親が子供に出来る事は何なんだろうか?

子供が大人になり、一人で生活を始め、妻をめとる。結婚すると完全に親から離れて自分たちの生活を始める。私も結婚したら、一人前の社会人になったと感じた。子供たちとの距離が遠ければ遠いほど自分たちの生活に目が行く。子供たちが近くで生活しているとなぜか子供たちの事が心配になる。特に妻たちはそうだ。

かわいい子には旅をさせよ!

私が厚生年金と国民年金をもらい始めた年齢、65歳!繰り下げはしなかった

長生きをしないと年金の恩恵は十分受けられない。年金を受け取る年齢を政府はできるだけ後にする告知宣伝やメディアプロモーションを行っている。私が国民年金と厚生年金を受け取り始めたのは65歳の時である。70歳からも受け取れる選択肢があったが、敢て世間一般的に知られている65歳から受け取る手続きをした。

確かに年金を受け取る年齢を後にすれば年金金額は増える。でも、70歳まで生きていられるかどうかの保証はない。確実なのは今しかない。遠い5年先を期待するよりも今手にできる年金のほうが実生活で役に立つ。それが確かであるので私は65歳で国民年金と厚生年金を受け取る手続きをした。

65歳で年金を受け取るべきか、70歳まで繰り下げるすべきかの議論が巷にある。70歳まで繰下げた場合は、81歳を超えると受給総額が65歳から受給した場合を上回る。前提条件として、生きていればとなる。65歳になる前のシニアは自分の寿命をどう考えるかで判断が決まる。

老後の生活を海外で過ごすのはこんなリスクが有る

海外に移住して老後を楽しもうというシニアがいる。2017年の移住先ランキングで1位がマレーシア、2位タイ、3位ハワイとなっている。共通の魅力は、治安が良いこと、ビザ取得が得やすいこと、親日国家であることだ。マレーシアは、11年間連続して1位を維持している。それぞれの国での生活で求めるニーズによってメリットとディメリットが見えてくる。

でも、シニアの海外移住先は世界情勢で大きく変化する。最終的に日本で生活するのが一番となる。

老後の移住を斡旋するサービス会社は、良い点だけを強調する。悪い点はあまり開示しない。どの国にも生活の上でリスクが有る。リスクを調べ上げてから、試験的に1ヶ月ぐらい生活をしてみる。現地で実際に移住した老人たちと交流して実際の生活を知ることが一番重要だ。

こんなリスクを考慮して移住先を検討する

60歳、65歳、70歳で生活パターンが変わる

シニアのライフスタイルは、60歳、65歳、70歳以上で変わって行く。そのことを事前に理解していると余生の過ごし方で戸惑うことが少ない。若者たちにこんな事を話してもピンと来ない。60歳以上の人の生活が見えていないからだ。同じことが現在50歳代の人にも言える。

60歳定年退職後の自分の生活が見通せない。65歳まで働けるから別に気にしないと思っている人は65歳になってから戸惑うはずだ!

60歳から70歳までは5年毎に大きな節目がある

古希70歳になったら80歳になるまで自由を楽しむ

まだ70歳のシニアである。あと10年間ぐらいは十分普通の生活が出来る体力と筋力を維持したい。一般的に75歳頃から体力と筋力の急激な低下で体が不自由になるシニアが増えていく。そうなると余生を楽しめなくなる。それを予防するために定期的な筋トレを続けている。

2月の初めに子ども家族が古希の会食祝をしてくれる。

古希の名前は、唐の詩人・杜甫が詠んだ詩「人生七十古来稀なり」に由来している。古希の「古」は「古来」、「希(まれ)」は「めったにない・珍しい」の意味。つまり、「古来より70歳まで生きる人はまれなこと」という意味。100年前の人も70歳まで生きる人が少なかったということだよね。

70歳からの10年間は自由に動き回れる体を楽しむ最後の機会になる。80歳を過ぎれば、体のいろいろな部位で故障が始まり、壊れていく。そうなったら、自立した生活は難しくなる。ヨコハマの地下街を歩く老人たちの姿を見れば、将来の自分の姿を想像できる。

80歳になってもこんなイメージで生活をしてみたい!

old and gray

定年退職後に妻が夫に何を期待するのか?

妻の立場を考えてみた。専業主婦で収入がない。一人でお金を稼いた経験がない。お金は夫が作ってくる。夫が他界したら、収入が途絶える。唯一の収入は、妻の年金と夫の遺族年金、そして、夫が残した財産のみになる。

女性の寿命は87歳前後である。私の妻の家系は長寿の家系である。多分、90歳近くまで生きられる運命かもしれない。十分な収入が妻に入ってこないのは目に見えている。そんな現実を夫は知らねばならない。自分の人生だけを考えるのは無責任である。後に残る者の人生を考慮しながら老後の人生を考える。

二人で長生きし、夫はお金を稼ぎ続ける!

