まだ70歳のシニアである。あと10年間ぐらいは十分普通の生活が出来る体力と筋力を維持したい。一般的に75歳頃から体力と筋力の急激な低下で体が不自由になるシニアが増えていく。そうなると余生を楽しめなくなる。それを予防するために定期的な筋トレを続けている。
2月の初めに子ども家族が古希の会食祝をしてくれる。
古希の名前は、唐の詩人・杜甫が詠んだ詩「人生七十古来稀なり」に由来している。古希の「古」は「古来」、「希(まれ)」は「めったにない・珍しい」の意味。つまり、「古来より70歳まで生きる人はまれなこと」という意味。100年前の人も70歳まで生きる人が少なかったということだよね。
70歳からの10年間は自由に動き回れる体を楽しむ最後の機会になる。80歳を過ぎれば、体のいろいろな部位で故障が始まり、壊れていく。そうなったら、自立した生活は難しくなる。ヨコハマの地下街を歩く老人たちの姿を見れば、将来の自分の姿を想像できる。
80歳になってもこんなイメージで生活をしてみたい!
普通の生活が自由に送れる最後10年間を楽しむ
普通の生活がいつまでも続くと考えているのは若者だけ。還暦を過ぎると老化現象が目立ち始める。その延長線で普通の生活を続けられるのはそう長くないと感じ始めるシニアが多いはず。70歳と80歳では健康状態、体力、筋力の面で違いが目立つ。フレイルになって歩行障害から不自由な生活を送る老人が増える。75歳あたりがその境目ではないか。
自立した普通の生活を送れるというのはシニアにとって特権になる。自立した生活が出来るシニアとそうでないシニアでは幸せ感でひどい差が生まれる。その意味合いで元気な体を維持できている間にやりたいことをすることである。
旅行を楽しむ
海外・国内旅行を問わず、旅行は体力がないと楽しめない。重い荷物を運びながら移動することも多い。慣れない国や土地で体への負担も増える。老化現象で足腰の筋力が衰えて体がすぐに疲れてしまってはせっかくの旅行も面白くない。
やはり、旅行は年齢が若いときに行くに限る。
80歳になってから旅行に行こうとすると行きたい場所に行けない場合が起きる。自動車、電車、バス、タクシーなどが簡単に使えない場所もある。移動面で便利な場所しか観光で行けなくなる。旅行はまだ70歳代で体が元気な時に頻繁に行くべきである。
自分の力で自由に動けるという特権を使えるうちにそうすべきである。
食べたい物を味わう
年末から正月にかけて毎年このフルーツパンを食べることにしている。神戸屋のフッツェルブロートである。二分の一で2000円前後の高いパンであるが、高いだけの味がある。朝食にコーヒーとフッツェルブロート1枚でお腹がいっぱいになるほどリッチなパンである。
平日のランチはいつも外食になる。70歳になってから食べたいと思った料理をランチにしている。あまり値段を気にすることなく、衝動食いである。ただ、リピートはしない。一期一会の料理になる。明日のランチはバーガーキングのワッパーとワッパーJr.を食べる予定でいる。
ファーストフードのハンバーガーはジャンクフードとして有名であるので敢えて避けてきた。今回、相鉄線横浜駅南口に新しくバーガーキング横浜店がオープンした。今まで横浜駅近辺にはバーガーキングのお店がなかった。
ワッパー590円とワッパーJr.400円の違いはサイズとボリューム感だと聞いている。一度食べて確認したいと以前から思っていた。食への誘惑は本能から来ている。栄養バランスを考えるとファーストフードのハンバーガーは良くないので一度だけにしておく。
何かに没頭する
仕事をする70歳代のシニアには2つの目的がある。一つは生活を良くするためにお金を稼ぐこと。もう一つは生活のリズムを維持して健康寿命を伸ばすこと。仕事をしていないシニアは仕事に代わる何かを見つけねばならない。趣味がある人は趣味に没頭してみる。趣味がない人は没頭できるものを探す旅に出ることである。好きなことでないと続かない。
私は若い女性のお尻の美に惹かれているので横浜の街中を歩いている女性の後ろ姿のお尻に目が行く。ネットでインスタグラムを眺めていると美しいヒップの写真を楽しんでしまう。まだまだ性欲があるシニア男性であることを自覚できる。これも趣味に入る。
毎月1日に自分の顔や姿を写真に写す
70歳からは肉体の老化が顕著に体に出てくる。体の変化を写真にして変化を楽しむ。毎月1日にお風呂に入る時、自分の顔と裸を写真にとって見る。月毎の変化は分かりづらいが、半年後、1年後の変化は目で分かる場合が多い。それが数年単位になると老いて行く自分の姿が証拠として残る。
筋肉が減ってくると姿勢も悪くなる。体重も減ってくる。皮膚も汚くなり、シワがだらけになる。酷いケースでは体が骨と皮膚だけの姿になる。自分の健康を観察するならば、肉体の変化を観察すべきである。
老化の影響で出来なくなったことを記録する
60歳の時に出来ていた事が70歳になったときに出来なくなったことを考えてみた。肉体的には筋トレのお陰で60歳のときよりも筋力と耐久力がついた。記憶力が以前よりも悪くなり、単語が出にくくなった。いつも夕食時に食べた料理をあすけんアプリに登録しているのだが、食べた料理の名前が簡単に出てこない場合がある。昨夜の夕食にオクラがでたが、頭の中ではイクラという単語しか浮かんでこなかった。30分後にやっとオクラという単語が口から出てきた。
- 朝起きるときに体が硬くベッドから起き上がるのが素早く出来ない
- 食事の時に必ず鼻水が出始める
- 寝る前に水をコップ一杯飲むと必ず夜トイレに立つ
- 手の甲や顔に老人性シミがたくさん出てきた
- 朝立ちが弱くなり、オナニーで射精できるまで時間がかかる
- 朝に起きる足の痙攣でツムラ68の漢方薬が常備薬になる
- 新しい事に挑戦する気力が落ちた
- 暗算で計算する機会が日常的に少ないため計算力が落ちた
- 歩くときの体のバランス感覚が落ちてきている
出来なくなったことを記録することで現状を自覚できる。予防・改善対策が出来ることならば、それを実行する。
目標に向かって頑張る
生きる目標があるシニアとないシニアでは生活の張りに違いが出る。目標がないシニアの生活は時間の流れに体を委ねている。目標があるシニアは自分で時間の流れの中を泳いている。
私は週二回スポーツジムで筋トレを2時間ぐらいやっている。筋トレをする時は必ず筋トレメモ帳にどのような筋トレメニューを回数、セット数、重量など記録している。 筋トレの良さは筋トレをやっている間無心になれることである。筋トレの各メニューごとに目標数値がある。それに向かって筋トレをやっている。
今重点的にやっている運動はスクワット運動である。フリーバーベルを使って50キロを1セット12回、3セットやっている。今年の目標は重量を60キロに上げて1セット12回、3セット行うである。年ごとに10キロ上げてきている。2年前は40キロであった。昨年は50キロである。今年は60キロに挑戦となる。
筋トレはやればやっただけの効果が数値と筋肉に出てくる。それがやりがいに繋がって健康増進という副産物をもたらしている。
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結論
もう70歳かではなく、まだ70歳かという意識がほしい。60歳から70歳になる過程で老化は進むが70歳から80歳になる老化は急激に進むと聞く。80歳まで今の状態を維持できれば、80歳以降も余生を楽しめる体でいられる。自由を楽しめる時間があるうちにその特権を十分に味わいたい。
70歳代の人は時間を無駄にしないことである。
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