60歳から64歳までの生活と65歳からの老後生活では何が違うのか。現在、64歳の私はまだ65歳からの老後生活を知らないし、分からない。60歳以降の人生は、人によって様々になるということは分かっている。こんな生活でないと困るという理由もない。全ては、「65歳になったらどのような老後を過ごしたいかを計画する」しかない。
65歳以降の生活プランがあると自分の人生の羅針盤が作れる。羅針盤がある生活とない生活では、生きがいと楽しみで相当の違いが出るのではないか。私はそう思う。
65歳からの老後の生活設計
65歳は、年金受給の年齢になる。年金を受け取られるシニアは、ある程度の経済的補償を国から受けられる。その意味合いで先の人生の羅針盤を安心して作りやすい。私は、こんなキャッシュフローの仕組みを作っている。
- 年金(64歳であるので厚生年金の一部のみ)
- 貯蓄
- ビジネス(ここに重点を置いた老後の生活計画)
- 株や投資信託での運用(保守的な運用)
65歳のシニアが70歳になると確実に体の衰えを感じ始める。今までに経験した事が無い病気になったりする。老化現象が表面化してくる。老人性シミが手の甲や顔に出てくる。筋肉のこわばりが足や腕、そして、指に出てきたりする。寝ている時や朝起きる時に足がつる回数が増える。体のバランス感覚が鈍くなり、よろける事が増える。
体は確実に老化して行くという前提で自分の老後をどの様に過ごしたいかを夢見てみる事が重要である。
私の年代のシニアは、3つの事を意識し始める。
- 健康寿命を延ばしたい
- 老後の生活資金の稼ぎ方
- 一人になった時の生活をどの様に楽しむか
B2Bでビジネスをしているが、この形態でビジネスが継続できるのは70~75歳頃までと思っている。
でも、
私は75歳以降も別な形態で別ビジネスを展開しようとしている。私の人生からビジネスの時間を取り除くと暇な時間が有り過ぎてつまらない人生を送るのが分かっているからだ。
<65歳からの生活設計>
・65歳から70歳までは、体の衰えがあるにしても普通の生活は出来るはず。この5年間は、やり残したことをやり切る時間である。
・70歳から75歳までは、健康寿命を延ばす事を意識した生活をする。老いてきた体を毎日動かす仕組みを生活のリズムに取り入れる。
・75歳から80歳までは、バランスの取れた美味しい食べ物と運動習慣を身に付けて残りの人生を社会に還元する活動をする
・80歳以降は、待ちの姿勢ではなく攻めの姿勢で自分が出来る事をやる
私の生活設計は、5年間隔で体の衰えを考慮にいれながらやりたい事をやって行く。細かい事は人それぞれ違うので大きな人生の羅針盤を考えておくことだ。
私の義父は、93歳で一人暮らしをしている。かかりつけ医からは、好きな物を食べて好きな事をして生活して下さいと言われている。彼は、お酒が好きだ。食べる事も好きだ。93歳にしては食べる量が多い。長寿は、食べる事が好きでないと始まらない。十分な生命エネルギーは、口に入れる物が十分でないと生まれないと思うからだ。
私自身、何歳まで生きられるか分からないが、誰もが望むピンピンコロで行きたい。