60歳になったらやるべき3つの事とは何か?

60歳、還暦を迎えたらシニアというラベルが社会から張られる。気分はまだ青年であるかもしれないが、若者から見るとおじいちゃんに見える。還暦から老化が肉体的に急速に進む。体に見える部分と見えない部分がある。精神的にも感じ方、考え方で変化がある。

シニア、高齢者、老人と言うラベルが年齢とともに張り替えられる。シニア60歳代高齢者70歳代老人80歳代以上である。

自分の老後生活に備える!

備える(その1)体を鍛える習慣を身に付ける

60歳代に筋肉トレーニングを始めると体の若さを保てる。筋肉の量が60歳から急激に減って行く。特に足の筋肉が激減していく。何もしないと70歳以降に足を動かす上で不調を感じ始める。人間も動物も自分で動く事が出来なくなったら「死」が近づいて来る。普通の生活を維持するためには足の機能を維持し続ける必要がある。

若いときは、何も気にしないでも良かったが60歳からは体の老化が激しく始まる。知らないうちに、気が付かないうちに始まるから怖い。体を鍛える事で筋肉は増強できる。まだ、体力と元気と気力がある60歳代に定期的に筋肉トレーニングをする習慣を身に付ければ、筋肉による体の老化を防げる。

筋肉は、何歳になっても鍛えれば成長してくれるほど馬鹿な仕組みがある。但し、筋肉に必要なたんぱく質(肉、魚、豆類など)を多めに食べる必要がある。意識してたんぱく質を取り、筋肉トレーニングをする。そして、決して無理をしない事だ。

備える(その2)65歳以降でもお金を稼げる仕組みの準備をする

60歳から65歳までは、会社で契約社員として働けたり、転職する機会がある。65歳からが問題である。年金がフルで支給され始めると同時に仕事が去っていく。65歳以降にお金を稼げる仕事がないと生活のリズムにおいても経済的余裕にしても悪化する。

特に生活のリズムが狂い始め、妻からは邪魔者扱いされ始める。65歳になってから自分のビジネスを始めるのは大変だ。体力も気力も60歳の時と比べて落ちている。新しい事をやる意欲が薄れている。60歳に何かお金を稼げる独自のサイドビジネスをやっていれば、65歳の時にそれを専業にする事が出来る。

60歳になったら、小遣い稼ぎの目的でも良いからメインの仕事以外にお金を稼ぐ仕組みを作り出すことだ。普通の会社員は定年退職後に遊んでしまう。1年ぐらい、ゆっくりと今までやれなかったことをやってから老後の生活を考えようとなる。私の助言は、1年ぐらいゆっくりしながら副業の試行錯誤をするだ。副業の勉強を1年間する。自分でお金を稼げるという自信と経験を身に付ける必要がある。

備える(その3)自宅外に心地良い居場所を見つける

仕事が見つからない生活が始まった場合、自宅にゴロゴロして居られなくなる。普通の会社員のように朝から外出してほしいと妻から言われる。外出しても行先がない。自分が心地よく暇つぶしが出来る「第三の場所」を見つけないと街中をさ迷い歩くことになる。

多くは、カフェで新聞や本を読みながら暇をつぶすシニアが多い。飽きたら、近くの図書館に行って昼寝をする。自分の居場所が決まっていれば、出勤場所はそこになる。仕事があれば、仕事場所になるのだが。 

どうせ、カフェで暇つぶしをするならば副業の種探しでインターネットビジネスの可能性を探求したほうが良い。パソコンを持ち込んで副業の雑学をする。注意することは、安易なインターネットでの副業は仕事の全体像と身元を洗わないと詐欺の被害にあう。または、知らないうちに犯罪の手下になっている場合がある。簡単に出来て高収入な副業は絶対に手を出してはいけない

お金を稼ぐのは大変である。簡単にお金が稼げれば誰もが幸せになる。そんなことはあり得ない。だから、簡単に高収入が得られるという仕事は絶対に手を出してはいけない。多くのシニアは、欲が先に出て騙され損をする。 

60歳から新しい生活習慣を作る未知の世界 

人それぞれ違った老後の生活が始まる。若いころと違って線路があるわけではない。自分で第二の人生キャリアを開拓しなければならない。健康も個人差が出てくる。まずは、60歳から65歳以降の自分のライフスタイルを想像してみる事だ。想像して、自分のあるべき生活スタイルを描いてみる。それが、これからの目標になる。

私のように60歳代のシニアには、まだ、体力と気力が残っている。何か新しい事をやろうと思えば体を不自由なく動かせる。これが70歳代になると体がくたびれて来る。体が疲れやすくなると新しいことに挑戦する気力が生まれてこない。

70歳代からは60歳代に作り上げた新しい習慣を持続するだけかもしれない。その意味合いで60歳代に新しい自分のライフスタイルを構築するのは重要である。60歳代と70歳代の体は老化で相当違いがある。今まで出来たことが出来ないという問題にぶつかりやすくなる。

新しい事への挑戦は60歳代に最大のチャンスが有る。やりたいと思ったら今すぐアクションを起こすこと!命という時間があるうちに目標を決めて行動する。それが出来るのが60歳代である。

社会との接点を維持しているシニアは、老後の生活面で刺激を受けながら世の中の変化を学んで行ける。変化に自分を適応させることで老後の生活を刺激ある生活にできる。60歳代はまだ、まだ、若い。この年代に心残りが起きないようやりたい事をやるのが一番良い。

70歳の声を聞く頃には、体の衰えが肌で感じられ、これはちょっとまずいと思い始める。多くの70歳代のシニアは健康を意識してスポーツセンターで筋トレを始める。スポーツセンターには、60歳代のシニアよりも70歳代のシニアの人数が多い感じがする。

運動習慣が身についているシニアならば、70歳になっても体の衰えはそれほど感じないだろう。何歳になっても人生を楽しむには「体が資本」になる。

結論

60歳になったら3つの事をやる。(1)体を鍛える運動習慣を身につける、(2)お金を稼ぐ仕組みを作る、(3)自宅以外に自分の居場所を作る。60歳代は新しい挑戦が出来る。体力も気力もある。今やりたいことがあるならば、躊躇せずにやり始めることである。身体の老化と寿命は確実に進んで行く。