62歳のシニアが感じる時代の変化

20歳代の若者たちは、パソコンよりもスマートフォンを使う。それが日常のようだ。10年前では、スマートフォンよりもノートパソコンであった。スマートフォンは、パソコンを飲み込む勢いで私達の生活に浸透している。特に若者たちは、LINE(ライン)というリアルタイムのショートメッセージアプリを使って特定の仲間たちとコミュニケーションを取っている。

62歳の私は、年齢の割にはIT環境に慣れているがノートパソコンが主流でスマートフォンはその次である。仕事で使う道具が、ノートパソコンであるためかもしれない。普通の62歳は、ノートパソコンやスマートフォンではなく、ガラケイ(携帯電話)ではないか。

時代は、変化している。それも大きな変化だ。

外に出るシニアたち

シニア、高齢者、老人夫婦という区分に分類される年寄りを町中で見かける機会が多くなったというよりは、日常の風景になっている。定年退職後、引退後、時間がある。自宅にいられない人は、外に出るしかない。公園に行く人もいるが、人寂しい。どうしても街中に出て行く。

元気なシニアが多くなったので出勤時間前、ランチ時間帯、帰宅時間帯を除きカフェには元気なシニアが暇をつぶしている。男性シニアは、カフェ(ドトール、シャノーアール、プロント、スターバックスなど)で席を温めている。シニア女性は、デパートだ。

街中には、シニアの暇つぶしを手助けする環境がある。

健康意識が強いシニアは、午前中、近くのスポーツセンターに行き、軽い筋トレ体操教室や健康体操教室に出席する。スポーツセンターが65歳以上の高齢者の社交場になっている。この変化は、この数年の出来事だ。10年前にはあり得なかった。

介護施設にも新しい流れが生まれている。今までの老人ホームや介護施設は、内に閉じこもって老人同士が触れ合う活動が多かった。今は、どんどん外に出ていくプログラムが施行されている。近くのレストランやカフェでランチをしたり、お茶とケーキを食べたりする。所謂、老人たちのための「お食事会」である。

外に出て普通の人と同じ生活を体験させる事を奨励しているようだ。介護ヘルパーと協力的なレストランやカフェの支援があるから出来るのだが。以前は、老人たちを社会の片隅に追いやって目に触れないような風潮があった。今は、普通の人たちと同じような生活を送れるように介護環境が変わって来ている。

大きな社会の変化があるが、未だに変わっていないこともある。

高齢者の居場所だ!

自宅以外に気楽に立ち寄れてお喋り相手や遊びができる場所だ。あそこに行けば、何か面白い事が楽しめるという高齢者向けの居場所だ。共通の居場所がないために高齢者は孤立してしまう。公園で一人静かにベンチに座っている老人。図書館で居眠りをしている高齢者。デパートの休憩場所。カフェ。お一人様と言った感じだ。

今後、増々シニア人口が増えていくのでシニア向けにサービスも期待できるだろう。テレビ朝日では、お昼時間帯にシニア向け番組「やすらぎの郷」という番組を打ち出した。他局もテレビ朝日の「やすらぎの郷」の反響を見ながら右へ倣えになるのではないか。

テレビのCMも若者向けのゲームアプリのプロモーションが多いが、この数年の内にCMも高齢者向けに偏り始めるだろう。高齢者市場がまだまだ未開拓な状態にあるからだ。例えば、高齢者宅向け介護アシスタントロボットや器具だ。

パナソニックは、先日、シニア向けの電動アシスト自転車を販売した。シニアでも乗りやすい電動アシスト自転車だ。今までの電動アシスト自転車は、子供を載せる若い母親向けが中心であった。シニアの自動車免許証の返納が増えるのを見込んで自動車に代わる乗り物として電動アシスト自転車を広めようとしている。