老夫婦の介護が2017年から本格的に始まりそうだ。いつかはそんな時が来ると予想していた。そのため、夫婦でできるだけ旅行をしていた。両親の介護が始まるとお互いの時間が取れなくなる。周りの知人からの話ではそうだ。私にとっても家内にとっても初めての経験になる。
こればかりは、家族全員で負担を分かち合うしかない。
医師から母親は認知症であると告げられた!
貧血で倒れて頭に怪我をした家内の母親が近くの病院に入院していたら、看護婦や医師から母親の言動がおかしいという話があった。今までおかしな言動はなかったのだが、不思議だ。11月には、家内の両親と私達だけで伊豆の今井浜で2泊3日の旅行を楽しんだのだが、至って普通のお母さんであった。
何故、怪我で入院したら認知症になるのだろうか?
85歳の老人であるが、今まで老夫婦は普通の生活を維持できていた。90歳の父親も何も問題を抱えていない。認知症の気配もない。不思議た。
医師によると頭を打った衝撃で認知症が表面化するという。そんなケースを多く見ているので不思議な事ではないと家内に説明したようだ。頭の怪我は時間が解決するが、認知症は病院に入院している期間が長くなるに連れて悪化すると医師が言うので自宅に帰って普通の生活に戻ることを勧められた。それが悪化を防ぐ予防になるという。
この週末に退院して自宅療養をすることになっている。病院から認知症の老人の介護について今後どのような事をしたら良いかアドバイスがある。これから認知症の介護についての知識を得ながら介護を実践して行く事になる。
仕事柄、インターネットにアクセスできる環境があればどこでもいつでも仕事ができるので老夫婦の介護は仕事面でそれほど影響がないと思っている。
ただ、
仕事の時間が介護に割かれるだけだろう。私が出来る事は、家内と違って限られている。良き話し相手、老夫婦の見守り、使い走り、掃除、洗濯、散歩の同行ぐらいだろう。料理はできないし、やってもまずい食事になる。
2017年は、認知症の母親の様子を見ながら自分たちの生活のリズムを変えて行く事になる。家内の実家での宿泊も増えるだろう。今年とは違う生活が来年から始まるのは確かである。開き直って、覚悟して老夫婦の介護をする。
母親は、足が弱いので徘徊するようなことはないと家内は言っている。まだ、認知症になった母親に病院で会っていないので正確な状態を把握していない。退院時に手伝いに行くのでその時に母親の状態がわかるだろう。
50歳代、60歳代の夫婦は、両親の介護で時間が取られる人達が多いのではないか。子供がやっと独立して手間暇がなくなり自分たちの時間が生まれたら、今度は両親の介護の仕事が待っているという感じだ。