歩かなくなった老人の体にどんな事が起きるのか?

老いてくると出来るだけ楽をしようとする。階段を使わないでエスカレーターを使う。歩いて行ける距離を自動車で行ってしまう。足を使って歩くと言うことを意識的にしない高齢者が多い。外出するときは、出来るだけ歩く距離を増やすという意識がないと足腰が衰えてくる。そんな危機感が無い老人が多い。

足は歩く事で第二の心臓の役割を果たす。足のふくらはぎが足に溜まる血液を歩く事でポンプの働きをする。老いて来ると体が疲れやすくなる。意識して体を動かす習慣を身に付けないと体の筋肉が失われて行き、血液の流れも悪くなる。

血液の循環が悪くなると老人の体に原因不明の体調不調が表れてくる。医師は、老人たちに毎日歩く事を勧めている理由がここにある。血の巡りが悪くなることで体に酸素と栄養が行き渡らなくなる。体を活発に動かす生活習慣を持つシニアは自然のうちに新鮮な血液と栄養を体に供給している。体を動かす生活が生きていくためのエネルギー供給網を維持する。

歩かない事で血液の循環が悪くなり体調不良を招く!

米国で仕事をしていたときにこんな経験をした。カリフォルニア州サンノゼで仕事をしていた。会社とアパートを自動車で通勤する毎日であった。足を使って歩くという運動は、(1)アパートから駐車場、(2)会社の駐車場からオフィスの席、(3)社内で移動するとき(会議やトイレ)、(4)ランチで外に食べに行く、(5)オフィスから会社の駐車場、(6)アパートの駐車場からアパートまで。

1日の歩く距離は非常に少ない。こんな生活を半年続けていたら、目の血管が破裂して充血した。さらに、体調が悪くなって食欲がなくなり呼吸困難になった。原因は、第二の心臓が機能しないで遊んでいたからだ。体全体に血液が回っていない。血液の流れが悪くなって原因不明の不調を起こした。

原因がわからないシニアの体調不良を治すなら

日本では自宅と会社を通勤するとき、1日最低でも4キロぐらい歩く。通勤電車の中でもまれて筋力を使う。駅の階段を上り下りしながら血液の循環を良くする日々が普通であった。

体の血が回らなくなると原因不明の不調が発生する。この体験は30歳後半での出来事であった。一人アパート住まいで食生活もバランスに欠けていた。自分の健康を如何にして維持するかに気を使っていなかったからだ。

日本に帰国する前にやったことは出来るだけ歩いて血液の循環を良くする事日本人の指圧治療を受けたことだ。指圧治療を3日間続けて受けてやっと食欲が出てきて普通の生活に戻れた。一時的な回復であったが、指圧師からはこう言われた。血液の循環が悪いため体が疲れていると言われた。 

帰国後は、会社の健康管理室の指導で栄養指導を受け、毎日運動を意識的にした。特に足の運動を。足は第二の心臓であるから。足を動かす事で体全体に新しい血液が行き渡る

老いてくると足を使わなくなる。楽な生活を求め始める。足の筋肉は知らないうちに使わないと衰えていく。そんな事実を知らない老人が多い。筋肉は何歳になっても使えば元に戻る。軽めの体調不良ならば、30分ぐらい近くの公園を散歩して足を動かすと血液が体に循環して気分が良くなる。

毎朝、夕の散歩を医者が勧めるのは(1)足の筋肉を刺激して筋肉量を維持すること、(2)体を動かして新鮮な血液を循環させることである。ひどい体調不良でなければ、思い切って散歩に出かけることである。目的は新鮮な血液を体に循環させるである。頭痛があっても少し我慢して歩き回る、外出すると知らないうちに頭痛が治っていることに気がつく。軽い体調不良のときは散歩に出なさい。新鮮な空気を吸いながら、水を飲みながら、体を動かす。

動物は歩けなくなると死ぬ

自分の足で動くことが出来なくなった老人は死期を早める。長生きをしたい人は足腰を鍛えて自分の足で動くことを意識的にする必要がある。外出=歩くことの意味はそう言う事である。私が子供の頃、犬を飼っていた。年老いて動けなくなる前に自宅から消えてしまった。死期を察して動けなくなる前に死に場所を探しに出ていったのではないかと思う。野生の動物は獲物を取れなくなると餓死して死ぬ。足を怪我して動けなくなると獲物が取れない。その結果、餓死する。

人間は自分の足が不自由になると杖、歩行器、車椅子、電動車などを使ってある程度は動け回れるが、自分の世話は出来なくなる。元気な配偶者、家族の支援で生活が出来る。これがひどくなると老人ホームでの生活になる。普通に動ける体を維持する重要性がここにある。

私は仕事柄2キロぐらいのノートパソコンと4キロのリュック(仕事で必要な資料や非常食など)を背負って仕事場に通勤している。通勤しているといっても横浜駅近くにあるスターバックスカフェを活用してインターネットビジネスの仕事をしているだけである。カフェにいるときはイスに座りっぱなしだが、ランチの時間に近くの公園で懸垂と片足スクワット運動をして体の血液の循環を良くしている。

午前と午後もカフェで仕事をするので移動時間は意識的に足を動かす。そのため、仕事場を午前と午後で違うスターバックスに移動している。意識して足を動かすことをしている。毎日外出してスターバックスでインターネットの仕事をするのだが、自宅から駅まで往復4キロ。1日平均で8000歩ほどになる。これが習慣になっているので体を動かす上で苦痛を感じない。

仕事をしていないシニアでも毎日散歩をする事は出来る。朝と夕方、5キロぐらい歩いてはどうだろうか。デジカメを持って面白い写真を撮りながら歩くのも良い。自宅でテレビを見ながらゴロゴロしている生活が続いているならば、そんな生活をやめて毎日外出する場所を決めて家を出ることである。足を使わない生活が続くと確実に動物と同じように死期を早める。

目的無しに歩くのは苦痛だから、外出する目的と場所を作る

日常生活習慣の中で毎日外出せざるを得ない食料買い出しがある。朝と夕方に散歩を兼ねてちょっと離れたスーパーマーケットに出かける。お金がかからない場所として多くのシニア男性が利用する図書館がある。午前中を図書館で過ごし、午後をカフェで暇をつぶす。ポイントは自宅でゴロゴロしないで外で活動する目的を作ることである。

私が会員になっているスポーツジムがある。週2回通うのだが、午前中はシニア男性が多く、筋トレをしている。その目的は健康寿命を伸ばすためである。健康という目的で週2回スポーツジムに通うことで外出する目的が出来る。週末、夫婦で公園巡りをする。そこで出会うシニアたちは高価なデジタルカメラを首にぶら下げながら野鳥観察をしていた。自分の趣味が自宅外にあれば、自然と外出する目的が生まれる。

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結論

歩かなくなった老人の体は動けなくなった動物と同じ運命が待っている。歩ける、歩けないの違いは老後の生活を一変させる。自分の足で自由に歩ける体であれば、普通の生活を楽しめる。シニアの体は老いてくれば来るほど動くのが苦痛になる。老化現象で体を動かす筋肉が衰え失われて行く。それに伴い体を動かす活動量が減る。

どんな生物も自分の体を自由に動かせなくなったら死期が迫る。人間だけでなく動物も自分の足で動けなくなれば、死ぬのを待つだけになる。健康寿命を伸ばすためには体を活発に動かす目的が必要になる。最初の一歩は毎日歩くことである。歩く目的と場所を持つことで足を鍛えられ、体に新しい血液を循環させられる。

 

 

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