高額なスマホをシニアが買う理由は何処に?

65歳のシニアの感覚としてApple新製品iPhoneの販売価格が10万円を越えているのに驚く。今使っているASUS製のChromebookでさえ5万円ぐらいだ。ノートパソコンの価格を越えている。パソコン時代を経験している私にとってスマホが10万円台になることが信じられない。

パソコンを使っていないでスマホから入った若者は、スマホの価格をそのまま受け入れてしまうだろう。「ああ、スマホの値段は10万円ぐらいなんだ!」と。パソコンとスマホの領域が重なってきている。小回りがきいて利便性が高いスマホは、徐々にシニア世代に広がっている。特にシニア女性はLINEアプリを通じてシニア男性以上に広がっている。

格安スマホの価格にも幅がある。安かろう悪かろうのスマホ価格は、1万5000円以上から販売されている。最低限の機能で完全に使い捨て用だ。スマホ初心者の入門機器として良いだろう。インターネットの世界にアクセスしやすくなる。

私の知人は5万円以上のスマホを購入した。あまりにも高いと私は思っているのだが、何故なんだろうか。

シニアがスマホを購入する時の動機はどこにあるのか?

スマホを機能で購入するシニアは、スマホに詳しい高齢者だろう。自分が使いたい用途が分かっている。広範囲にいつもスマホを使用したい人である。多くのシニアは、(1)価格、(2)通信キャリア販売店のお勧め、(3)知人、友人、家族が使っている製品を求める。

価格でスマホを購入するシニア

家電製品を買うようにスマホを購入するシニアは出来るだけ安くスマホを買いたいと思っている。そのために安く買う方法を探す。私もその様はシニアである。ドコモ、ソフトバンク、AUなどの正規の通信キャリアでスマホを買うとすごくコストがかかる。その事実を知らないシニアがほとんど。そのため、販売員に高い製品を勧められて購入してしまう。

それが分かっているシニアはSIMフリーのスマホと格安SIMを別々に買う。私は価格と通信環境の視点でUQモバイルのスマホ製品とSIMを購入しようと思っている。現在使っているSIMの2年契約が来年の8月に切れるのでそのときに新しいスマホとキャリアに切り替える。

格安SIMを販売している通信企業(LINEモバイル、UQモバイル、IIJmio(みおふぉん)、mineo(マイネオ)、イオンモバイル、Yモバイル)でスマホとSIMをセットで購入するとスマホ製品の価格が非常に安く手に入る。そのメリットを知っているシニアは格安SIM業者でスマホを購入する。

通信キャリア販売店のお勧めで購入するシニア

ドコモ、AU、ソフトバンクなどの3大携帯キャリアはテレビCMで広く知られている。いつも、最新スマホ製品を先を争って提供している。スマホビジネスについて知識が少ないシニアは真っ先にドコモ、AU、ソフトバンクなどの3大携帯キャリアのいずれかの販売店に行く。

販売店に行くと販売スタッフがスマホを知らないシニアを出来るだけ高い製品と通信オプションを売り込んでくる。スマホビジネスに無知なシニアは販売スタッフのお勧めに乗ってしまう。

知人、友人、家族が使っている同じ製品を購入するシニア

スマホを購入して使うシニアは知人、友人、家族が使っているから私も使ってみたいという動機が潜在的にある。特に友人がスマホを使っていて、「お前もスマホを使ってみたら」と誘ってくるとその気になるシニアが多い。分からなくなったら、友人に聞けば良いという安心感があるからだ。

そんな考えでスマホを購入するシニアは友人と同じモデルのスマホを買いたがる。未経験の製品を試す時、知人や友人が使っていると買いやすい。その上、使う用途が友人との通信や地図案内、お天気などであれば友人と同じモデルで十分と考える。

そんなシニアは通信キャリア、価格、機能などで製品を選ばない。友人と同じ製品で同じキャリアを選ぶ。

結論

人間は面白いものでスマホの機能や価格に左右されない購入動機がある。友人が使っているスマホと同じものを購入する。同じスマホであれば、困ったときに友人に聞くことが出来るからだ。そんな単純な動機で値段も機能も無視してスマホを買ってしまう。それがシニアのスマホの購入動機になる。