高齢者が都市に引っ越し、老人の人口増加が将来の問題を生む

郊外で一軒家生活をしてきた65歳以上の高齢者たちが都会の利便性を求めてマンション住まいを都会で始めている。東京都の高齢者人口が過去最高を更新したという。2018年9月15日現在の東京都内に住む65歳以上の高齢者は307万8000人。昨年よりも2万6000人増加した。他県では、人口が減少している。東京都で人口増加が続いている。

若い人たちは、職を求めて東京に集まってくる。高齢者たちは、生活の利便性を求めて東京にやってくる。

高齢者は都会に定着し、若者たちは広い生活スペースと自然を求めて東京圏外に出て行く!

年金暮らしをしている高齢者たちが、もし、所得税や住民税などを支払う事が出来ないならばその負担は若い住民たちに行く。若い人たちが都会から広い生活スペースを求めて郊外に出て行くと都会に残るのは定住した老人だけになる。都会に若者を引き付ける職が生まれる限り若者たちは都会にやってくる。

もし、

都会での就職が難しい状態または労働環境に大きな変化が起きたら、都会での社会負担が急激に膨れ上がる。少子高齢化現象が地方から都会に広がる。今、政府は働き方改革でリモートワーク、テレワークなどを推し進めている。都会に通勤せずに住居近くのリモートオフィスで仕事をする、または、住居で仕事をする働き方になる。

子育てがやりやすい環境がある郊外や地方に若者たちが移動し始めると都会は働いていない老人たち集団になる。そんな想像を私はしている。若者たちは子供が出来ると生活環境を変える。住居費が高い賃貸住宅から郊外の家賃が安く広い賃貸住宅に移る。企業は、そんな子育て家族の社員に働き方の選択を提供し始めている。

生活コストが高い都会で仕事をせずに生活コストが安い地方や郊外で仕事が出来る労働環境が給与が増えない若い家族たちにとって魅力となる。

郊外から都会に引っ越してきた高齢者たちと入れ替えに若い家族が郊外に移って行く。20世紀では、高齢者たちは郊外の一軒家に定住していた。21世紀では、郊外から都会だ。少子高齢化社会が顕著になり始めたら電車、バス、タクシーなどの公共交通機関がある都会に老人たちの目が行き始めた。生活の利便性という点で都会は老人たちにメリットを与える。

ただ、 

自動車の技術革新で自動運転の自動車が当たり前のように社会生活の一部となれば、高齢者が都会に引っ越すニーズも薄れるかもしれない。買い物難民は、老齢で足を失う老人に起きる。移動する足が技術革新で今以上に楽に提供される環境が出来れば、生活コストが低い郊外や田舎で老人たちは生き易くなる。

私たち夫婦は、横浜に定住することで今の住居を構えた。家内は、もし、私が先に他界したら横浜から東京に引っ越すことを考えている。文化的な刺激が東京に多いためだという。東京育ちで歩かないと静岡の田舎育ちの私では、生活感覚が違うのは当たり前だ。

私は思う。どこに住むにしても自分が選んだ場所で生活をするしかない。大きな変化があらゆる面で起きている現代でこれだという事は無い。その人の価値観で自分が最後まで生活をする場所で生涯を閉じる。都会であろうと田舎であろうと関係ない。

この記事「高齢者が都市に引っ越し、老人の人口増加が将来の問題を生む」のポイントは、

  • 郊外で一軒家生活をしてきた65歳以上の高齢者たちが都会の利便性を求めてマンション住まいを都会で始めている。
  • 2018年9月15日現在の東京都内に住む65歳以上の高齢者は307万8000人。昨年よりも2万6000人増加した。他県では、人口が減少している。東京都で人口増加が続いている。
  • 子育てがやりやすい環境がある郊外や地方に若者たちが移動し始めると都会は働いていない老人たち集団になる。