医療費と老人ホームでお金がかからないようにする方法

多くのシニアが自分の老後に発生する医療費や老人ホームのお金を今から気にしている。

医療費は、健康を維持できていれば発生しない。老人ホームは、自分の世話ができていれば行く必要はない。当たり前なことであるが、このことを真剣に考えてアクションを取っていないシニアが多い。

老いてきても健康な生活をしている高齢者は多い。そんな高齢者は、毎日、体を動かし続ける生活のリズムを持っている。農業に従事している高齢者は、80歳以上になっても普通の生活が出来ている人が多い。足腰は、毎日の農作業で自然と鍛えられているからだ。都会の高齢者は、足腰を積極的に使わない隠居生活に入っているため身体が衰えている。

老後のお金を気にしているシニアは、お金を貯めるよりも衰えて行く体の健康に投資したほうがリターンが高い!

医療費と老人ホームでお金がかからないようにするには、自分の身体を健康にする生活習慣が重要な役割を果たす。

健康寿命を延ばす生活習慣に時間とお金を使う

kenko

 

健康はお金よりも勝る

私には、何千万円という貯蓄はない。貯蓄はないが、毎月のキャッシュフローはある。自分のビジネスで毎月お金を稼いでいるからだ。ビジネスを続けるためには健康が第一。体が資本!お金がたくさんあっても健康でなければ、お金を使って人生を楽しめない。お金は、健康な人が人生を楽しむために使う道具である。

普通の生活が出来ている貧乏な老人と介護ベッドの中で身動きもできず精神的に苦しい時間を過ごす大金持ちの老人のどちらが良いのか。

どちらが人生を楽しめるだろうか。健康であれば、お金を稼ぐコツさえ身につければ貧乏であってもお金は何とか稼げる。健康を害してしまうと普通の生活ができなくなり、お金がたくさんあっても医療費だけにお金は行く。お金がたくさんあっても、人生を楽しむために使えない。

お金を貯めるだけに残りの人生を費やす生活はつまらない。普通の生活が出来る身体でないとお金を有効に使えない。健康な身体が老後の資産になるという事実を今から認識すべきだ。お金で健康は買えない。健康は必ずしもお金を必要としない。健康を維持する生活習慣さえ身につければ良いだけである。

老後のお金を気にしない生活

お金を気にしない生活ができるようになると人生観が変わってくる。 

今までの生活が絶えずお金を意識した生活であるため、お金が無いからあれやこれが買えないという制約の中で生活をしている。生活をする上でお金で困ることがなくなれば(食べていければそれで良いという人生観)、本当に自分が喜ぶ事に時間を使える。

普通の生活が出来る身体を持つ老人は、老後のお金で悩まなくなる。生きていく上で必要なお金を年金収入で賄えれば良いだけである。それが出来れば、好きな事をして生活が出来る。但し、普通の生活が出来る身体を維持していなければだめである。

体の老化現象が顕著化し始めるのは、70歳を越えてからが多い。老化現象には個人差がある。同じ年齢の老人でもこんな違いが生まれる。

  1. 体格(運動を定期的にしている、していないの違い)
  2. 目の輝き(仕事をしている、していないの違い)
  3. 体全体から来る印象(若く感じる、感じないの違い)
  4. 普通に外出ができる、出来ないの違い(体力がある、ないの違い)
  5. 普通の食事ができる、出来ないの違い(歯が健康な人、入れ歯の人の違い)

健康な身体を70歳以降も維持できれば、医療費が発生しない。生活も自宅で過ごせるので老人ホームに入居する心配もない。老人ホームに入居するには多額の入居金プラス生活費が発生する。貧乏人の老人は、そんなお金を払えない。

貧乏な老人が出来ることは、健康寿命をできるだけ延ばす努力をすることである。時間とお金を健康寿命を延ばす事に投資することでそれが出来る。

筋力を増やす運動習慣を生活に取り入れる

健康寿命=普通の生活が出来る身体である。自立して生活できる年齢を指す「健康寿命」は16年時点で女性は74.79歳、男性は72.14歳。(引用:日本経済新聞この健康寿命の年齢を見ると70歳代で多くの老人が普通の生活が出来なくなる事を示す。

普通の生活を維持する上で体力と筋力の低下が大きな原因になっている。自立して生活をするには、自由に身体を動かせる体力と筋力が求められる。体力と筋力を維持する定期的な運動を生活の中に取り入れて過ごしていれば、普通の生活を維持できる。

運動習慣を身につける

シニアが自分で運動習慣を身につけるのは少しハードルがある。私のお勧め方法は、近くのスポーツジムでトレーナーの指導を受けながら運動習慣を身につけることである。慣れないことをやるときは、誰かの助けが必須である。お金は、運動習慣を身につけるところに使う。

ある程度、身体が運動することに慣れてくれば運動習慣が身に付く。後は、トレーナーの指導がなしで自分で運動を継続するだけである。週に3回ぐらい定期的にジムに通いながら筋力と筋肉を体に付けて行く。1年間続ければ、筋トレの効果を身体で体感できるようになる。

シニアが筋トレをする時に注意すること

  1. 無理をしないで継続できる負荷で筋トレを続ける
  2. 水分補給を筋トレ中に絶やさない
  3. 筋肉痛がないと筋トレの効果がないと知るべし
  4. 準備運動と整理体操(ストレッチ運動)を必ず行う
  5. どのような筋トレを何回行ったかの記録ログを取る(体調と成長を数字でモニターできる)
  6. 筋トレ後の食事はタンパク質が多いものにする
  7. カルシウムとマグネシウムのサプリメントを筋トレ後の夜に取ることで足の筋肉の痙攣を防げる
  8. 筋肉痛以外の痛みが関節や身体にあるときは十分な休息を取る

身体は生きていく上での資本である。健康な身体を維持するには、衰えて行く身体を鍛えることで改善できる。65歳の私の身体は、30歳代の若者が出来ないことが出来るようになっている。長年筋トレをやり続けたおかげでフリーバーベルでベンチプレス93キロを挙げられる。懸垂も継続して10回出来るようになった。普通の65歳のシニア男性が出来ない筋力である。

結論

運動習慣を身につけるために時間とお金を投資をすれば、健康維持が出来て普通の生活を続けられる身体を持てる。その結果、医療費と老人ホームでお金がかからない生活が送れるようになる。