私を含めて多くの労働者は、生活費を稼ぎ残ったお金で余暇を楽しむライフスタイルを追求している。このライフスタイルは、70歳になる頃には通用しなくなる。体がくたびれてきて肉体労働が大変になり年金だけの収入になるからだ。本来ならば、70歳になる前までに「生活費を稼ぐために働く」という生活にピリオドを打たねばならない。
子供が巣立ちして独立したシニア夫婦は、皆「老後資金を貯める」というスローガンでお金を稼ぎ始める、または、節約し始める。 働けなくなっと時に貯めた貯蓄を切り崩し年金と合わせて生活費に当てるのだ。多くのシニアはこの方向で自分たちの老後を考えている。
年金+アルファの収入で日常生活が回れば、生活費のために働く生活を止められる!
+アルファの収入をどこから捻出するか?
月額の収入がどれぐらいあれば、不便のない生活が出来るかを決める。突発的な出費は貯蓄で補うという前提だ。シニア夫婦二人で借金がない生活を送っているならば、月額30万円ぐらいの収入が年金を含めてあれば生活費で困ることはないと私は見ている。個人差はあるが、普通の生活で食べるのに困らないという生活だ。
月額30万円の収入から年金額を差し引いた金額を毎月自動的に稼ぎ出す仕組みを自分で作ることが命題である。仮に年金だけで月額20万円あれば、後の10万円を稼ぎ出す仕組みを作ればよいだけだ。
考えられる方法
- 余裕資産の運用益で10万円を毎月稼ぎ出す(資金の運用スキルに長けているシニア)
- ネット起業(サービスビジネス:自分の得意なスキルをサービスとして提供する)
- ネット物販(自分で作った製品をネット販売する)
- 年齢制限がない企業を見つけて働く
- 営業に役立つ人脈がある人は法人向けに顧問サービスを提供する
- シニア向け便利屋サービス(提供するサービスを自分ができる範囲にするのがコツ)
- 集客サイトを作って広告収益を稼ぐ(時間があるシニア向け)
- 近所でアルバイトやパートの仕事をする
自営業者であれば、そのビジネスをいつまで続けられるかで決まる。続けられなくなったあとで何をするかを見つければよいだけだ。既に資産を作り出したシニアは、その資産を食い潰せば良い。
お金を稼ぎ続ける第一条件は、健康な体。健康な体をどのように維持していけるか今から対策を取るべきだ。その上でプラスアルファの収益を稼ぐ工夫をする。
シニア市場を観察して新しいニーズを嗅ぎつけることでシニアのためのシニアビジネスを作り出せる。若者には出来ないシニアらしいビジネスが生まれる可能性が大きい。例えば、こんなシニア向けサービスが可能である。シニア男性の問題を解決する。
孤独なシニアに新しい友人や知人を紹介するサービス
シニア男性は、女性以上に閉じこもりやすい。新しい友人を作るのが下手だ。孤独な老人に新しい知人や友人を紹介するサービスなんかがあると助かるシニア男性が多いはずだ。男性は女性ほど気楽に話しかけることが心理的に出来ない。私自身そうであるからだ。
ただ、
同じ趣味や価値観がある人を紹介されると話しやすい。気が合えば、また、会いましょうとなる。そのような出会いの機会を提供するシニア男性向けサービスが見当たらない。