シニアの経験、知恵、気付きを知的サービスにする

変化が激しい時代は、手元にどれだけ使える現金があるかだ・・・と戦後の日本では言われている。現代は、手元にお金を作り出すスキルが自分にどれだけあるかだ。年齢や性別に関係なく。

100年ライフの時代に向かっている時代では働く人生年数が増える。働き続ける=生きて行くための生活費を稼ぐに繋がる。高齢者の数が増加するに従い年金に頼る生活が成り立たなくなる。貧乏人ほど生活費が足りなくなる。全体的な傾向として庶民大半が働き続けなければ自動的に生きて行けない時代に突入する。

多くのシニアが70歳を過ぎると働くことを辞める。自由な時間を好きなことをして暮らしたいと思って仕事から離れるのだが、半年も過ぎれば「暇、暇、暇で毎日が日曜日」になる。自由になる時間が有り過ぎる現実に驚く。暇な時間をお金に変えることができないかを考え始める。

 

80歳になってもお金が稼げる方法

体は衰えていくが、人間の寿命は延びて行く。ビジネスの形態も肉体労働から知的生産に移っていく。肉体労働はロボットが代行する。人間はそのロボットを管理、維持していくコントローラーになる。会社に行くための通勤もなくなる。リモートワークが当たり前の労働社会が表面化し始めた。

インターネット網を使った知的な生産活動でシニアも稼げる「ココナラ

私は若者向けに人生の相談コンサルティングサービスをしている。ココナラというウエブサービスでコンサルティングサービスを提供している。提供サービス料金の25%から30%がココナラの手数料になるが、お客を集めてくれるのでサービスの申し込みが来るのを待つだけだ。先日も「男性に話しかけることが出来ない」という女性からサービスの申し込みがあった。

サービス料金は、5400円(税込み)である。

彼女には、事前に用意してある助言をココナラのサービスページで伝えるだけである。相手がオンラインになっているとビジネスの成立は瞬時に行われる。5分後には、5400円から25%の手数料を差し引いた売り上げが立つ。私の人生経験から来た知識を若い女性に提供する知的生産サービスである。このサービスには、年齢は関係ない。インターネットで不自由なくサービスを提供できればOKである。

高齢者が自分でビジネスを作り出すのは大変である。その大変を少しでも緩和させるには、第三者が作ったビジネスプラットフォームを利用することである。ココナラという知恵をサービスにするビジネスプラットフォームを私は利用してお金を稼いでいる。 このビジネス環境がある限り、何らかの売り上げを作る出せる。

ココナラでシニア独特の隙間市場を探す

高齢者が行うビジネスは、大きなビジネスよりも小さなビジネスを何本も走らせて小さな売り上げを積み立てるやり方が良い。塵も積もれば山となるだ!人生経験豊富のシニアであれば、経験不足の若者たちに一つや二つぐらいの良きアドバイスが出来るのではないだろうか。今までのリソースを洗い出して使えるもので挑戦してみることだ。

これから増々シニア人口が目立ち始める。ビジネスもシニア市場に注目する。ヘルスケア市場は、今、熱い。多くの企業がヘルスケア市場に参入しようとしている。若者たちがシニアのニーズを推測してビジネスを考えているのだが、シニアを理解していないためにシニアのニーズを満たしていない。

シニアのニーズはシニアが一番知っている。シニアの自分であったら、こんなサービスがあればお金を出しても良いというものが1つや2つ頭の中にあっても不思議ではない。大きなニーズではなく、小さなニーズをたくさん考えてみるとその中から自分でもサービスができるものが見つかる。

自分を実験材料にしてビジネスチャンスを見つける

シニアの肉体的、精神的な欲求を追求してみれば必ず隙間ビジネスになるアイデアが見つかるはずである。例えば、私ならばこんな情報サービスを考える。

新聞広告にシニア向けのサプリメント販売がたくさん掲載されている。1ヶ月お試しで1080円とか。実際にそのサプリメントを飲んでどのような効果を体感したか知りたいシニアが大勢いるはず。効果があれば、私もそのサプリメントを試してみたいのだが、実際の効果を確かめることができない。

そこで、新聞で盛んに広告しているサプリメント製品を10種類ぐらい自分で購入して3ヶ月ぐらい効果があるかどうかを実験してみる。実験をする本人がシニアでないと意味がない。そこにシニアである自分の強みがある。その結果を有料情報として販売する。こんな感じである。

ちょっとしたアイデアを実際に実験してみないとビジネスになるか、ならないかが分からない。

結論

シニアの強みはシニアであることである。シニアのニーズを肌で感じられるのはシニア自身であるからだ。大きな市場を狙うのではなく、隙間市場をいくつか見つけて小遣いビジネスに挑戦してみる。ウエブサービスのココナラでシニアの知恵、経験、知識を情報として販売できる。シニアのニーズをリストしてそれをサービスにするにはどうしたら良いかを考えることである。