要介護3で老健施設4人部屋と個室では月額3倍の違いに驚く

今年の2月に介護度審査があり、介護5から3に回復した義母である。今お世話に成っている老健施設は、お願いしてあと3か月間滞在を延期して頂いた。

但し、

4人部屋から個室に代わる事になった。無理を言っての滞在延期であるので受け入れるしかなかったのが現状だ。本来ならば、次の老健施設に引っ越ししなければならないのだが、義母が気に入っていて引っ越しするには季節が良くない。次の老健を探すという理由で延期滞在を依頼した。

老健施設の月額料金が4人部屋と個室でこれほど違うのに驚いた。

4人部屋月額11万円から個室31万円に!

老健施設では、絶えず、ショートステイの部屋を確保しておく必要がある。入居依頼が多くなると義母のようなケースは、個室に引っ越しして頂く事になるという。老健施設は、原則、3か月で他の老健施設に引っ越すのが普通だ。義母は、今回で3回目の延長だ。本来ならば、既に他の老健施設に引っ越していなければならなかった。

前回の延長時は、幸運にも入居依頼数が少ないためか、4人部屋に居留まる事が出来た。今回は、それが出来なかった。入居依頼が多かった。1か月間31万円の負担は、大きい。3か月間で93万円余りの費用負担になる。月額31万円は、有料介護付き老人ホームに入居する時に発生する月額費用に近い。

4人部屋と個室でなぜこんなに金額が違うのだろうか。

他の老健施設の4人部屋と個室の料金も調べてみたが似たり寄ったりの金額であった。もう、お願いしてしまったので致し方ない。義父には家内の方から連絡が行っているはずだ。3か月間の負担はあるが、次の老健ではまた11万円台になるだろう。

特別養護老人ホームの入居申請をしているが、直ぐには入れる機会はない。どの特別養護老人ホームも多くの老人が入居順番を待っているからだ。入れる確率は、宝くじと同じかもしれない。東京の特別養護老人ホームへの入居は時間がかかる。

4人部屋から個室に移る義母は、どう思うのだろうか。しばらく、個室で自分のプライバシーを楽しんでもらうしかないだろう。口では、個室よりも4人部屋の方が楽しいと言っていたが、本心は分からない。まあ、4人部屋でも交流があり、和気あいあいとしているならば4人部屋の方が楽しい。そうではなく、ただ、4人の老人がいる部屋であるならば個室生活が良いだろう。実態は、分からない。

今の老健施設で義母の体力は驚くほど回復してきた。後3か月間伸ばせば、次の老健施設での生活がもっと自由になるかもしれない。車椅子ではなく、自分の足で多少歩けるようになっているだろう。今は、自分で車椅子を動かしてトイレに行くトレーニングを受けている。これが出来れば、気分的に楽になるだろう。

老健での義母の生活を観察していると今後の私たちの老後に役に立つ。転倒して骨折し、介護ベッド生活が続き、老健施設でリハビリをしながら車椅子生活に移り、徐々に足の筋力を付けて自分で歩けるようになっていく姿だ。

これからの3か月間で車椅子から自分でトイレ行けて排泄できるようになれば助かる。それが出来るだけで月31万円の費用が回収できる。

この記事「要介護3で老健施設4人部屋と個室では月額3倍の違いに驚く」のポイントは、

  • 老健施設では、4人部屋と個室では月額の費用負担が相当違う。要介護3で4人部屋で11万円、個室で31万円ぐらいになる。
  • 個室は自分のプライバシーが保てるメリットがあるが、人によっては4人部屋の方が楽しいという。義母はどう思うか分からないが今の老健施設に後3か月間いるにはこれしか選択が無かった。
  • 後3か月間で車椅子から自分でトイレに行って排泄が出来るようになれば月31万円の費用も価値がある。