耐えられるか?幼児や子供の騒ぎ声でシニアの忍耐力が試される!

スターバックスで仕事(カフェを仕事場として使っている意味)をしていると4,5歳の子供を連れた若いお母さんたちがやって来る。息抜きで井戸端会議をするためだ。母親たちは、話に夢中になり幼児たちから目が離れてしまう。子供たちはこの時とばかりに大声を出して走り回る。

60歳を過ぎたシニアは、突然の子供たちの大声でびっくりする。静かに仕事をカフェでしていたのにこの騒ぎはどうしたことかと。幼児の騒ぎが一時的であれば、精神的に耐えられるが15分以上続くと忍耐力が無くなる。

老人が幼児の大声で切れる一歩手前まで来る。大人げない話であるが、老化現象で昔ほど耳に響く幼児の声に耐えられない。周りのお客を見てもお手上げの顔をしている。幼児であるからどうしようもないと。

これは、母親の責任である。母親は他のお客の迷惑を感じ取らねばならない。

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幼児や子供の騒ぎ声でシニアの忍耐力を見る!

老後生活に不安:シニア女性は夫に何を期待するのか?

老後の生活に不安がない高齢者がいるだろうか。極少数の高齢者かもしれない。老人は色々な悩みを抱き始める。必ずしも経済的な悩みだけではない。裕福なシニアでも悩みは多い。悩みがないシニアなんていないだろう。贅沢な悩みと思う悩みもある。深刻な悩みもある。不安は老人にとって余生を活発に生きるための刺激かもしれない。

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スタバのカフェを仕事場として使っていると他人の会話が自然と耳に入ってくる。時々、シニア女性たちのおしゃべりが弾丸のように聞こえる。話題は、老後の生活不安である。今、60歳から70歳代のシニア女性のほとんどが専業主婦である。年金は国民年金だけ。自分に入るお金は夫が他界したときの相続財産と自分の国民年金だけである。

これだけで老後の生活が成り立つシニア女性であれば心配はないが、ほとんどのシニア女性は経済的に貧乏な状態になる。

「幸せな時間は妻と一緒にいる時」と言えるシニア男性はいるか?

家内はノンフィクションが好きだ。映画もそうだ。映画「ダンケルク」を私が見に行くと行ったら、私も行くと言う。家内と一緒に映画鑑賞をするのは、半年ぶりだった。私はいつもサイエンス・フィクションの映画を見る。彼女の好みではないためいつも一人だ。

映画「ダンケルク」は、ダンケルクの戦い(ダンケルクのたたかい、仏: Bataille de Dunkerque, 英: Battle of Dunkirk)は、第二次世界大戦の西部戦線における戦闘の一つで、ドイツ軍のフランス侵攻の1940年5月24日から6月4日の間に起こった戦闘である。追い詰められた英仏軍は、この戦闘でドイツ軍の攻勢を防ぎながら、輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などすべてを動員して、イギリス本国(グレートブリテン島)に向けて40万人の将兵を脱出させる作戦(ダイナモ作戦)を実行した。(引用先:ウィキペディア

夫婦二人のシニア料金で平日午前中に横浜のムービル映画館に行った。観客は、シニア男性がほとんどであった。今年、妻も65歳になり年金受給が始まった。妻は私からの生活費と自分の年金でお金持ちになっている。私は69歳になりもうすぐ70歳の声を聞く。私にとってお金の価値よりも妻と一緒に楽しい時間を過ごすほうが大切である。

80歳、90歳に近づけばお金の価値はどんどん下がって行く。お金で何かを買う喜びが消えていくからだ。唯一無二にお金を有効に使えるのは年始にやってくる孫たちにお年玉をあげるときだけかもしれない。または、子どもたち家族と一緒に外食を楽しむときかもしれない。

一方で妻と一緒に楽しい時間を過ごすことに価値が増してくる。伴侶がこの世界にいるうちに一緒にいる時間を楽しむのにお金を使える。自分が稼いで貯めたお金を自分のために使うのは自然である。あえて、子どもたちに残す必要はなく、結果的にそうなるだけ。

還暦になったら必ずやるべき事?

定年退職と還暦を迎える60歳の男性は、肉体的にも精神的にも新しい人生を送るための準備をしなければならない。年齢の影響で会社や仕事が変わる。環境の変化で精神的なストレスが増える。還暦を境に急激に筋肉が衰えてくる。それも知らないうちに。老化現象が体の至る所に見え始める。

60歳になったシニアは、環境の変化と老化現象に対抗するお金と時間の使い方を考える必要がある。