最近気が付くことがある。階段を上がる時に足に力を入れるのだが、膝の関節に負担がかかる。その時、違和感を覚える。関節には何も問題がない。力を入れて階段を上がる時にしかその違和感が起きない。60歳を過ぎて階段の上り下りの運動をやり始めてからだ。以前は、そんな意識も感覚もなかった。
歳を取ると体の筋肉や関節が弱くなると言われる。老化現象としてこの違和感を受け入れるしか無い。そんな感じがする。63歳になって健康を維持するために生活習慣を変えている。その一つの行動が、エスカレーターやエレベーターを使わないで階段を使うということだ。特に、駅の階段は必ず上がり下りしている。それも、一段飛びで階段を上がっている。
お陰でビルの階段を5階まで一段飛びで苦労なく上がれるようになった。8階までならば、何とか一段飛びで上がれる。
老化で体の一部機能の低下
日頃感じる自分の老化現象は、バランス感覚の低下が顕著だ。ちょっとバランスを崩すとよろける。よろけることが多く感じ始めた。バランス感覚の低下は、片足で靴下をよろけないで履けるかどうかで分かるという。バランス感覚を鍛える運動をする前は、片足立ちで靴下を履くことが出来なかった。今は、問題なく片足立ちで靴下を履けるようになっている。
バランス感覚は、鍛えられる。私はこんなトレーニングをしている。朝起きた時に洗面所で歯磨きをする。歯磨きをする時に必ず片足立ちで歯を磨く。バランスが崩れて足が床についたら、足を代えてまた片足立ちで歯を磨く。毎朝、歯を磨くので片足立ちのトレーニングが自然に出来るようになる。
バランス感覚は、知らないうちに年齢とともに落ちてくる。その老化に気が付いて対策を始めれば、バランス感覚は取り戻せる。それをそのままの状態にしておくと普通の生活で支障が出始める。改善できる老化と改善が難しい老化がある。
(1)体力の低下、(2)足腰の筋力の低下、(3)バランス感覚の低下、(4)体の柔軟性の低下、(5)心肺機能の低下などは、定期的な運動習慣で改善ができる。高齢者は、普通の生活で1から5までの老化現象を感じる。70歳から80歳になるまでにその老化の程度が酷くなる。筋力の低下に伴いバランス感覚も悪くなる。特に、足腰の筋力が弱体化するとよろける体を支えて元に戻すことが難しくなる。
肉体の老化現象は、誰でもが体験する。老化は、避けることが出来ない。ただ、ただ、その現実を受け入れて自分の生活に取り込んで適応するしか無い。改善できる老化は改善する努力をして、改善が難しい現象はそれを受け入れて精神的に適応する。
階段を上がる時の膝の違和感は、今後どうなるか分からないが膝の周りにある筋肉を鍛えることでその違和感を改善できるのではないかと思っている。普通の歩く上では何も問題がないので負荷がかかる時だけが問題だ。
今まで体の関節部分に違和感を覚えたことが何度もある。両肘の関節周辺の筋肉が痛む現象が数カ月続いた。その状態を改善するためにダンベルを使ったカール運動をしたら、改善した。その後、自然に治癒してしまった。この膝の違和感も自然治癒力で治る可能性がある。
老化現象を諦めるのではなく、前向きに改善できる方法を探し、努力することだ。それしか無いと私は思っている。それもしないシニアは、老化を改善する機会を失う。意識した初期段階に前向きに対処すれば、何とか改善ができる。やるか、やらないかで結果も違う。
この記事「老化を受け入れて前向きに対処するには?」のポイントは、
- 歳を取ると体の筋肉や関節が弱くなると言われる。老化現象としてこの違和感を受け入れるしか無い。そんな感じがする。
- バランス感覚は、知らないうちに年齢とともに落ちてくる。その老化に気が付いて対策を始めれば、バランス感覚は取り戻せる。
- (1)体力の低下、(2)足腰の筋力の低下、(3)バランス感覚の低下、(4)体の柔軟性の低下、(5)心肺機能の低下などは、定期的な運動習慣で改善ができる。