70歳以降も働き続けたいならばシニア起業しかない

少子高齢化社会で高齢者の労働力が必要とされるとメディアと政府は、叫んでいる。 現実はどうか。2017年に65歳以上の高齢就業者が870万人、2020年では906万人に増加している。この傾向は、年々増加していく。若者の人口減少の穴埋めのために主婦や高齢者がその対象になる。それでも足りないので外国人労働者に求め始める。

今後、若い外国人労働者が国内の労働市場に入ってくると人手不足の会社は効率が悪い、融通がきかない高齢者労働者の首を切り始める。雇用される立場にいる弱者の労働者はいつもそうである。

65歳以上の労働者が何歳まで雇用され続けるのだろうか?体力的に言って雇用する側も雇用される側も70歳を過ぎたら一つの節目と考えられている。70歳を過ぎたら働くことをやめるシニアがどれだけいるだろうか。年金が足りないシニアは働かざるを得ない。

雇用する側がそれを良しとすれば問題がないが、多くの会社は体力と健康面で70歳過ぎのシニアに不安を感じている。定年がない会社で働いていれば、自分の決断で仕事をやめられる。現実はそんな会社が少ない。自分の都合を優先できる働き方はいつも一つしかない。

シニア男性向けのエコバッグ(買い物袋)

外で仕事をしているとスーパーマーケットで買い物をする時がある。昔と違って多くのスーパーマーケットではポリ袋を有料にしている。私が利用するOKストアでは、自前の買い物袋を持ってくるのが前提になっている。リュックに入る量の買い物であれば、問題がないのだが、時にはどうしても別の袋が必要になってしまう。

ご婦人方は毎日の生活習慣としてバックの中にエコバックを2つ、3つと持ち歩いている。私の妻はいつも3つのエコバックを持ち歩いている。その理由はポリ袋を買わないで買い物をするためである。書くものによって使うエコバックが違う。軽いもの、重いもの、大きいものなど重さとサイズで取り出すエコバックが違う。

スーパーで買物をあまりしないシニア男性は直ぐにポリ袋を買ってしまう。エコバックを持ち歩く習慣がないからである。私は妻の影響でエコバックを1つだけ持ち歩いている。仕事帰りに近くのスーパーで買物をしてほしいと妻に頼まれた時に使っている。

エコバックはシニア男性もいつも持ち歩く時代になりつつある。ポリ袋を買うのは無駄遣い。年金生活では製つ役が基本だからだ。どうせ、エコバックを持ち歩くならば自分にあったものが良い。

感謝の気持を伝えるシニアでありたい

シニアの男性になると自分から話しかけるということが面倒になる。歳を取るに従って言葉数が減っていく。女性はその反対でおしゃべりがないと生きていけないほどお喋りをする。私はカフェで仕事をする時、スタバの店員と話をする時以外誰とも声を出して会話をすることがない。インターネットの仕事はパソコンとサーバーとの会話でしかないからだ。

それ故、意識的に誰かと会話をする努力が求められる。人との温かみを感じるのは言葉を交わして心の会話をする時である。先日もそんな会話をしていた。

シニアのパソコンの使用用途、WindowsからChromebookへ

仕事柄複数のパソコンを所有している。使っているパソコンもあるし、置いてあるだけのパソコンもある。パソコンは古くなると腐りだすからだ。私は、3年毎に新しいノートブックパソコンを買って使っている。3年経つとOSもハードウエアも技術革新が著しくなるからだ。

現在、使えるパソコンが7台あるのだが実際に使っているパソコンは4台。Windows 11 OSが登場するとOSをアップデートできないモデルも出てくる。私のWindowsパソコン全部がWindows 11 OSにアップデートできない。Windows 10でしばらく使うしか無い。数年後にはWindows XP、VISTA、Windows7& 8のPCのように破棄される運命にある。

現在所有のパソコンをどの様に使うかは古いパソコンを大事に使っているシニア層にとって色々と考える必要がある。

VISAデビットカードはあなたを貧乏にさせるツール

VISAデビットカードとSUICAカードは同じようで同じではない仕組みがある。SUICAカードは、お金をカードにチャージする。チャージした以上の支払いはできない仕組みだ。その点、使えるお金の限度額が多くても1万円である。SUICAカードの盗難にあっても最悪1万円の被害でしかない。

VISAデビットカードは被害が大きくなるので危ない!

