なぜ、老人の後ろを歩くのが危険なのか?

午前、午後と横浜の地下街を歩くと多くの老人たちが私の前を歩いている。年齢的に75歳以上に感じる。歩くのが弱々しい上に挙動不審な行動を急に取る。急に立ち止まったり、右左に方向を変えたり、先読みが出来ない。

私はいつも早足で歩いているので何かの拍子で老人に触れて転倒させてしまっては困ると気を使っている。老人は、転倒すると死に至る骨折事故になる可能性大だからだ。

事前に老人たちの近くを歩かないようにすれば、事故は起きない。いつも、そう気を付けている。

老人の後ろは歩く時は2メートルぐらいの距離をおいたほうが良い!なぜか?

老人の後ろを歩く時は、2メートルぐらい距離を置いて歩いている。老人は、突然、立ち止まるからだ。距離が近くて気付くのが遅かったらぶつかって、すぐに前に倒れさせてしまう。足で踏ん張る力がないからだ。

普通の人であれば、「あ!ごめん!」で済む程度なのだが、老人の場合は怪我をしてしまう。これが怖い君子危うきに近寄らず!

なぜ、老人は危ないのか!

老人は、目も悪く、耳も悪い。その上、足が衰えていてバランス感覚を取りにくい。完全な弱者に近い。後ろから誰かがやってくる気配も感じられない。自分の体のバランスを取って歩くのに集中している。目の前に見えている景色しか分かっていない。

個人差はある。力強い歩き方をしている老人も多い。そんな老人ならば、あえて避けることはない。むこうがこちらを避けてくれる。

エスカレーターに乗っている老人がバランスを崩して後ろに倒れ掛かって後ろに居た私が直ぐに助けた経験がある。自分の体のバランスを維持しがたい状態にいる老人が多い。

どんな老人たちを避けるべきか?

歩幅が狭く、ゆっくりと揺られるように歩いている老人が居たら、要注意だ!避けて、遠巻きに抜き去ることをオススメする。杖をついて歩いている老人たちも同様だ。彼ら、彼女らは歩く事で精一杯なのだ。その心情を汲み取って彼ら、彼女らの歩行にスペースを開けて上げる。

グループで歩いている老人たちがいたら、タイミングを見てすぐに抜き去ることだ。グループの隙間を通り抜けるのは止めたほうが良い。抜き去るタイミングが見つからない場合は、敢えて、先に行かせてあげる。兎に角、歩いている老人たちに近寄らないことだ。

歳を取れば取るほど周りの情報を取ることができなくなる。自分の目に入る情報だけで動いている老人になる。5感が鈍くなってくることが原因だ。

体力を失い始める老人は、時々、腰を下ろして足を休ませざるを得ない。腰を下ろすことが出来なければ、立ち止まって休む。この老人の心理を理解する必要がある。