仕事が有るシニアと無いシニア、老後の生活(QOL)は変わる

65歳を過ぎて定職から離れる生活が始まるシニアが多い。仕事を探しても気に入らないどうしようもない仕事しか見つからないからだ。あんな仕事をするならば、仕事をしないほうが気が楽だと。年齢が70歳を過ぎれば、殆どのシニアは仕事を卒業するだろう。

ただ、

仕事が生き甲斐の高齢者で起業した方は、生涯現役を貫くだろう。仕事がなくなると老後の生活が成り立たなくなったり、つまらなくなったりするからだ。私は、64歳のシニアで起業家である。仕事は生きがいになっている。私から今の仕事を取り上げたら精神的に参ってしまうだろう。

仕事は私にとって精神安定剤なのだ。

高齢者の時間の使い方で仕事が有る、無いが生活の質を変える

仕事をしている日中8時間から仕事がなくなるとその8時間を埋める何かを探す必要がある。何かは人によって違う。誰もに共通する何かはないかもしれない。老後の生活は、個人ベースである。自分でカスタマイズが出来る。これが老後の生活スタイルであるというお手本はない。自分で老後の生活スタイルを作らねばならない。

仕事があれば時間の使い方で悩まない!

日中は仕事で時間が使われる。生活のリズムも特別なことがない限り決まった時間に自宅を出て、仕事場として使っている横浜駅周辺のスタバに向かう。午前中は、スタバA店、午後はスタバB店と仕事場を変える。夜の7時頃に横浜を出て自宅に向かう。こんな生活パターンが私の場合、出来上がっている。

仕事は、やるべきことが決まっている。何をやったら良いかなんて考えない。仕事がないシニアは、平日の日中をどう過ごしているのだろうか。毎日ルーチンワークがあれば、時間で悩まされないだろう。私の知人は、毎日が日曜日の生活をしている。彼の時間の使い方は、趣味を複数見つけて自分で時間割を作って趣味活動をしている。

 これが出来るシニアと出来ないシニアがいる。これも個人差が有る。

仕事がないと昼間の時間が空いてしまう!

私から今の仕事を取り上げたら、非常に困る。昼間の時間をどう過ごせば良いか分からないのだ。第三の場所としてカフェに行くことは出来るが、1日中、何もしないでコーヒーを飲んでいられない。趣味の筋トレをやるにしても週2回が最適であるのでそれ以上回数を増やす気がない。

周りには、遊び仲間も居ないので一人で何かを考えなければならない。一人で何もしていないのは時間の無駄である。つまらない。余生の老後をつまらないものにする。暇が老人を殺すと言って良い。

生活の質は、与えられた自分の時間を満足が行くように使う事で質が高まる。つまらない時間を過ごせば生活の質は最低になる。自分が満足しない時間の使い方は、本当につまらない。

自分の得意とする分野の仕事があれば精神的に満足できる!

仕事の面白みは、お金を稼げるという点だ。自分の工夫と努力で売上が変わる。その変化が新しいことを始めさせてくれる。仕事をしていると色々な接点が社会の中に生まれる。毎日、何かが起きる。良いことも、悪いことも。そんな変化を楽しめる。他人の仕事をやるよりも自分が作った仕事のほうが断然楽しい。

会社員は、出来るだけ早いうちに他人にぶら下がって生活するスタイルから自分を雇用する生活に移行すべきだ。自分の手でお金を稼ぐ醍醐味を味わうべきだ。会社員時代とは違った興奮と面白さを味わえる。自分の工夫がそのままビジネスに反映される。 

Quality of Life(生活の質)は、他人の目を気にしないで自分の心が感じることで判断する。他人が何と言おうと自分がやっていることに満足していればそれが自分のQOLである。私は、今の仕事でQOLを味わっている。インターネットの日銭ビジネスをやっているので毎日の売上が上下する。

なぜ、今日の売上が下がったのか、何が原因なのか、どうすれば売上を増やすことが出来るのかなどを考える。ビジネスにプラスになりそうな情報を探してアイデアを今のビジネスに適用して実験する。この繰り返しである。

仕事は遊びになる。

この記事「仕事が有るシニアと無いシニア、老後の生活(QOL)は変わる」のポイントは、

  • 多くの定年退職者は仕事がない日常を過ごしたことがない。新しい生活環境が今までの人生観を狂わせる。適応能力が試される。
  • 65歳から70歳以降は、仕事を卒業するシニアが急激に増える。毎日が日曜日になる。暇が精神を苦しめる。日中の8時間をどう過ごすかを自分で考えないとつまらない余生を送ることになる。老後の生活の質は、与えられた自由な時間を満足が行くように使えるかどうかで決まる。