老人になると体の変化で自然に任せるしかない老化現象が出る。朝起きて洗面所で自分の顔を見る。頭の毛が薄くなっている。毛の色がグレーから白髪になっている。目と耳の間辺りに目立つシミが出てくる。頬辺りにシワが現れて皮膚に張りがない。顔は老人の顔に向かっている。
最近気がついた変化は朝起きる時に身体が硬い。少し体の柔軟体操をしないと元気に起きられないこと。両手の指がこわばるように指の曲げ伸ばし運動をしないと自然な感覚を得られなくなる。老化は体の細かな機能にまで及んでくる。
老化現象を自分で予防できるのは限られている。今まで予防できたことは以下の通り。
- 週2回の定期的な筋トレで筋肉量の維持と強化
- 姿勢(懸垂を習慣化すると自然に良い姿勢になる)
- 筋トレでテストステロン分泌を強化(オナニーで射精が出来るようになる;前立腺がん予防)
- 筋トレで逆三角形の体格を維持し理想的な体重にする
老化は防ぎ切れない。知らないうちに皮膚にシミやシワが生まれてくる。数えたら数えくれないことが分かった。私はいくつかの老化現象を自然に任せることにした。
老化現象は隠せないし防げないが抵抗は出来る!
70歳の声を聞いた私は首から下の肉体で老化に対抗している。筋肉は鍛えれば鍛えるほど増えていく。老人でもスピードは遅いが筋肉は増える。80歳になっても筋トレ3メニューで若者に負けない筋肉美を維持したい。
逆三角形の体型はこの3つの運動で維持できる。
- 懸垂(広背筋)
- ベンチプレス(胸筋)
- スクワット(下半身の筋肉)
筋トレをすると毎日お風呂にはいる前、洗面所の鏡に裸の体を写して身体の状態を観察する。老いても少しづつ筋肉増加で体型の変化に気がつく。
私が諦めた老化現象:
- 頭の毛が薄くなり、グレーから白髪になる(最後は坊主頭だなあ!)
- 手の甲に無数にできてくるシミやイボ(数が多すぎて治療が面倒だ!)
- 張りのない顔の皮膚とシワ(美容整形をしてまで他人を騙したくない!)
- 緑内障(老いる度に視野が狭くなる)
- 腰を曲げた状態で短時間の草取りや掃除で腰が痛くなる
- 食事の時に鼻水が自然と出る
- 睾丸の縮小(生殖機能が衰えてくると睾丸も小さくなる)
- 夜尿(夜0回が1回になる)
- いびき(性別を問わず、老いてくるといびきをやり始める)
- 体のバランス感覚が衰える
今の所これぐらいである。年齢によって老化現象の程度や種類が違う。誰しも老化現象で悩む部位がある。若者にない老人だけの現象である。肉体的な魅力も乏しくなる。お腹がビール樽のように出てきたり、顔の肉がブルドックのようになってきたりして醜くなる。
老化現象の一部を美容整形で直しても全体から見ると不自然に感じる。「あの年齢であの顔はないよなあ!信じられない!あれはきっと美容整形だな。」と思われる。テレビに登場する女性タレント、女優、歌手などは美容整形をしているのが分かる。70歳を過ぎると美容整形の効果が薄れる。顔だけシワ伸ばしをしても首周辺や手の甲などの皮膚は隠しきれない。
女性と男性では老化現象の感じ方が違う
男性は女性ほど美貌を気にしない。美容整形など考えの範疇にない。男性はお化粧をしないからありのままの姿でもかまわない。女性はどうもそうもいかないらしい。お化粧前と後でのBefore & Afterは化物。お化粧が上手くて自分の魅力を引き立てられる女性ほど別人になる。
女優さんも老化現象に勝てない。80歳を過ぎれば、顔だけでなく体全体に老化現象が定着する。身長が縮み、姿勢が悪くなり、体が枯れてくる。歯が悪ければ総入れ歯だ。話し方も変わってくる。コンタクトレンズの顔からメガネの顔になる。避けられない老化現象が順番を待っているかのように現れてくる。
夏、横浜駅界隈を歩いているとタンクトップとヨガパンツ姿でいる50歳代から70歳代のシニア女性を見かける。後ろ姿だけなのだが、姿勢が良く、体に贅肉がない。タンクトップとヨガパンツ姿が様になっている。自分の体に自信があるからそんなファッションを楽しめるのだろう。
一方で男性はどうか。70歳を過ぎて筋肉美をTシャツとジーズで表現できるシニア男性は非常に少ない。胸の筋肉が薄くて肩が広くないため、魅力的な上半身を見せられない。体は大きいが贅肉が多くて引き締まっていない体型のシニアが多い。これが80歳代になると風が吹いて飛ぶようなやせ細った体になる。ジーンズを履けば太ももの部位が細くてブカブカしている。
経営者ほど体に老化による悪影響が出やすい
ビジネス仲間の知人からこんなことを言われたのでこう返した。
A氏:「あれ、お腹が出ていないね!」
私:「あれ、なぜお腹が出ているの?」
50歳代以上になると新陳代謝が低下してカロリー過多になる。自然と太りだす。特にお腹あたりが出てくる。痩せているシニアは大丈夫なのだが、一般的にカロリーが高い美味しい料理を食べ続ける経営者はお腹が出ている肥満体である。
老いてくるたびに栄養バランスに注意する(肥満と粗食問題)
筋トレをスポーツジムでやっていると良く顔を合わすシニア男性を見かける。彼は私と同様に定期的に筋トレをやっている。体型はお腹が出ているビア樽体型である。彼の体型は1年経過しても2年経過しても変わらない。筋トレをしていれば少しは体型が改善されると誰もが思っているのだが、多くの人は真実を知らない。
ダイエット無しでの筋トレはその効果が表に出にくい。有酸素運動で毎日走り続けていれば、体重も減って体型も変わって行く。無酸素運動の筋トレではその効果が少ない。そのため、私は苦痛にならない程度のダイエットをしながら筋トレをしている。夕食の量を半分にしただけでもその効果が出てくる。朝昼は満腹でも良いが夕食は腹八分目に留める食習慣を続けるだけで効果がある。
適度のダイエットをしないで筋トレをしても効果は少ないという事実を知ってほしい。シニアは老化による新陳代謝の衰えで消費カロリーが少なくなり、摂取カロリーが変わらなくても肥満体になりやすい。一方で粗食になると体が枯れてくる。