60歳以上のシニアが仕事を探す、または、起業するとき、自分の年齢、体力、気力、目的意識を考えて行動に移すべきである。老化現象は、1年毎に進行していく。気が付かない場合が多いが、ある日ある時に自分の体が年老いてきているということに気がつく。
60歳で働き始めるときと65歳で働き始めるでは、体力も気力も違う。体力が落ちているのを知りながら仕事を探さねばならない。肉体労働を意識的に避けるようになる。シニアの年齢から体力と気力に差を感じさせられる。
年齢を考えて自分にとって都合の良い仕事を探す、または、作り出すしかない事を知る。仕事があれば何でも良いというアプローチは失敗する。老体は無理ができない。
70歳代でも働き続けている高齢者はいる!
横浜の相鉄線出口近くにある立ちそば店で働く老人女性は、70歳代が多い。作業的には、70歳代の女性でも男性でも出来る内容だ。そばの玉を取り、湧いている湯に入れて温めたあとにつゆを入れた丼プリにそばを入れ、トッピングを上に載せる作業だ。
立って作業する肉体労働だが、1日中同じ労働をしていない。アルバイト・バイトの仕事だからある程度働く時間帯を選択できる。立ちそば店で働いている人は、男性よりも女性シニアが圧倒的に多い。女性の方が男性よりも慣れている仕事内容だからだ。
専門職の経歴がある70歳代の老人(薬剤師、医者、看護婦、税理士、公認会計士、社労士、司法書士、教師、デザイナー、芸術家など)は、自分でお客を開拓できれば年齢に関係なく仕事を作れる。
今、60歳代のシニアならば、専門職の資格を取ってその仕事の経験を積んで地道に営業開拓をすべきだ。IT関連で仕事を作るならば、インターネットビジネスについて雑学をするべきだろう。
ブログを書いている70歳代の老人がいるかもしれない。ブログを書ければ、内容次第で読者を集めることが出来る。読者が集まるブログサイトになれば、広告収益を得る仕組みを追加して自宅でビジネスができるようになる。求められるものは、コンテンツだ。
70歳以上の老人でブログを使った広告ビジネスをやっている人は多くないだろうが、それが出来れば自分の人生経験から有益な情報を読者たちと共有できるようになる。自分で市場をつくれる。
インターネットビジネスに興味があるシニアならば、今から雑学をすべきだ。セミナーに参加したり、書籍を読んだり、実際にインターネットビジネスを展開している人と会って話を聞く事だ。
70歳を過ぎれば、体を使って仕事をするよりも頭を使ってお金を稼ぐ仕事を探したほうが正解だ。体は老いてくると気力まで悪影響を及ぼす。