男性は女性よりも早く他界する。残された妻たちは、夫が先に他界すると経済的に困窮する人が増える。夫が残してくれた財産が少なければ、その負担が妻に行く。自分の金融資産は、子どもたちのためではなく妻に残すのが筋である。私の世代、60歳代、の妻たちは、専業主婦がほとんどだろう。生活は夫の給与に100%依存している。
そんな事を頭の中で意識し始めている63歳の夫である。私亡き後の妻の老後を考えると今何をすべきかが見えてくる。
長生きをして、働き続け、収入を得る!
妻の老後を真剣に考えている夫ならば、自分が他界した時にできるだけ多くのお金を妻の老後のために残しておくべきだ。それを可能にするためには、(1)長生きをして年金を受給続けること、(2)生涯現役で働き続け、収入を得る。これだけだ。
妻が受け取る年金だけでは生活が出来ない。夫が亡くなって遺族年金を受け取っても生活する上ではお金が足りない。どうしても妻たちは、貯蓄を取り崩して生活をするしか無い。貯蓄が十分あれば安心だが、誰もがそのような状態ではないのは確かだ。
夫たちは、妻の老後のために健康を維持して働き続けるしか妻の老後を助けることが出来ない。この事実を忘れてはならない!
- 夫の年金は、夫が生きている限り自動的に頂ける。これを失うのは妻にとって生活費を失うに等しい。
- 夫を生涯現役で働かせれば、毎月の収入で貯蓄にお金を回せる。夫が働いている期間が長ければ長いほど妻にあげる金融資産を増やせる。
妻にとって夫の健康は一番大事だ。夫さえ生き続けて、働き続けてくれれば、自分の老後の生活不安は和らいで行くからだ。自営業をしている私は、生涯現役で働く予定だ。その意志はある。今から20年働き続ければ、83歳になる。この20年の間に稼いだお金を妻の老後資金にすれば、安心して他界できる。
お互い長生きをして90歳近い年齢になれば、もう、お金を心配することがなくなる。いつ他界しても心配しない年令になる。老人ホームに入居しても入居している期間は短いだろう。長くても10年以内だ。老人ホームの費用も10年分あればなんとかなる。長生きして働き続ければ、これが可能になる。
妻は夫以上に経済的な基盤がない。夫は、妻の老後を心配する必要がある。夫は健康を気遣い、妻のために働き続けることだ。それが妻の老後を助けることになる。
この記事「妻の老後を豊かにさせる方法」のポイントは、
- 男性は女性よりも早く他界する。残された妻たちは、夫が先に他界すると経済的に困窮する人が増える。
- 妻の老後を真剣に考えている夫ならば、自分が他界した時にできるだけ多くのお金を妻の老後のために残しておくべきだ。それを可能にするためには、(1)長生きをして年金を受給続けること、(2)生涯現役で働き続け、収入を得る。これだけだ。