朝寝坊して自宅を出たのが、午前9時40分。急ぎ足でリュックを背負っていつもの公園通りを歩くと前方に5人ほどのシニアがリュックを背負って歩いている。シニアだけだ!!!この時間帯は、会社に出かける若い人や幼稚園に幼児を送る母親はいない。
シニアのリュック族という名前がこれから流行になるだろう。
シニアのリュック族は午前中どこへ?
私は仕事で横浜駅近くのスターバックスCafeにいつも向かうのだが、この前方に歩いている5人のシニアリュック族は一体どこへ行くのだろうか。それぞれの目的地があるはずだ。あの姿で散歩とは考えられない。方向は私と同じ最寄りの駅であった。
電車に乗ってみるとシニアの乗客が目立つ。人口の27%が65歳以上の高齢者であるという統計発表が先日政府からあった。アクティブシニアが増えているという。情報の伝達が広く早くなってきているためか介護予防を意識して午前中にスポーツセンター通いをする高齢者が急増している。
私の地域には、ルネッサンス、ゴールドジム、メガロスという有料会員向けスポーツセンターと保土ケ谷区スポーツセンターがある。私は22年間継続して保土ケ谷区スポーツセンターに通っている。昨年までは、週1回であったが、今年から週2回スポーツセンターで筋肉トレーニングをやっている。
この22年間で驚くことは、この数年の間に高齢者がスポーツセンター通いを始めるシニアが急増していることだ。筋肉トレーニングができるジムでは、シニアの人が私を含めて希少稀であった。最近は、60歳代から70歳代の高齢者がユニバーサルの機械を使って筋肉トレーニングをやり始めている。その人数が増えた。
保土ケ谷区スポーツセンターでは、毎日午前中に健康運動教室が開催されている。時間が余っている65歳以上の高齢者を対象に格安に衰え始めている足の筋肉を鍛える運動や体全体の柔軟性を高めるトレーニングが提供されている。
広い体育館のようなスペースに65歳以上の男女が健康運動を1時間30分ぐらいやっている。人数は、100名以上だ。もう、シニアの社交場と言って良いだろう。私の想像では、朝見かけた5人のシニア男性たちの一部はこの健康運動教室に参加していたのではと思う。
今、スターバックスでこのブログを書いている。時間はちょうど午前11時だ。お客が10人ぐらいいる。そのうちシニアは私を含めて3人だ。この人数が、昼食後に増える。スポーツセンターで運動をした後にシニアたちがランチを取り、その足でスターバックスにコーヒーを飲みにやってくるからだ。
良い汗を出してから仲良くなったシニア同士が親交を深めるためにCafeにやってくる。この生活パターンが定着しているシニアは、健康が改善される。筋肉が鍛えられ、仲間とお喋りができ、孤独から逃れられる。
介護予防という意味でシニアのスポーツセンター通いは、肉体と精神面で驚くほどプラスに貢献している。体が健康になり、動きが活発になっているシニアは、若い。
午前10時頃から動き出してスポーツセンター、ランチと食後の珈琲を終えて一日の大半を過ごす。生産性には貢献しないが、介護による社会負担を軽減するのに貢献している。