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高齢者が弱気になるときは

私はぎっくり腰の常習犯である。ぎっくり腰は、ある日突然やって来る。原因が分かれば対策も打てるのだが、それが出来ないのが苦しい。60歳を越えると体の至る所から理由が分からない痛みや不具合を経験する。そんな痛みや不具合は、しばらく続いて知らないうちに消えてなくなるのが不思議だ。

高齢者は、自分の体の不調に不安を抱いている。

体の不調は精神状態に強く影響する!

ある人からこんな話を聞いた。毎年秋に年老いた母親を旅行に連れて行くのが恒例行事であったが、ある時もう旅行に行きたくないと母親が言い出したという。どうもその原因は、自分の体の老いからくる不調のようだ。自分の体に自信が持てなくなると家族に迷惑のかけたくないため、旅行も行かなくなる。そんな現象が起きている。

体の不調が起きると老人であろうと若者であろうと関係なく私たちは精神的に弱気になる。

家族旅行を計画していた矢先にぎっくり腰で旅行が行けなくなった経験が最近ある。旅行を計画するたびにぎっくり腰にならない事を心配する。ぎっくり腰になると3日間はベットの上で安静にしていなければならない。無理をすると痛さだけが続くだけだ。

このぎっくり腰の常習犯である私は、腰を強く使う動作を自然に避けるようになってしまった!!

私の場合はぎっくり腰であったが、高齢者で弱気になる人は体のどこかに不安を持っているはずだ。90歳の父親(妻方)は、温泉旅行に行っても部屋の風呂に入るだけだ。足が不自由で温泉で転ぶことにリスクを感じている。温泉の大型風呂は足の弱い老人には怖い場所である。バリアフリーの温泉風呂があるホテルや旅館に行ったことがない。

老人になると私たちは自動的に弱者になる。 

  • 年金だけでは暮らせない老後の生活 (経済的弱者)
  • 体の不調が目立ち始める(身体的弱者)
  • 自宅以外の居場所が見つからない(社会的弱者)
  • 人とのコミュニケーションが減って孤独になる(精神的弱者)

自分一人では生活が出来なくなる方向に進んでいく老人は、歳を取る度に精神的に不安を抱き、将来の生活に弱気になる。誰もが体の衰弱を気にしながら長生きしたいとは思っていないだろう。いつ神様がお呼びになるかを待ちながら自分の生活をどうしようかと悩む。80歳を越えた老人はそんな心境ではないだろうか。

自分の体が弱まってきていると感じ始めると何故か活動が弱まる。前向きな姿勢が後ろ向きな姿勢に変わる。61歳の私でさえぎっくり腰で腰を使う作業を意識的に控えてしまっている。体は資本!と良く言ったものだ。

ある意味では、自分の健康寿命を伸ばす投資(時間とお金)を今からしないと体という資本が長続きしないという事になる。 体さえ健康であれば、前向きに人生の終焉を迎える事が出来る。

 

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