クレジットカードで何でも買っているシニア夫婦をよく見かける。現金を持たなくてもクレジットカードだけで用が済む時代なのかもしれないが、私から見れば使った後の不安が心配だ。最近は、デビットカードという銀行口座からすぐに引き落としがされるカードが宣伝されているが、これも危ない!
クレジットカードは万が一の時に使うのが賢い!
デビットカードは、クレジットカードほどメリットがない!
私のクレジットカードの使い方
私は、10枚ぐらいのクレジットカードを持っているのだが使うのは年会費を支払うセゾンブルーAmexカードだけだ。クレジットカードがなぜ10枚もあるのか。残り9枚のクレジットカードは、年会費無料のクレジットカードだ。これらのクレジットカードは、クレジット決済に使うのではなく、購入時に見せるだけで割引になる用途に使っている。
アメックスのカードは、仕事で使う用途が多い。原則、プライベートの買い物は出来るだけキャッシュで済ませている。高額な買い物(めったにないが)は、アメックスを使う。何かあった時に補償保険があるからだ。
クレジットカードは、支払いが1ヶ月後にやってくる。そのため、知らないうちに使い過ぎると累積した支払い金額に驚くことになる。物忘れがちの高齢者は、知らないうちに何度もクレジットカードを使っている事実を忘れている。
経済的に余裕がある高齢者であれば、クレジットカードを使う上で何も問題がないだろうが、一般の高齢者は年金と貯蓄額の面で制約がある。お金のコントロールをしないとどんどん赤字になって行く。
デビットカードは、銀行口座に直結しているため残高を常に意識していないとあっという間に銀行口座にあるお金がゼロになってしまう。クレジットカードのように1ヶ月間の時間的余裕が無い。
財布の中にある現金は、物理的に認識できる。あと、3000円しかない。1000円札が3枚だという視覚的な認識が出来る。デビットカードは、それがない。
キャッシュでお金を使うと使いすぎが自然とコントロールできる。クレジットーカードやデビットカードは、自分でコントロールするのが難しい。特に高齢者は、物忘れが多いのでクレジットカードやデビットカードを何度も使ったという事実を忘れている場合が多い。
私の財布には、常にクレジットカードが2枚入っている。アメックスと年会費無料のイオンVISAカードだ。それに現金1万円ぐらいが常に入っている。仕事柄、カフェで作業をしているので1日に使うお金は1000円を超えない。クレジットカードを使う時は、お客さんと一緒に食事をするときぐらいだ。
いつも現金で消費生活を続けていると1ヶ月に使うお金の予想が出来る。クレジットカードやデビットカードを使うとこの感覚が身に着けられない。クレジットカードやデビットカードに依存する消費生活をしているとますます貧困老人になって行く。これは確かだ!
クレジットカードやデビットカードは、消費を促す利便性を作り出すために提供されている。それを忘れてはいけない。メリットを老後の生活に反映できる使い方をマスターすることだ。