両親の介護負担をどう考えるのか?

義父の介護の世話をしているとその負担が大きい事に気が付く。夫婦二人で週1回義父の自宅に1泊2日から2泊3日滞在して身の回りの世話をしている。家内も私もやるべき仕事があるので仕事やプライベートライフを犠牲にしている。介護は自分の時間と労力を犠牲にする。

私たち夫婦のどちらかが介護される年齢や体になったら同じことが息子夫婦に行くことになる。介護される年齢は必ずやってくる。その年齢が75歳前なのか、それ以降の年齢になるかで息子夫婦の負担は変わる

今の健康状態が未来永劫に続くと思いがちだが、健康寿命には限度がある。その限度までにやりたい事をやっておく。同時に自分たちの健康寿命を延ばす努力をすることしかない。

元気でいられる時間は限られているという事実

当たり前の話だが、運命は人それぞれ違う。今元気でいる人も明日突然死する場合がある。未来は予測不能だ。一番確かな事は、「今を思いっきり楽しむ!」しかない。それが出来る年齢が75歳までだろうと思っているシニアが多い。

私の年齢64歳のシニア世代は、もうすでに両親の介護に悩んでいるのではないだろうか。私の両親は既に他界しているが、家内の両親は介護を必要としている。義母は、老健でリハビリ生活を続けている。最終的には、特別養護老人ホームでの生活になる。

残る義父は、年齢がすでに93歳。今は、私たち夫婦のお世話(週1回)で普通の生活を送っている。これが出来なくなる時が必ず来る。その時、同居は出来ないと義父には言っている。そのため、義父のための介護付き有料老人ホームの下準備をしている。資料集めだ。

義父はこれと言った病気はないが、足の筋肉の衰えで歩くのが徐々に不自由になってきている。93歳で一人生活が出来ていること事態、驚きなのだが。顔を見るととても93歳には見えないほど若い。顔が枯れていないのだ。医者からも10年若い顔をしていると言われる。

彼が困っているのは足の衰えだけだ。自分なりに足の筋肉を鍛えるステップ運動を毎日している。自宅の階段の上がり降りもしている。それなりに意識して足の筋肉を鍛えているが、老いのスピードが速いのかもしれない。外出することがほとんどない。生活範囲は、自宅の1階と2階だけだ。

義父の健康寿命は、今のところ93歳だ。今後どうなるか分からない。一応、一人生活が出来ている。要介護支援1の認定だが、介護サービスは使っていない。普通の生活をしている。 今は、私たち夫婦が週1回程度の身の回りの世話をしているが、93歳でここまで出来るのは驚きである。

義父は、ある意味で私たち夫婦の理想である。健康寿命を93歳まで維持できている。義父の介護支援は、義母が介護ベッド生活になった昨年の12月から始まった。その時は、義母と父の二人の介護支援であった。今は、義父一人の身の回りの世話だけで終わっている。

義父の寿命が100歳まであるかどうかは分からないが、生きていられる時間は私たちよりも短いだろう。介護の世話の負担が酷くなる前に他界する可能性はある。私たち夫婦もそんな感じで人生を終われるならばうれしい!健康寿命を伸ばすことで息子夫婦への負担も軽減できる。介護で発生するお金も少なくなる。

元気でいるうちに、体が自由に動かせるうちに、やりたい事をやる。私たち夫婦はまだ若い。75歳まで10年以上ある。この10年間を健康寿命を延ばす生活習慣作りに費やし、夫婦で一緒にいられる生活を楽しみたい。