高齢者が自動車の運転で不安を感じたらやるべき3つの事

高齢者ドライバーの自動車事故が増えてきている。目立つのは、70歳代や80歳代の老人による自動車事故だ。アクセルとブレーキの踏み違いやセンターラインオーバーによる正面衝突などが多い。運転感覚が知らないうちに鈍くなってきていることを自覚していないで自動車を運転している老人が多い。自覚をしていても自動車の運転を止められない事情がある老人も多い。

60歳代の私でも自動車を運転する時は、3つの事を意識して運転している。

シニアの危機管理:自動車は動く武器である

私の右目は緑内障にやられている。視野の一部が見えていない。左目がまだ問題ないので右目の視野をカバーできている。それでも、運転する上で不自由を感じるときがある。

最近の自動車事故のニュースを聞いて自分の運転方法を以前よりも注意して運転している。注意している3つの事がある。

1.車間距離を少し多めに取っている

車間距離を少し多めに取っていると前の自動車が事故を起こしても対応できる時間を稼げる。急ブレーキをしても、直ぐにはぶつからない距離が確保できる。シニアは、素早く対応する敏捷性が衰えるのでアクションを起こすための予備時間が求められる。車間距離を少し多めに取ることで予期せぬ事故に対応できる。

2.狭い道路や人通りが多い道では意識してゆっくり走る

後ろの自動車がクラクションを鳴らしても無視して安全運転を優先する。子供や老人が歩いているときは、挙動を見ながらゆっくりと追い越す。人間優先の意識で自動車の安全運転をする。少し位渋滞しても無視して事故を起こさないように細心の注意をする。

3.老人ドライバーの自動車に気を付ける

高齢者が自動車を運転しているのが分かったら、その自動車から距離を置く。後ろは走らない。自動車の流れにあっていない運転をしている自動車は、高齢者が運転している場合が多い。出来るだけ、近づかないのが自分の身の安全を確保しやすい。

私自身もシニアドライバーと思われるので無理な運転はしない。眠気が強い時はサービスエリアで仮眠を15分から30分ぐらいすることにしている。仮眠すると頭がすっきりするからだ。眠い時はコーヒーを飲んでもほとんど効かない仮眠が一番効果がある

歳を取ると信号機の読み取りや気づきが遅れる。それに伴い判断も遅れる。黄色の時に自動車を止める習慣を身に付ける。無理をして黄色の信号で自動車を走らせない。今までは黄色の信号で走り過ぎていた。今は、その習慣を止めることに努めている。

上記の3つの事は当たり前の事であるが、私たちは当たり前の事が出来ていない場合が多い。多くの自動車事故は、運転する高齢者の意識の持ち方で予防できると思っている。