70歳、免疫力低下で病気になるのをどう防ぐべきか?

先月中旬、私が住んでいる集合住宅の知人が突然、心筋梗塞で倒れた。夜中の2時頃、トイレの中で意識を失って倒れていたという。78歳だったそうだ。男性の平均寿命は、80歳ぐらいだから50%ぐらいの男性は、80歳まで生きられないということになる。70歳を超えると免疫力が急激に落ちてきて色々な病気が発症しやすくなる。

免疫力低下は60歳を過ぎた頃から顕著になる。60歳代のシニアは、免疫力の衰えを防ぐ努力をする必要がある。何もしないと70歳代に深刻な健康障害で80歳まで生きられないかもしれない。

免疫力低下を防ぐにはどうするのか?

70歳から老化現象が目立ち始める。筋力の衰えを自覚し始めて毎日散歩をやり始める人が多い。筋力と免疫力の低下は、70歳代に浮上する。そうなる前に何かをしなければならない。

定期的な筋トレや運動をすると自然と免疫力が強化される

私が一つだけ分かっていることは、筋力の衰えを改善するために筋トレを週2回程度することである。筋トレを続けると免疫力も自然と強化される。定期的な運動習慣が身に付けば、あとはバランスの取れた食事だけだろう。体に良いと言われる食物を食べる。

筋肉から生まれる「グルタミン」という物質は、人間の免疫力の源である「リンパ球」を増やす事が分りました。これによって人間の免疫力が高まり、がん細胞をやっつけたり様々な病気になりにくくなると考えられています。(引用:NHKガッテン

筋肉を増やすタンパク質と免疫力をサポートするビタミン・ミネラル

シニアにとって欠かすことがない食べ物は、タンパク質が多い肉、魚、大豆などである。筋肉を増やすにはタンパク質を含む食べ物を多く取る必要がある。あと、腸内環境を良くする納豆、ヨーグルトや血糖値を調整する梅干し、そして、色々なビタミン・ミネラルが含まれている海苔などが免疫力強化につながる。

老いてくると食べ物から十分取れないカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルを意識して取る必要がある。私は、毎日これらのミネラルをサプリメントから取っている。

カルシウム・マグネシウムのサプリメントを寝る前に取ると朝起きる時に起きやすい足の痙攣(足がつる現象)が無くなる効果がある。

シニアは老いてくると自然に食が細くなる。食欲が減り新陳代謝カロリーが減少すると体力と免疫力も自然と落ちてくる。その意味合いで食欲増進を促す定期的な筋トレと運動はシニアにとって必須になる。

病気にならない老後の生活方法

病気にならない生活を心がけるには、具体的にどのような生活をしたら良いだろうか。 こんな生活が良い。

  1. 1日に1回以上は笑う(免疫力強化)
  2. 昼寝をする(頭の疲れを取る)
  3. 「ハレとケ」がある生活(日常は質素、旅行は豪華)
  4. 食卓の上に果物がある(旬な果実を食べる事でビタミン、ミネラルを補給)
  5. 夫婦で会話を楽しむ(夫婦間の会話が幸せを呼ぶ)
  6. 生きがいを持つ(暇との戦いに勝つため)

精神的にネガティブな思考が生まれる生活は、体に良くない。70歳になったら、ケ・セラ・セラな人生(なるようになるさ)を少し送っても良いのではないだろうか。老後の不安は尽きない。何をしても不安はついて回る。不安を友達にしてうまく付き合うしかない。笑いがある生活は、心が軽くなる。笑いで免疫力を強化できるとも言われる。

私はまだ65歳で肉体も精神面も若いと思っている。この状態が70歳過ぎまで続けられるよう定期的な筋トレに時間とお金を投資している。その効果は、既に出ている。

週2回の筋トレで体の筋肉量が増えている。InBody検査で体格が筋肉型になった。内臓脂肪も10段階のうち7から5に下がっている。大きな病気はない。

78歳で他界した知人は、何度か顔を合わした人であったが非常に愉快で楽しい人だった。彼の奥さんは私の家内の良き運動仲間である。家内から知人が他界したことを知った。人間誰しも生と死がある。この世界での生活が終わる日は必ず来る。

ただ、私はできるだけこの世界の生活を楽しみたい。そのために免疫力の低下を防ぎ、普通の生活を維持する筋トレを続けている

結論

  • 70歳を超えると免疫力が急激に落ちてきて色々な健康障害が体に発症する。
  • 筋力と免疫力の低下は、70歳代に浮上する。そうなる前に定期的な筋トレをして新陳代謝を増やし、筋肉と免疫力を強化する必要がある。