今の生活は、夫婦二人だけの生活である。子どもたちは大人になり、独立した人生を送っている。初孫が生まれおじいさん、おばあさんになった。日々の生活は各自のライフスタイルを追求した生活になっている。私はインターネットの仕事で平日は外出。家内はピアノの個人教授と新しい曲への挑戦、そして、隣人の奥様たちとのおしゃべりで時間が過ぎて行く。

今の生活が私達夫婦にとって「普通の生活」になっている。まだ、二人とも60歳代であるので健康で体力がある。60歳代は人生のご褒美を自分たちにあげる年代ではないかと感じている。健康な身体があれば、好きなことが出来る。これが70歳、80歳代になると健康障害で身の自由が制限され始める。「普通の生活」が成り立たなくなる。 

残りの人生、後10年から40年の間に運命に従った生活が始まる。老化は避けられない。身体が不自由になれば、他人の手を借りた生活になり、今のような「普通の生活」が楽しめなくなる。子どもたちの独立と同時に自分の人生を楽しむことに集中できる。個人差はあるが、少なくとも子供のことは一時的に忘れることが出来る。夫婦二人だけで一緒に楽しめる60歳代を無駄にしたくない。

65歳になり、自分の寿命を考えている。80歳まで生きられることを願いながら夫婦の生活をダウンサイジングする方向で舵を切り始めた。自分ができる範囲で何ができるかを考える。昔から私の所有物は少ないのでダウンサイジングするのは簡単だと思っていたが、マンションに住み始めて27年も経過すると知らないうちに使わない物が累積した。

子供の部屋はすでに物置のような状態になっている。殆どの物は独立した子供の物が多いのだが、知らないうちに私達夫婦の物が増え始めた。マンションの部屋には、収納するスペースが限られているため空いている部屋のスペースがどうしても物置化する。

65歳になると老後の不安が年齢とともに増えてくる。最初に頭に浮かぶことは(1)働けなくなった時に必要なお金が十分あるかどうか、(2)何歳まで普通の生活を自立してできるか、(3)健康を維持するにはどうしたら良いか。

老後の生活の上でお金は重要だが、健康なくしてお金を心配する意味はない。お金がどんなにたくさんあっても健康でなければ老後の人生を楽しめない。

93歳の義父の介護支援を妻と一緒に週1回行っている。義父は何とか一人で自立した生活をしている。私達の視点や世間の見方では、年齢的に老人ホームで生活をしたほうが安心な年齢であるのだが、まだ、自立した生活が自宅で出来ると言っているので私達夫婦は彼の生活支援をしている。

義父の体力は落ちてきている。彼の生活は、朝起きて2階にある部屋に階段を上がって着替えをする。階段を降りてキッチンで朝食を作る。朝食後は、新聞を2階の部屋で読みながら大画面のテレビを見る。

65歳のシニアは人生に迷い始める。今までに経験した事が無い世界に置かれるからだ。通い慣れた会社から、「もう、きみは会社を卒業したんだから一人で生きて行きなさい。そのために退職金と第二のキャリア研修を提供したのだから。自分で自分の世界を開拓しなさい。」と言われたからだ。

組織にぶら下がって保護された世界で生活を長く送ってきただけに組織から放り出されると自分に自信が持てない。こんな65歳のシニアが多い。

今までの会社生活にはめ込まれた人生観が会社を卒業するときに崩壊する。会社を中心に人生を考えていた生活から自分を中心に人生を考える変化についていけていないシニアがほとんどである。会社生活中心のモメンタムがまた会社に再就職するという活動につながるのだが、社会は冷たい。再就職ができない年齢になっていることに気がつく。

会社から自分に人生の考え方を変えるときが来ている。

立ち止まらないで人生の考え方を変える行動をする!

