長生きをしないと年金の恩恵は十分受けられない。年金を受け取る年齢を政府はできるだけ後にする告知宣伝やメディアプロモーションを行っている。私が国民年金と厚生年金を受け取り始めたのは65歳の時である。70歳からも受け取れる選択肢があったが、敢て世間一般的に知られている65歳から受け取る手続きをした。
確かに年金を受け取る年齢を後にすれば年金金額は増える。でも、70歳まで生きていられるかどうかの保証はない。確実なのは今しかない。遠い5年先を期待するよりも今手にできる年金のほうが実生活で役に立つ。それが確かであるので私は65歳で国民年金と厚生年金を受け取る手続きをした。
65歳で年金を受け取るべきか、70歳まで繰り下げるすべきかの議論が巷にある。70歳まで繰下げた場合は、81歳を超えると受給総額が65歳から受給した場合を上回る。前提条件として、生きていればとなる。65歳になる前のシニアは自分の寿命をどう考えるかで判断が決まる。