65歳になり、自分の寿命を考えている。80歳まで生きられることを願いながら夫婦の生活をダウンサイジングする方向で舵を切り始めた。自分ができる範囲で何ができるかを考える。昔から私の所有物は少ないのでダウンサイジングするのは簡単だと思っていたが、マンションに住み始めて27年も経過すると知らないうちに使わない物が累積した。
子供の部屋はすでに物置のような状態になっている。殆どの物は独立した子供の物が多いのだが、知らないうちに私達夫婦の物が増え始めた。マンションの部屋には、収納するスペースが限られているため空いている部屋のスペースがどうしても物置化する。
自分の所有物を少なくする為にはまず何をする?
私の所有物は大きく分けて3つに分類される。
- 仕事関連の器具や書類
- 洋服や靴
- 旅行かばんと書籍
パソコンが8台、プリンター1台、Google Home、Google Wi-Fiなど。仕事で使っているパソコンは3台ぐらいしかない。残りの5台は、寝ているときが多い。細かな周辺機器類も雑多にある。多くは使われていない。今後の仕事から推測しても、これから使うという感じがしないものばかりである。
いつも使っている頭に浮かぶ物をリスト
- 仕事関連で使うノートパソコンは3台である。バックアップパソコンとして1台、経理専用で使うパソコンが1台。残りの3台は特別な用途別に置かれている。
- リュックが4つ。仕事で使うリュック2つ。スポーツジム専用のリュックが1つ。カジュアルな外出で使用するリュックが1つ。
- アンドロイドOSの8インチタブレット1台、10インチiPad1台。
- 靴(革靴5足、スポーツシューズ4足)
- マイボトル4つ(用途別にマイボトルを使っている)
平日の大部分は、この5つでカバーされている。いつも使っている物と使っていない物を識別する上で参考になる。ダウンサイジングするには、使っている物で余分と思われる物を見つけて処分する事と使っていない物で今後も使わない、使わなくなるものを処分するしかない。
将来、仕事を辞めれば今使っている物も必要なくなる。老いて来る過程でどんどん使う機会がなくなる物が増えて行く。
1年以上使っていない物をリスト
- 本棚に置かれている書籍
- 2度と見ない仕事関連の資料や書類
- 古い洋服類
本と仕事の書類は使われずに置かれている。本棚に詰まっている本の99.9%は二度と読まない本である。過去の遺物的に本棚に飾られている。仕事で生まれる書類や資料は整理されずに万が一必要になるかもしれないという思いで残されている。
古い洋服は、タンスの下に埋まっている。これもいつか着るかもしれないという思いで残されている。洋服は着ないと消耗しないので捨てられない。着るかもしれないという思いを断ち切って捨てるしかない。
使い潰しができるものをリスト
- スーツ
- シャツ
- ジーンズ
- ネクタイ
- 革靴とスポーツシューズ
- ジャケットとスラックス
個人事業主で仕事をしているとスーツを着て毎日出かけるという機会が少なくなる。スーツは秋から冬にかけて活躍するのだが、長持ちをするので捨てられない。
ワイシャツ類は、夏を除いて着る機会が多いので消耗する。それでも1年から1年半ぐらい持つ。
ジーンズは、古くなるほど価値が出る感じがするが、妻の目からは年齢的にもう古いジーンズはみすぼらしく見えると言われる。
ネクタイも長持ちする。スーツと同じで活躍する機会が秋から冬しかない。
革靴は、踵のゴムを替えれば3年から5年ぐらい履けてしまう。踵の部分を取り替えられない靴は2年ぐらいで処分できる。
ジャケットとスラックスも長持ちする。スラックスは春と夏、秋と冬でオールシーズン使える。ジャケットは、秋から春まで。いづれも靴ほど早く消耗しない。
仕事を辞める年齢までにこれらの消耗品を使い潰したい。
結論:新しいものを買わないで有る物だけで生活をする
物を増やさないようにする一番のポイントは、新しく買い換えないで有る物だけで過ごす工夫と習慣を身につけることである。衣食住はすでに満たされているシニアが多い。老いて来て活動範囲が狭くなると今まで使っていた物を使わなくなる。
パソコン類などは、仕事を辞めたら8台から2台で済む。仕事でどうしても新しいパソコンが必要にならない限り情報機器はダウンサイジングの対象になる。
靴下や下着も1年以上使ったら処分すべきかもしれない。毎日使うものだから消耗する。老後の生活は、有る物だけで生活をすることが鉄則になる。