老後の人生を知らないシニアと若者

シニアと若者の違いは人生経験にある。そんなシニアでも自分たちの老後がどのような生活になるか分からない。今、70歳以上のシニアは自分たちの生活を情報として発信できていない。

多くのシニアは著名なシニア作家が書く「老後の人生に関する書籍」を参考にする。私のようにホームページ上でシニアの人生を発信している人は少ない。有名人の老後と庶民の老後は同じでない。著名なシニア作家が描く老後の人生は庶民のシニアとかけ離れている。衣食住で困らないシニア作家が描く日常は衣食住で困っているシニアを描けない。

老後の人生は老人に成らないと分からない点が多い。人それぞれ違った老後の生活を送るからだ。今までの生活習慣の付けが年老いた体と生活に出る。年金が足りなくて生活費を稼ぐために働かざるを得ないシニア、運動不足で体の筋肉を失い歩行障害を味わう老人、普通の生活を維持できているお年寄りなど老後の人生が違う。

駅の構内を歩いている老人の後ろ姿を見て若者は何を理解できるだろうか。なぜ、老人たちが日中外出して町中を歩き回っているのか、その理由を知る由もない。老人は健康を維持するために自宅を出る。老人になると自宅にこもる生活になる。自然と運動不足になり筋力を低下させてフレイルになる。それを防ぐために医者は老人たちに外出して歩き回れと助言する。

シニアも若者も老後の生活を想像できていない。事前の予備知識がないからだ。誰も老人の生活について講義してくれない。老人に成るとどうなるかを知るのは今まで経験したことがない病気にかかって病院に行ったときである。医者からは老化現象ですよと言われる。

介護が必要な老人を健康にさせるにはどうしたら良いのか?

転倒で骨折し、介護ベッドに寝たきりになる老人が多い。介護ベッドの上では体を動かす活動が殆どない。当然、食欲もなくなる。もう一度普通の生活に戻るには、脚力を含め体力を戻すリハビリ運動をしなければならない。

ただ、寝たきり状態が長くなると老人の様態が不安定になる。元気で良く食べる時と食欲がなく寝てばかりいる時がある。徐々に食事を取る回数が減って行き、水だけを飲む生活が続く。これが1週間以上続けば、完全に老人の体は枯れていく。体の栄養が口から取れないため、体にある肉や脂肪を分解して生命エネルギーに変え始める。

体重が毎月減少してい行き、あるポイントで寝ている時間が殆どになる。長く起きているだけのエネルギーが体に残っていないためだ。

老人がウキウキと興奮する時

NPO団体のグループ定例会があった。特別な企業紹介のプレゼンテーションが午後13時30分から始まった。(株)エスマ・マジェスタという生演奏を身近に提供する女性だけの会社である。若い魅力的な女性二人がバイオリンとフルートで平均年齢70歳の老人企業OBの前でデモ演奏をしてくれた。

98%男性のNPO団体であるため若い魅力的な女性二人が定例会に現れると花が咲いたようになる。皆、なぜ、若い女性二人がここにいるのか不思議そうに見ていた。70歳を越えるシニア男性たちは日常若い女性との接点がない。NPO団体の定例会に登場するのが不自然であるかのように目を丸くして彼女たちを見ていた。

口を開けて食べるとクチャクチャの音がするだけでなく早食いになる

私は、いつも、家内から早食いを注意されている。早食いをすると太るからゆっくり食べてくださいね!と念を押されているのだが、早食いの習慣は直らない。家内の実家で義父と一緒に夕食をしていたら、私がいない時間に家内に私の食べ方の注意が入った。義父曰く、「彼は口を開いて食事をする。クチャクチャする音が聞こえるから、口を閉じて食べてくれいないかと言って置いてと!」

自宅に帰ったら、翌日の夕食時に妻から義父からの要望を伝えられた。妻曰く、「口を閉じて食べないから、早食いになるのよ!クチャクチャ音が義父に聞こえていて嫌がっていたと伝えてくれって!」

老後を楽しめる年齢とは?

60歳代のシニアの顔と70歳代の高齢者の顔を比較した。60歳代の顔は弾力性がある。70歳代になると顔が枯れ始める。個人差はあるが、一般的に肉体と体力面で著しい衰えを70歳代の高齢者は感じ始める。特に足の筋力で老化を強く感じ始める。

60歳代のシニアは、まだ、現役会社員として働こうと思えば働けるだけの体力が残っている。老化もそれほど著しく体に影響しない。70歳代は体力と気力面で持久力が落ち始める。残りの人生を楽しみたいならば、健康で体力がある年齢のうちにやりたい事を躊躇なくやるべきである。

その年齢が60歳から70歳になる。この10年間を無駄にしない。70歳以降は予想外の健康障害が起きやすい。健康を害して普通の生活が出来なくなったら、誰かに支えられながら不自由な老後の生活を送ることになる。それでは余生を楽しめない。60歳から70歳までの10年間は人生最後のやりたい事を目一杯出来る体力と機会がある。