60歳を過ぎると老いを感じる人が多くなる。顔についた贅肉と筋肉が落ちた体格である。その上、頭の毛が白くなる。風貌が確実に老人の風貌に近づく。若返るために健康食品を飲んだり、散歩したりするが効果が体や顔に現れてこない。
老いを感じ始めたシニアが顔や体に若さを取り戻したいと願うならば、筋トレが一番効果がある。
は、体に若さを与えてくれる。原理は簡単だ。汗と一緒に老廃物を流し、新鮮な血液を体中に回してくれるからだ。鍛えられた筋肉は、成長ホルモンを分泌する量が増える。新陳代謝も増えてくる。新しい細胞が古い細胞と入れ替わる頻度が増えると若さが体に戻ってくる。
シニアの顔や体に若さを与えるのは、健康食品ではなく筋トレである!
健康な体でなければ、健康食品を食べても飲んでもそれが体に吸収されない。多くの健康食品は、飲んだあと尿や便と一緒に体外に出てしまう。吸収されるのは非常に少ない量だ。
健康食品で若さを感じ始める人は、なにか体に問題を抱えていた人ではないか。ビタミンの欠如とか、食生活のアンバランスとか。
私が若さを感じるときは、体に力と耐久力が付いて来たと感じた時だ。筋肉トレーニングを半年以上続けると体格が良くなる。顔もスッキリと凛々しくなる。運動をしていない高齢者は、顔が緩んでいるため歳老いている印象を周りに与える。筋肉が体に付き始めるとシニアの顔や体に若さが戻ってくる。これは男性だけでなく女性も同じだ。
スポーツセンターには、私と同年齢の女性も運動をしている。60歳代のシニアが最近ユニバーサル機器を使って筋肉を鍛えている。女性の高齢者は、姿勢が断然良くなる。動きも自然になる。若さは、見栄えと体の動きから印象づけられる。
歳を取ってくると同じ年齢でも違った印象を与える。その人の人生が顔や体に出てくる。個人差が激しい。運動を定期的にしているシニアとしていないシニアでは、顔や体から来る若さの印象がだいぶ違う。私は61歳だが、筋力は30歳代、40歳代の若者よりはあると思っている。筋肉を鍛え続けているからだ。
上半身の筋肉(広背筋)と足の筋肉がシニアの若さに違いを与える。この2つの筋肉を鍛えると若さを作り出す成長ホルモンを分泌する。細胞の再生が傷んだ筋肉で発生するからだ。新しい筋肉細胞が生まれ変わり、増殖することで新陳代謝を向上させる。シニアは新陳代謝が衰えてくる。新陳代謝を活発に維持する筋トレは、若さを維持させる。それでシニアの顔や体に若さが戻ってくる。
筋トレを始めるときは、スポーツセンターにいるトレーナーに相談してほしい。急に筋トレをやると慣れていない体が故障する。時間をかけてステップ・バイ・ステップで筋肉を慣らしていく。最初から無理をせず、継続してスポーツセンターに通い続ける習慣を作って欲しい。
この習慣が身につけば、あとは、スポーツセンターに通って筋力運動をトレーナーに従ってやるだけだ。頭を使うことはない。ただ、鍛えるだけだ。半年がすぎる頃には、その効果を体が教えてくれる。同時に、周りの仲間が変わってきたあなたの体を教えてくれるはずだ。肥満であった人は体重が減り、顔もスッキリしてくるはずだ。
多くの人は、効果が顔に出てくる。筋肉トレーニングを続けると知らないうちに顔の筋肉を使う。顔の筋肉を鍛えることで余分な顔の脂肪を燃やしてくれる。引き締まった顔が若さを印象づける。
若くなりたいと願っている人は、筋肉トレーニングをやる。やり続けているシニアは、必ず、顔の脂肪が消えて体格も筋肉でよくなる。