かっているのだが、兄がその気にならない限り強制できない。免疫力を高めたい、体力をつけたいというシニアならば、今すぐにでも筋トレを始めることである。

  1. シニアがスポーツジムで筋トレを始める時の動機は、こんな理由が多い。 
  2. 体力と筋力低下で健康診断で筋トレを勧められる
  3. 痴ほう症予防で筋トレを始める
  4. 足と体幹を鍛えてロコモと姿勢対策をする
  5. 体重を減らす、または、増やす
  6. アンチエイジング対策で筋トレを始める

私が筋トレを始めたのは、米国の大学で筋トレのクラスを履修した時だ。米国人の体格は、筋トレのお陰で良い。日本人の私の体は、見栄えが良くなかった。肉体改造を狙って筋トレのクラスを履修した。このクラスで筋トレの基礎を学び、私の筋トレが始まった。私の筋トレの歴史は長いのだが、月に2回か3回ぐらいの頻度であった。

単純に自分の体格を良くしたいという動機であった。5年前に還暦を迎えて老化現象を意識し始めた。60歳を契機に筋肉の量が使わないと急激に減って行くという事を知った。

椅子に座って片足だけで立ち上がるテストをした。普通の筋力の持ち主ならば、片足で立ち上がれる。私は、5年前、片足で椅子から立ち上がれなかった。これがショックであった。

60歳を迎えると自分が年寄りになったと意識し始める。ちょうど、定年退職という人生のイベントも起きる。日本の社会は、60歳を迎えたあなたを魅力的な労働者として見なくなる。自己意識、社会からの視点、そして、肉体の3つがあなたは老人に成って行くと伝えている。

加齢臭は、40歳代後半から出始める。自分でその匂いを感じる事が出来ないだけに気が付かない。電車の中で空いた席に座ると横に座っていた若い女性が立ち上がって離れて行く。または、別の空いている席に移動する。なぜ、そんな行動をするのか分からなかった。失礼だなあと思いながら理由が分からないまま50歳後半になった。

家内から加齢臭が強いよと言われた。そこで初めて電車の中で席を離れて行く若い女性の理由が分かった。私の体が出す「加齢臭」が原因だと。

活動的に体を使って動いているシニアは、身体の老化を防いでいる。動物にしても人間にしても自分で動き回れなくなれば、終わりだからだ。自分の今の体力を知ることでこれからの老後の生活で困らない体にする事ができる。普通の生活が今できていれば、その生活スタイルをできるだけ長く続けるための体が必要だ。

健康寿命は、基本、現在の生活を問題なく過ごせる体が大前提である。その意味で自分の体力を知ることは、今後の生活で問題になる点を知ることになる。私を含め60歳を過ぎれば、以前出来たことが出来無くなっていることに気が付く。子供の頃にやった逆上がりが出来ない。懸垂が1回も出来ない。体のバランスが取れ難くなった。以前は当たり前にできていた動作や運動がいつの間にか出来無くなっている自分を見つける。

体力測定をやらなくても簡単な運動ができる、出来ないで自分の体力を知ることが出来る。現在の体力や筋力を知ることが出発点。そこから衰えて行っている筋力を回復する筋トレを始める。

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