新型コロナウイルス感染がもたらした大きな変化と異常な出来事をどう感じるのか?

日本と韓国、米国と中国、英国とEU、カナダと中国、米国とメキシコ、米国とベネズエラ、中国と台湾、米国とロシア、ロシアとウクライナ、まだまだあるだろう。私が知るだけでもこんなに国と国とでケンカが起きている。安定から不安定の時代に突入したのだろう。これも時代の大きな変化。どこかで変化が起きてその変化が大きな変化を生み出す。安定から不安定に向かい、不安定から安定に向かう。株式のような変化。

日本は、第二次世界大戦で負けて敗戦の戦後を凄い勢いで成長してきた。その結果が今の私たちの繁栄と平和にある。不安定になって行く世界情勢を見て今までの生活が平和であったことを感じる。2020年は新型コロナウイルス感染で全世界がひどい経験をしている。コロナ禍の悪影響で新生活様式に移っていくのだが、以前よりは快適でなくなるのは確か。

マスク、アルコール消毒、手洗い、非接触、ソーシャルディスタンスが私達の生活に入り込む。中国に依存の医療物資体制がこれから自給自足体制に移っていくのは自然の理だ。シニアにとってコロナウイルス感染はリスクが大きい。ガン以上に他界する確率が高い。治療薬とワクチンが生まれてこないと安心して生活が出来なくなる。

日本は行動成長期で豊かな生活を得たがこれからはどうだろうか?

65歳の私だが、20歳代から50歳代まで日本は高度成長期を維持してきた。世界も相互依存が当たり前のように経済は発展した。2000年までは、Japan as No.1と言われるほど日本はバブルで繁栄した。それは見かけだけであったが。既に他界してしまった私の両親が今の世の中を見たらどう思うだろうか。

子供や孫の時代は社会の変化が大きくなる

ノルウエーがロシアの侵略を恐れて国民を徴兵する制度を復活させた。中国は、南シナ海に人工の基地をサンゴ礁に築き上げた。中国の動き、ロシアの動き、そして、北朝鮮と韓国の動きが不安定な印象を与えている。核の恐怖はまだ存在する。核戦争が起きれば、地球と言う母船が放射能で破壊されてしまう。

そんな馬鹿な事を人間はしないと信じたい。

現代の戦争は、自分たちの命を危なくする大規模な戦争よりも相互依存の中の経済戦争が主流になってきている。さらに、インターネットでのハッキング戦争である。戦争の形も一般人が分からない世界で始めっている。A.I.と宇宙がこれから新しい戦場になる。

私たち子どもの時代から孫の時代になれば、A.I.、ロボット、宇宙が身近に感じられる社会になるだろう。人間と人間と戦いから人間とA.I.+ロボットとの戦いになるかもしれない。映画「ターミネーター」が現実化する。

世界が相互依存している

金融業界、食糧業界、製造業界、医療業界、資源業界、物流業界、海運業界、エネルギー業界、多くの業界が相互依存した形で成り立っている。私たちの生活製品を見ても色々な国から輸入した原料で作られているのが分かる。中国は、世界の工場と言う位置づけで成長してきた。その成長は、その工場の製品を購入する国々があって成り立っている。

米国トランプ大統領が唱えている自国主義は相互依存が昔以上に入り乱れている現代では成り立ち難い。

政治的に不安定になり、貧富の格差が世界中で広まると世の中が乱れ始める。中国も韓国も北朝鮮も米国も英国もフランスも貧富の格差が目立っている。富の平等から不平等に時代の流れが向かっている。

地球と言う母船

地球が人間を支え切れるかどうか不安がある。一説では、100億人規模まで地球は人間を抱えられるかもしれないという事だ。地球は、自然災害や異常気象で人間の人口を削減しようと動いているのではないか。世界の出生率も下がってきている。

ここでまた大きな世界戦争が勃発すれば、人間の人口は確実に減少するだけでなく生存も危うくする。それがすべての生物もだ。生物が住めない地球と言う母船になる。そのトリガーを引くのが人間だ。

地球と言う宇宙船の中で反乱が起きて宇宙船を壊してしまう事と同じだ。私の孫たちが生きる地球は、今とは違った地球になるかもしれない。自然環境が破壊されるか、異常気象で人間が築いた建物を壊してしまい、自然が人間の世界を飲み込むかだ。

地球規模の新型コロナウイルス感染病で見えなかったことが表面化

非常事態宣言で強制的に休業を強いられたら、新型コロナウイルス感染を抑制できたが生きるための経済活動が止まり多くの会社と生活者が困り始めた。政府は売上がない事業者に持続給付金や無利子融資を実施しようとしたのだがお金が直ぐに事業者に給付できない問題に直面し、倒産した会社が増えた。

会社が休業した結果、雇用を解雇されたり、仕事がなくなったりして生活収入が途絶えた人達が増えた。横浜市などは昨年の生活保護申請者数が今年46%増しになったと言う。シングルマザーの家庭は食費に困るほど収入が減った。仕事がなくなり、アルバイト・パートができなくなり、収入が途絶える。

政府は国民に対し特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策)10万円を各自に給付することにしたが、お金がすぐに国民に届かない。横浜市はマイナンバーカード申請でオンライン給付を受け付けていたがお金が振り込まれるまで約2週間以上待たされた。

緊急を要する時に国民を救うライフラインの仕組みがアナログ過ぎて時代遅れであったためだ。時間があれば人海戦術で対応できるのだが、新型コロナウイルス感染の経済対策では迅速な対応が求められた。それに政府の仕組みが対応できなかった。

N95マスク、医療ガウン、アルコール消毒液などの医療必需製品が中国からの輸入に頼っていたため品不足に陥る。ライフラインに係る製品が国内生産と供給が確立していなかった。感染症対策として政府は十分な対策を取れていなかったことが国民の目に映し出された。

安倍政権は新型コロナウイルス感染対策で税金を無駄に使うミステイクを多く生み出した。首相のリーダーシップよりも大阪府の吉村知事のリーダーシップが強くテレビメディアを通して伝えられた。これからの政権は大阪府吉村知事のような若い人たちが国政に出てくる時代になるだろう。

新型コロナウイルス感染で社会仕組みを一新する必要性が生まれてきている。社会の弱者を緊急時に救える新しいライフライン制度である。多くの国民は今まで見えていなかった社会の弱者たちの存在を目にした。政府の支援が迅速にそのような人たちを救えなかったという事実に怒りを覚えている。

結論

  • 時代の変化が新しい政権とリーダーシップを求め、社会の弱者を迅速に救う新しいライフラインが求められる。新型コロナウイルス感染の禍が地球規模で以前の生活とは違う新しい生活様式を強いる。
  • 世界の安定は不安定になり、異常気象や災害が当たり前のような出来事になる。顔と顔を合わせて話をする生活からビデオ経由でお喋りをする生活になる。会社はテレワーク、リモートワークを前提に経営を考え始めている。
  • 60歳を過ぎたシニアはパソコンやスマホを使えないとこれからの社会活動で置いてきぼりになることがはっきりした。