65歳で引退をして年金生活に入っていた高齢者の知人が再び働き始めるために職探しをしていた。私が所属するNPO団体にやってくる高齢者は、70歳以降のシニアが多い。その中には、年金プラス月額10万円を稼げれば満足という人がいる。実際、NPO団体で積極的に仕事をしているシニアは月額10万円ぐらいは稼いでしまう。
NPO団体以外でもアルバイトで週3万円ぐらい稼げれば、月額12万円になる。定職でなければ高齢者でも月額10万円を稼ぐのはそれほど難しくない。シニアが再び職を求めるのは、お金だけの問題ではない。お金は本当に生活に困っているシニアが求める。そんな境遇のシニアは、65歳で引退しない。ずっと働き続ける。
最近の傾向として、70歳を過ぎても働いているシニアが増えてきている。何故なんだろうかと考えてみた。