注意して見ていないと危ない高齢者

高齢者は時々理解できない行動を取る。突然、エスカレーターの入り口で立ち止まり、乗るのか乗らないのかを迷っている。道路の歩道を歩かないで車道を気にしないで歩いている。横断歩道が目先にあるのにそこから渡らない。いつもハラハラしながら高齢者の行動を目撃している。 

電車から降りてからすぐに立ち止まる高齢者がいる。どちらに向かえば良いか分からないために立ち止まってしまう。後から降りる乗客が皆その高齢者を避けながら出口に向かう。前をよく見ていないとその老人にぶつかってしまう。老人が倒れると怪我をするので危ない。老人の体はガラスのように割れやすい。老人の後ろを歩くのはリスクがある。

幼児と老人は気をつける必要がある。常識では考えられない行動を突然する。自己中心の行動が幼児と老人に起きやすい。幼児は突然走り出す。老人は突然止まる。自動車運転で車間を開ける安全運転が奨励されている。同じことが幼児と老人にも適用できる。幼児と老人が前を歩いていたら距離をおいて歩く。それでぶつかるリスクを回避できる。

体も精神も壊れかけている老人

歩いている後ろ姿がヨロヨロしている老人が多い。横浜駅地下街で大勢の人たちが勢いよく行き来している。目的もなくよろよろと歩いている老人を前方に見かけた時はいつもその老人を遠回りにして通り過ぎることにしている。道路の脇を歩いている人を自動車が遠巻きにして走り過ぎる行為と同じである。

壊れて来ている老いた体

私を含めて老化を感じているシニアは、明日の我が身という感じでヨロヨロ歩く老人を見る。これはどうしようもないことだ。誰にでもやって来る体の状態である。自分でコントロールができなくなる体。頭の中では正しい動きをしようとしているが体が言うことを聞かない。

小銭入れから一円玉や十円玉を取り出そうとするが上手く素早く取り出せないというもどかしさ。60歳を過ぎてから、このもどかしさを覚えた。硬貨を地面に落として拾おうとするのだが、上手く拾えないというもどかしさ。別に病気ではない。体を動かすコントロールの精度が落ちてきているからだ。 

自分の体のバランスが取れなくなる老化現象がある。片足立ちで靴下を履けるかどうか。片足で安定した状態で靴下を履ければ、まだ身体の老化はやって来ていない。バランス感覚は知らないうちに落ちてきている。

体が枯れてくる高齢者

老人になると良く体が枯れてくると耳にする。見た目からして頑丈な体つきではなくなるからだろう。筋肉が衰えて体全体が細くなる。それで体が枯れてくると言っている。体が弱くなってくると動きも鈍くなる。それを自覚し始めると精神的にダメージを受ける。

自分の体に自信を持てなくなる。先週まであそこまで電車で遠出が出来たのに今週はそれをやれる自信がないといった感じである。老化による体の弱体化が精神的な自信まで犯し始める。それを自覚して外出している老人がどれだけいるだろうか。自分の体を上手くコントロールできなくなるという感覚は還暦を迎えるとちょっとづつ感じ始める。気持ちはまだ若いが体は老いている。そのギャップを埋められていないシニアが多い。

高齢者が注意すべき危ない動作

  1. つまずきでの転倒
  2. バランス崩れでの転倒
  3. 若い人にぶつかっての転倒
  4. 歩道で人や自転車を避け切れず転倒
  5. 階段の踏み外しで転倒

高齢者が一度転倒すると自分の腕の力だけで支えきれない。筋力不足である。体も固くなっているので骨折しやすい。骨の密度も薄くなっている。ちょっとした転倒だけで直ぐに怪我をしてしまう。体は知らないうちに衰えてきている。 

バスや電車の急停車などは車内で立っている老人にとって致命傷である。老人はできるだけ座って頂いたほうが無難である。 

こんな老人は要注意

下記のような行動をする高齢者には近寄らない。

  1. 歩いたり止まったりを繰り返す老人(何らかの病気を抱えている)
  2. ヨロヨロしながら歩いている高齢者
  3. 歩く時に足があまり上がっていないで歩くシニア
  4. 杖をついて歩いているシニア
  5. 横断歩道がない場所を左右見ないで渡る高齢者
  6. 歩道があるのに車道を歩く高齢者
  7. エスカレーターの降り口で立ち止まる老人(間を空けて距離を置く乗り方にする)
  8. スーパーでカートを押しながら前方を見ないで食品を見ている老人
  9. 不自然な動きや行動をする老人

色々な老人が外出している。前を歩いている老人がいたら、良く観察をすること。少しでも違和感がある歩き方や行動をしていたら距離をおいて後ろを歩かない。避けながら追い越すことである。

体を鍛える意欲がある高齢者へのオススメ

60歳代、70歳代の高齢者ならば、今からでも遅くないので筋力トレーニングを近くのスポーツセンターで始めることだ。必ず、トレーナーについて頂いて指導を受けることが必須になる。 定期的に筋肉を鍛えると筋肉は自然に増えてくる。当然、タンパク質の肉や魚、そして、野菜などをバランスよく食べる必要がある。無理をせずに時間をかけて続ける事で筋肉は増えて体に付いてくる。特に足の筋肉は最初の取り組むべき筋肉トレーニングになる。

筋トレが難しければ朝の6時30分から始まるラジオ体操を始める。体が硬くなる前に平日の朝にラジオ体操をすることで動かしていない体に潤滑油を注ぐ。体を定期的に動かすという運動習慣を身につけることで筋トレに繋げられる。

危ない高齢者にならないためには普通の生活が出来る体を維持することである。失われて行く筋肉を止め、自分の体をコントロールできる体力を身につける。定期的な運動と筋肉を育てるタンパク質の多い食事が必須になる。

結論

周りの人から危ないと思われる高齢者にならないことである。老化で体力が衰えて自己中心的な動きと行動を取る老人が増えている。老人の体は壊れやすい。ちょっとぶつかっただけで転倒してしまう。一度転倒すると怪我をする。体を支えるだけに筋力ないため骨折をしやすくなる。加害者にならないように弱々しく歩いている老人の後を歩かないことである。

自分が危険な老人にならないためには普通の生活が出来る体を維持する運動をすることである。筋トレやラジオ体操などを定期的にすることで使っていない体全体の筋肉を刺激する。体をできるだけ動かす習慣を身につけることで危険な歩き方を防げる。