免疫力と体力を高めたい70歳代シニアがやるべき事は

76歳になった兄がしきりに言うことは体力が落ちて疲れやすくなったと。60歳代後半には夕方夫婦で必ず数キロの散歩をしていた。自宅にいるよりも外で何かをしていた。それが70歳を過ぎると体を活発に動かさなくなり、自宅で暇をつぶす時間が増えた。

その結果、体全体の筋肉の量が減って動き回ることが辛くなり始めている。生活不活発病が発症していると私は思っている。定期的に体を動かす生活のリズムがあれば、生活不活発病は発生しない。引退して仕事をしなくなったため、日々の生活で体を動かす活動がなくなった。

体はどんどん弱体化し始め、持病の糖尿病も悪化し始める。糖尿病の人はできるだけ定期的な運動をしないと余分な糖分を燃焼できなくなる。運動しない生活は体の免疫力をますます弱体化する。兄には定期的な運動をするよう助言をしているのだが、体は楽な生活を求めてしまう。筋トレを勧めるのだが、自分で進んでやろうとしない。

筋トレの良さは免疫力を高められることである。その効果は私自身も肌で感じている。病気を1度もしないし、人間ドックの診断でも血糖値で一度も問題を起こしていない。

もし、兄が筋トレを始めれば糖尿病を改善でき、筋力も付き、免疫力も強化されて健康的な体を作れる。それが分かっているのだが、兄がその気にならない限り強制できない。免疫力を高めたい、体力をつけたいというシニアならば、今すぐにでも筋トレを始めることである。

免疫力の向上で風邪知らず、力仕事も問題ない!

筋トレ効果は私の体に色々な良い効果をもたらしている。1番の効果が免疫力である。ウイルスや菌による病気にやられることが無くなった。2番目に体格が筋肉でシニアらしくない逆三角形になる。3番目に力仕事を頼まれても進んでやれる自信が付く。

免疫力を活発にさせる

昔、NHKスペシャルでAIDS患者が発病を防ぐために医者から筋トレをやるように言われ筋トレに励んでいるという番組を見た。その時は、なぜなんだろうか?と思ったが筋トレをしている自分の体の状態を見てみるとその理由が分かる。免疫力を高めることで体に害を与えるウイルスや菌を防いでくれる。

AIDS判定をする時に使われるCD4という免疫力を測る数値が使われ200を下がるとAIDSと認定されるという。免疫力を高めるとAIDSを発病し難くなる。

60歳を過ぎると老化現象で免疫力が低下してくる。意識して免疫力を高める事をしないと病気になりがちになる。70歳を過ぎるとシニアが大きな病気になり健康を害するリスクが高まる。免疫力が低下して体の健康を維持する免疫力が一線を下がってしまったためだ。

シニアにとって免疫力を高める活動をやり続けない限りウイルスや菌による攻撃に対抗できなくなる。

筋力があるシニア

介護支援で40キロの体重がある義母を2階から1階に階段を使って下ろす時、義母を抱きながら階段を降りた経験がある。介護スタッフの若者がいたが、どう見ても私よりも力がある体格をしていなかったので介護スタッフに頼まず私が義母を階段を使っておろした。

人間の40キロは、思ったより重い感じがした。フリーバーベル70キロをスクワットで上げていたので義母を抱いて階段を降りるのは問題がないと判断した。階段を降りるのは危険が伴う。体幹の筋肉も使うことになる。バランスを取りながら義母の体をしっかり腕で抱えながら一段ずつ降りて行くことになる。

69歳のシニアがこれをやるには、それなりの体力と筋力が求められる。筋トレでウエイトトレーニングを定期的にやっていると自分の筋力と体力に自信を持てるようになる。どこまでの重さならば、やれるという判断ができる。筋力を失って行くシニアよりも筋力を強化しているシニアのほうが生活面でプラスになる。

力がない老人のイメージを筋トレで力がある老人のイメージにする。そこに魅力を感じている。

筋トレをすると医者を驚かせ、褒められる

昨年の人間ドックで血圧を計った時に医者や看護婦より、年齢の割には凄く良い血圧だと言われた。高 120、低 60である。69歳のシニアは、血圧が高い人が多いと言われる。そんな視線で私の血圧を計ったら、正常値の数字で驚いたようだ。

スポーツセンターのジムにいつもやってくる80歳過ぎの高齢者2名がいる。体は枯れていない。足と腕の筋肉の太さを見て大きいのがすぐに分かる。横浜の街中を歩き回っている高齢者の体と比較すると高齢者のイメージが違って見える。筋トレを趣味にしている老人たちである。

その中の老人の一人が、人間ドックで医者を驚かせたという話をしていた。80歳過ぎの老人の体ではない!こんなに筋肉が体についている80歳過ぎの人はいないというコメントだった。

筋トレをやり続けるシニアは、医者いらずに近い健康を手に入れやすい。免疫力の強化と老人らしくない体格。イザという時のパワーを体に潜めながら高齢者らしくない体力を維持する。

筋トレを続けていると一時的な体調不良になる

スポーツジムで筋トレをやり始めると翌日、翌々日に風邪を引き始める。毎回ではないが、風邪を引くことを何回も経験している。風邪を引かないで体調不良になる場合もある。これにはちゃんとした理由がある。

筋トレを一生懸命行うと筋肉の筋が傷つき炎症を起こす。筋肉はその傷を治そうとする。その時に免疫力が一時的に低下する。低下した免疫状態の体は風邪ウイルスなどへの抵抗が弱くなる。その時、風邪ウイルスが強いと風邪をひく。

対策は簡単で風邪の初期症状のサインとしてくしゃみがある。筋トレ後の翌日、翌々日に一度でもくしゃみが出たら、すぐに風邪薬を飲むことである。私はいつもその方法で風邪を引かないでいる。風邪のような症状が出なく体調が何故かちょっとおかしいという状態も起きる。その原因は筋肉の炎症から起きているので鎮痛剤を飲むことで改善できる。

私は風邪の初期症状と筋肉の炎症を改善するために体調がおかしいと感じたらすぐにタイレノール(アセトアミノフェン)の風邪薬を飲むことにしている。筋トレから来る筋肉の炎症が原因であるので炎症を緩和する常備薬であれば効果がある。

 

私が書いている内容は、全て私が肌で感じたこと、聞いたこと、見たことである。私自身が筋トレを20年以上続けているのでその効果は納得が出来ている。

ただ、運命には逆らえない。この世を去るタイミングは、筋トレをやっていれば変えられるとは思っていない。

結論

  • 筋トレは免疫力を高める。その効果は私自身も肌で感じている。
  • 60歳を過ぎると自然に免疫力が低下する。免疫力を高めることを意識してやっていないと70歳を過ぎる頃に今まで経験したことがない病気にやられてしまう。
  • 筋トレは健康に良い。免疫力強化、筋肉がついた体、イザという時の体力で生活を充実させる。