定年退職後、仕事なく、社会とのつながりを求めるならば何をするべきか?

私を含めて組織から離れると自分の居場所が社会からなくなる。会社勤めをしている時は、会社という顔があった。差し出す名刺が自分の顔であった。つまり、仕事だ。仕事を失うと名刺もなくなり、自分を表現する言葉もなくなる。事件を起こせば、無職だれだれとなる。

社会の中で自分の存在を自然に表現する立場が定年後にない!仕事を失うという事は、社会の中での自分の立場を失うという事だ。定年後は社会につながっていないシニアになる。最初の1年ぐらいは、誰もが組織につながっていない自由な生活を満喫するのだが、その後がつまらなくなる。

次第に社会につながっていない自分に不安を覚える。個人差はある。逆に社会とのつながりを多く持つシニアも生まれる。

社会とのつながりがない事で不安を覚えたら、何をすれば良いのか?

1.自分の特徴をアピールする名刺を作る

これから何かをしようと思っているシニアは、これからやる活動を表現する名刺を作ることだ。それが自分と社会とを結びつける新しい顔になる。何もやろうとするものがない場合は、自分の趣味を出会う相手に知らせるための名刺を作る。共通の趣味がある人に出会えば、それが社会との接点を作ってくれる。

2.自分の名刺をくれる組織に所属する

私は自分のビジネス以外にNPO団体に所属している。このNPO団体は、営業支援サービスをしているため所属メンバーで名刺が欲しい人はNPO団体の名刺を作ってくれる。パートやアルバイトでは名刺は作ってくれないので名刺を作ってくれる組織を探すことだ。

3.自分で小さなビジネスを始める 

生業として、小遣い稼ぎとして小さなビジネスを起こすことで社会との接点を作り出せる。ビジネスを始めると積極的に営業をすることになる。営業活動を通して社会とのつながりが生まれてくる。人との出会いがないとビジネスは成立しないからだ。

4.地域の自治体でボランティア活動を始める

ボランティア人材を募集している地域活動団体は沢山ある。介護に興味があれば、有料老人ホームなどはいつでもボランティアスタッフを受け入れてくれる。何かのメリットが老人ホームから提供されるならば、遣り甲斐も生まれる。ボランティア活動は、縛りがない。自分の意思と善意で続ける、続けないが決まる。

5.地域の消防団員として活動する

市町村の非常勤職員として報酬を頂きながら消防活動をする。18歳から65歳まで可能。年齢制限は自治体によって違うので問い合わせください。

社会とのつながりたいと思っているならば、つながり方は色々ある。自分が楽しめるつながり方を試行錯誤しながら見つけるしかない。