今週のニューズウィークの表示タイトルが、「一生働く時代」であった。内容は読んでいないが、言いたいことは分かる。人間の寿命が長くなったために今までの社会慣習では上手く行かなくなったのだ。日本では、定年退職が人生の一括りになっているが定年後の人生が長くなっている。60歳で退職してから20年以上生きる高齢者は、何を羅針盤にして生きて行けば良いか分からない人が多い。

でも、

長生きをした人にどのような生活であったかを聞けば良いのではと思う時がある。

人生はこうでなければならないという法則はない!

私を含めて多くの労働者は、生活費を稼ぎ残ったお金で余暇を楽しむライフスタイルを追求している。このライフスタイルは、70歳になる頃には通用しなくなる。体がくたびれてきて肉体労働が大変になり年金だけの収入になるからだ。本来ならば、70歳になる前までに「生活費を稼ぐために働く」という生活にピリオドを打たねばならない。

子供が巣立ちして独立したシニア夫婦は、皆「老後資金を貯める」というスローガンでお金を稼ぎ始める、または、節約し始める。 働けなくなっと時に貯めた貯蓄を切り崩し年金と合わせて生活費に当てるのだ。多くのシニアはこの方向で自分たちの老後を考えている。

 年金+アルファの収入で日常生活が回れば、生活費のために働く生活を止められる!

+アルファの収入をどこから捻出するか? 

75歳のシニア男性がNPO定例会で自己紹介をした。その時、彼の趣味が走ることだと語った。彼の年齢が75歳であると聞いた他のNPO会員は驚いた声を出した。とても75歳には見えない!!10年若く見える。

私も彼を見て75歳の高齢者とは思えなかった。趣味が走ることと知ってさもありなん!と感じ取った。運動を定期的にしている高齢者は、皆若く見える。実際に体の動きが老人の動きではない。70歳を過ぎると体力の差が体に出てくる。定期的に運動をしている高齢者は、若々しい体の動きをしている。

10年若く見られたければ、定期的に運動をする習慣を今から身に付けるべきだ!

10年若く見せたいシニアならば体の筋肉を増やす事である!

60歳代になると子供の教育費と住宅ローンの悩みが無くなる。子供は大人になり、住宅ローンも支払い終わる。同時に貯金額が最低になる。65歳まで一生懸命に働いて貯蓄額を増やす年代だ。

でも、

人生100年と言われる時代になってきたので長生きをするために生活費を稼ぎ続ける必要がある。生活費を稼ぎ続けるには、健康で元気な体を確保しなければ始まらない。いつ他界するか分からないが、残りの人生を出来るだけ楽しく過ごすにはお金と健康は必須条件だ。

遊び仲間は、個人差がある。一人でいるのが好きな老人もいる。何かに没頭する趣味があると遊び仲間がいなくても孤独を感じなくなる。私なんかはその部類の人間だ。新しい人との出会いは老いて来ると極端に減少する。老いた人たちとの交流は、深く入れない。浅く表面的な交流から始まる。人それぞれの人生があるのでその人の人生に深くかかわりたくなくなる。

シニアになると孤独な時間が増える

毎年7月の下旬から8月末まで地域の何処かで夏の風物詩が見られる。「夏祭り」だ。横浜は東京と違って地元での夏祭りが地区ごとに開催される。先週の土曜と日曜日も私が住む地区で夏祭りが開催されていた。子供たちが夏休みに入り、その矢先の夏祭りだ。子供たちは大喜び!

「夏祭り」は、離れ離れになって生活している親戚、知人、友人、恋人を呼び込む魅力がある。「夏祭り」が地元であるから、来ないかい?と気楽に誘えるからだ。

非日常を体験して新規に交流を深める「夏祭り」

私は、こんな言葉で生きている。

「夢を目指して
 自信を持って歩いてごらん
 貴方が憧れていた生活を始めるのだ」

こんな生活をしたいという「夢」があるとそれが人生の目標になる。この言葉は、会社を退職して起業した時に背中を後押ししてくれた言葉だ。51歳の時だった。もう、後戻りはできない。前に進んで憧れていた生活を始めるしかなかった。人生の背水の陣で自分の「夢」を目指した。

未経験での起業は勇気がいる

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