シニアになると自然と自分の健康に意識が行く。意識が行くが、健康的な生活を始めるにはどうしたら良いかが分からない。今までの生活習慣が正しいのかも分からない。人間ドックを受けると悪いところだけ指摘されるが、何をすれば健康になれるかを具体的に教えてくれない。
3つのポイント
自分の健康を意識するには、定期的に自分の体を観察する事から始める。
ポイント1: 日々の体重を測る
急激な体重の増減は、体に何か大きな変化が発生している証拠である。体重は、朝と夜では重さが1キロから2キロぐらいの範囲で違う場合が多い。私の場合は、朝75キロで夜76キロぐらいになる。日々の体重の変動を認識していると異常な体重の増減が直ぐに分かる。
ポイント2: 日々の血圧を測る
個人差はあるが、血圧が標準範囲にないシニアは原則、朝と夜に血圧を測る事になる。体重の増減と同じように異常な変動が血圧である場合は、直ぐに医者に連絡を取る事になる。動脈硬化の症状が起きて異常が数値になって現われるからだ。
ポイント3: 尿の色、便の色、形、太さ、臭いを見る
食べたもの、飲んだものが排出される時に異常があるか、ないかを自分で確認する習慣が必要になる。健康な人の新鮮な尿は、淡い黄色をしている。詳しくはこちらのページを参照すると良い。健康な便は、色、太さ、臭いなどで分かる。視覚的によく分かるのは、便が黄色から黄土色であるかないかだ。嗅覚的には、臭いおならであるかないかで状況がある程度分かる。便の状態も健康状態を表す。下痢便なのか、堅い便なのか、細い便なのかなどだ。詳しくはこちらのページが参考になる。
後は、個々人の持病を観察する事だ。睡眠時間や熟睡度などは、自覚できる。体の疲れが朝起きた時に残っているか、回復できていないかも分かるはずだ。
シニアにとって身体の異常を感じたら、直ぐに医者に診てもらう事が鉄則である。早期発見、早期治療だからだ。
身体に異常がないかを確認した後は、健康を維持するには何をしたら良いかを認識して実行する事だ。私の事例にするならば、週1回筋肉トレーニングをスポーツセンターで行っている。筋肉を鍛えると成長ホルモンの分泌が増えて、免疫力が向上するからだ。
夜寝る前は、腰痛運動をしてヒップ、足、腰の筋肉の血行を良くする。疲労回復のビタミンB1などのビタミン剤を飲んで寝る。
夕食には、出来るだけ納豆を加えて食べている。腸内フローラを改善するためだ。シニアになるとタンパク質を意識的に取る必要がある。タンパク質は、魚、肉、豆類から取るようにしている。筋肉運動をするとお腹がすくのでタンパク質が多く取れる食べ物を意識する。
食べる人は、多くのエネルギーの元を体に取り込める。それが栄養のバランスが良い食べ物ならばだが。栄養のバランスが偏った食事は健康を逆に害する。