老後の生活は肉体の老化で始まり出来ない事が急増!

老人は若者が普通に出来ることが出来なくなる。60歳と80歳以上の老人では身体的に出来る事と出来ない事が顕著に出る。60歳の老人(シニア)は、ほぼ若者と同様な生活が出来る。身の回りのことは自分の体力で対応ができる。80歳以上の老人になると下記の様な作業が出来なくなる、または、辛くなる。

出来なくなる日常の作業は、

  1. 庭掃除(草取りなど)
  2. お風呂掃除
  3. 重い家具の移動
  4. 布団の出し入れ
  5. ゴミ出し
  6. 大量の食料買い出し
  7. 洗濯

まだ、あるかもしれないが全て体力と筋力の衰えから来ている。リストした項目は若者にとって見れは大した作業ではない。60歳代のシニアでも出来ることである。

長生きをすると「今まで出来ていたことが出来なくなる」という体験を味わう。老化を感じ始める人の多くが、この体験をする。

肉体が衰えて自立できなくなる

もうすぐ92歳になる義父は足の筋力低下以外に身体的に問題がないというほど健康である。一人で自炊をして生活をしているが、週一度私たち夫婦が生活支援で実家に泊まる。彼が日常出来ないことを代わりにやってあげる。

やってあげていることは上記にリストした内容が多い。体力を要する作業になる。92歳の体力には個人差が有り過ぎる。彼は特別に運動をしてきたわけではないが、元気である。認知症の症状も全然ない。

ただ、聴力、体温の調整機能、味覚機能などが落ちてきている。老人性難聴で補聴器をつけているが十分な機能を果たしていない。普通の人が当たり前に享受している体の機能が落ちてくると生活面で制約が出てくる。

筋肉量の減少に伴い脚力が低下する

脚力の低下は外に出て楽しむ生活を出来なくする。彼の脚力は半径100メートル以内ぐらいしか無い。その範囲で自炊に必要なものを買って生活をしている。半径100メートル以内にスーパー、コンビニ、床屋、銀行、郵便局、医療機関、駅、レストランなど生活に必要なサービスを受けられる環境がある。老人が住むには非常に便利な場所に自宅がある。

気楽に行きたい場所に足を伸ばすことが出来なくなる生活は誰にとっても面白くない生活である。脚力を失い始めると自分で行きたい場所にいけなくなる。美味しい料理を食べれるレストランにも行けなくなる。自分で行動できる範囲が狭まると生活で必要な銀行、役所、病院、スーパーやコンビニへのアクセスが問題になる。 

今まで出来ていた事が出来ない

お風呂にゆっくり入る行為も贅沢な行為になる。お風呂からシャワーに変わる。お風呂はお風呂掃除が伴う。シャワーであれば掃除らしい掃除もいらない。その上、浴槽の出入りによる転倒リスクを無くせる。脚力が弱まると一度浴槽に入ると立ち上がるのが大変になる。

失禁(大小便を抑制できずにもらすこと)対策で大人用おむつを使う生活になる。肉体の機能低下は老後の生活で避けることが出来ない。63歳になってから私の身体機能に異変が起きた。鼻水が食事をしている最中に出始めた。水のような鼻水である。酷くはないが、食事をする時間が長くなればなるほど鼻水が出やすくなる。ラーメンやうどんを食べている時に経験する鼻水に似ている。」今までに起きなかった異変である。

筋肉や筋の耐久性が減少する

雨の日に傘を指して外出する。手で傘をさし続けてから傘を下ろすと肘あたりの筋が痛くなる。50歳代にはあまり経験しなかった出来事である。傘をさし続けるために使っている肘周辺の筋肉が老化してきているのだろうか。使い慣れていない筋肉を使うと筋肉痛が発症するのと同じ。別に筋肉痛が後であるということではないが、曲げていた筋肉を伸ばす行為だけで痛みを覚えるのはおかしい。

どんな運動でも同じ姿勢で筋肉を使い続けると痛くなるのと同じである。問題は痛くなる状況が今まではあまり感じていなかった状況に起きること。傘をさし続けていた肘を伸ばすと肘の筋が伸ばされる。その時、痛みが出る。痛みは持続しない。何度か肘を曲げたり、伸ばしたりすれば、痛みは自然と消えて行く。今までに経験したことがない異変が60歳を過ぎると体に突然起きてくる。

結論

老後の生活は肉体の老化で始まり、出来ない事が急増する!

  • 脚力の低下で行動範囲が狭まり、行きたい場所に行けなくなる
  • 日常生活の活動で今まで出来ていた事が出来なくなる
  • 身体に異変が起きて戸惑う(毎食時に鼻水が自然と出始める)