老人の性格にもよるが、一般的に歳を取れば取るほど友達の数が減っていく。新しく友達や仲間を作るのは子供の頃と違って簡単ではない。61歳になる私はそう感じている。私自身、仲間と一緒にいないと不安を感じるというタイプの人間ではない。むしろ、一人で何かをしている方が気楽な人間だ。
でも、新しい友達というか、気が許せる知人や仲間が居ればまた違った老後の生活が生まれると思う。
新しい友達、仲間、知人を作るには?
今の生活で一番時間を使っている活動の延長線上に新しい友人、知人、仲間を作る機会があると思っている。何事も誰かが話しかけてくれると思って待っている姿勢では新し友人は生まれない。自分が孤立していると感じたら、その孤独、孤立から逃れたいと思ったならば、新しい友人を求めるアクションを起こすしかない。
共通の話題や趣味、生き方や考え方などがある人たちとの出会いがあれば、自然と話が弾む。まずは、そんな人たちがいそうな場所に顔を出すしかない。恥ずかしい話だが、この10年間に新しい友達を作っていない。知人という意味では、浅いつながりの人を数人作ったぐらいだ。
共通の関心で経営サロンの勉強会に毎月参加している。勉強会の後で開催される懇親会でいつも顔を会わす人たちが新しい知人として生まれる。問題は、勉強会以外でのお付き合いまで発展しない事だ。友だち付き合いでは、気軽に会えて一緒に時間を共有するという要素が必要だ。そこまで至っていないため、知人は出来ても友達までに至っていないのだ。
昔の友達は居るが、数年以上会っていないと友達とは言えなくなる。過去の友達という区分になるのだ。もう、共通の関心事でお互いにアクションを取っていないので自然とつながりが薄れていった。こう見ると自分の関心事を共有する、共感できる人に新しい友達になるチャンスがあるのでは無いだろうか。
頭だけで考えていても何も起こらないので自分で一歩足を前に出してみる試みが必要だと思っている。足を一歩出すとは、自分の方からお誘いをして共通の話題について親睦を深める事だ。例えば、私は「横浜が好きだの会Facebook」に入っている。Facebookでは繋がっているが一度も顔を会わした事が無い。
一度、私の方から顔合わせの食事会でも開催してはどうかと思っている。私お勧めのレストランでランチでもいかがですか?と言ったお誘いをFacebookで投稿してみる。これも一歩足を出すアクションだ。 自分が主催者にならないと人は集まらない。皆、積極的に動く老人たちではないからだ。押されて初めて動き出す。多くの孤立した高齢者たちは、皆そうだ。
自分は仕事をしているので頭の中は、如何にしたらビジネスが上手く行くようになるか、そうするにはどうしたら良いかで1杯だ。ビジネスは人の縁で広がると言う事を理解しているのだが、人の縁を作る努力を意識的にやっていない自分が恥ずかしい。年齢の影響もある。
今は、自己完結型でビジネスが成り立つ(お金が自分だけで稼げる仕組み)ビジネスモデルを構築している。10年先、20年先の自分の体力や健康を気遣うと第三者との取引を広げると迷惑がかかる可能性が高い。健康を害して第三者のお客さんにサービスが出来なくなったらまずいと思っているからだ。
健康を害してもお客さんに迷惑が行かない方法でお金を稼げるビジネスモデルを作り出せれば、年齢によるマイナス要因を気にする必要がなくなる。
友人、知人、仲間で悩みを話せる人がどれだけいるだろうか。知人レベルでは、話せないだろう。友人でも付き合いが長くないと駄目だろう。仲間でも言える人と言えない人がいる。
そうなると、孤独や孤立から逃れられるような友人は限り無くいなくなる。いつも顔を会わして雑談をしていたら、悩みを話していたという関係が良いのかもしれない。それはお酒の席が多だろう。
悩み事にもよる。悩み事も適材適所がある。話しても意味がないような友人や知人、そして、仲間ならば返って迷惑になる。やはり、いつも気楽に顔を会わす機会がある人が一番の友人何なんだろう。