65歳までは、体力もあり健康障害も少ない。シニアでも雇用してくれるパートやアルバイト、派遣の仕事もある。起業を目指すときの公的支援もある。70歳以降に訪れる働きたくても働けない雇用環境や健康障害で金銭的に苦しまないようにする必要がある。60歳代に年金プラス定期収入の仕組みを作れば、体を使った労働に頼ることなく老後の生活を楽しめる。
70歳の声を聞いてから年金プラス定期収入の仕組みを作るのはすごく大変だ。余裕資金がないシニアには色々と制約が生まれる。
金融資産の運用か、知恵を使った情報サービスか?
余裕資金を使った株や投信は、シニアの金融資産構築で昔から使われている。上手く運用できれば、もうけも大きいが時代の流れを読む力がないと証券会社の営業マンに遊ばれて大損をする。株式の売買は、自分の判断力と知識が要求される。第三者の意見や情報を鵜呑みにすると失敗する。投資信託は、その道の専門家やA.I.によって投資ポートフォリオが作られて分散投資をされる。投信の銘柄をどれにするかの判断が要求される。
これが出来るのは、余裕資金が手元にある高齢者だけだ。投資する資金に余裕がない高齢者は、残念ながらこの方法は取れない。別の方法を考える必要がある。
自分の知恵を使った情報サービスは、インターネットを上手く利用しないとできない。自分のホームページをオウンドメディア(情報ポータルサイト)に育成して沢山の読者を集められるとそこに自分だけがコントロールできる市場が生まれる。
集まった読者からお金を頂く仕組みさえ作れれば、自分が作った市場で定期的な収益を稼げる。例えば、「シニア向けのパソコン・スマホ雑学」をテーマにしたシニアに役に立つ情報メディアサイトを作ったとする。パソコンやスマホはシニアにとって必須の文明の利器であるので使いこなせないと困る場合が多い。
困るシニアを助ける情報は、価値があるので自然とそのような情報を求めるシニア層がやってくる。そんなシニア層に対してパソコン・スマホ・トラブル相談などのサービスを提供すれば、そこでお金が稼げる。自分が運営する情報発信サイトが集客サイトに成長できれば、そこに集まる人が喜ぶサービスをオファーすればお金は稼げるようになる。
情報を使った知恵は、そんな所から生まれる。
今からインターネットビジネスの勉強を始めても遅いと考えている60歳代のシニアは、残念ながら別の仕組みを考える必要がある。挑戦したいと思うシニアは、まだチャンスがあると私は思っている。今、62歳であれば、2~3年じっくりと時間をかけてインターネットビジネスやパソコン、スマホなどについて学べば業界の基礎が身に付くはずだ。
基礎さえつけば、あとは試行錯誤を続ければよい。試行錯誤で2~3年頑張れば、お金をインターネットから作るコツやヒントを身に付ける事が出来る。新しい事を学ぶのは、苦労が伴うが入り口に入れば段々と先が見えてくる。そこまで我慢して新しい知識と経験を身に付けるしかない。
シニアによるシニア向けサービスは、若者たちが参入できないバリアがある。若者たちはシニアの心理とニーズを体で分からないからだ。
定期的な収入をインターネットから得るためには、自分が運営する情報発信サイトで多くのターゲット読者を育てる必要がある。ターゲット層の集客サイトにすることがビジネスの条件になる。この条件を満たすために多くの人が挑戦している。若者が多いが、シニアでも出来る。今から勉強して経験と積めばできる。