「前向き」という言葉には魔法がある

「前向き」という言葉を口に出して物事を考えると何故か希望が芽生えてくる。誰にでも落ち込むことがある。会社をリストラされたとか、失恋したとか、経営が赤字になったとか、お客様が逃げられたとか、腰痛で動けなくなったとか、色々なことが降りかかってくる。

そんな時に、「前向き」という言葉を口に出して見る。

「前向き」という言葉を口に出して明日に希望をつなげる!

今月の売り上げ目標が達成できなかった。年内に月額の売り上げ目標を達成するにはどうしたら良いか。そんな悩みを抱えて帰宅の道を歩く。今月はだめだったが、前向きに来月の売り上げは達成しようと心に誓う。ビジネスをやっているのでいつも頭の中は売り上げ、売り上げの言葉が氾濫している。

売り上げは精神論だけでは増えていかないが、体を動かすためには明日に希望を託して動き続ける必要がある。そんな時にマインドを前向きにさせるために敢えて「前向きに」という言葉を出して頭の中に希望をイメージさせる。

前向きな人生を過ごしたい、前向きな老後生活をしたい、前向きな仕事をしたい、前向きな女性とお付き合いしたい、前向きなビジネスパートナーを見つけたい、前向きなお金の使い方をしたい、前向きな貯蓄をしたい、前向きなという言葉をやりたい言葉に付けるだけで気分が良くなる。

誰もが前向きな人、人柄を好む。前向きな人は、過去の失敗や不幸を顧みないでいつも明日に希望を託して生きている。過去の事は、変えられない。変えられるのは明日にやって来る事だけだ。より良い明日を迎えるには今をより良くするように生きねばならない。

誰が見てもあの人は貧乏だという人がいる。でも、その人は貧乏だから気が落ち込んだ生活をしていない。貧乏から這い上がろうとして前向きに物事を考え、行動している。前向きでない人は、口から出る言葉が暗い。暗い言葉を吐く人には、人が集まらない。

前向きな言葉を口にして動いている人にはその人を支援してあげようと思っている人たちが自然と集まってくる。ベンチャービジネスをやっている、やろうとしている若者は貧乏だ。

でも、

前向きに人生とビジネスを考えてエンジェル投資家に働きかけている。自信がなくても前向きに自分のビジネスモデルをアピールし続ける。きっと、理解して支援してくれる投資家が現れるはずだと信じて。前向きな人は諦めない。諦めない人は、必ず、神様に拾われる。これは真実だ。生き証人が私だからだ。

老いてくると大金持ちになる事が夢でなくなる。むしろ、残された時間を有意義に満足行くように使えることに価値を置く。若いときは、お金がないと経験できない事が沢山あるので自然とお金、お金の世界に取りつかれる。

年寄りは、張りのある生活と生きがいが生まれる人生を望む。お金では解決しない。感じ方だ。自分の感じ方が望む感じ方をするならばその時の時間に満足する。過去の人生を振り返って「古き良き時代」を懐かしむ老人ほど今の生活に満足していない。

前向きに余生を過ごしている老人は、過去を振り返って懐かしむ時間を持たない。過去よりも今と将来に心が向いている。定年退職して数年たち、暇をしているシニアたちは仲間と酒を飲むと必ず過去の古き良き時代の話に花を咲かす。私は、極力そのような仲間とは接しない。

私が接する人たちは、今と将来に希望を託して前向きに物事を進めている人たちだ。今はこんな惨めな状態であるが、明日はきっとこの状態から這い出してやる!と言った前向きな生き方をしている人を見つけると、つい手助けをしたくなる。

落ち込んで何もやる気がないシニアならば、「前向き」という言葉を頭に浮かべてこんな事を出来たら良いなあと口に出して見てください。口に出すことで夢が実現に一歩足が出る。

壁にぶつかったら、生きるのが嫌になったら、「前向き」という言葉を口に出して直面する問題を精神的に乗り越えてもらいたい。