ヒートショックの怖さは気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こること。 この血圧の乱高下で脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こりやすい。お風呂に入るときは体温をお風呂の温度とひどく違わないように対策を取る必要がある。
ヒートショックは冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入るときなどに起こる。高血圧や糖尿病などの動脈硬化の基盤がある人、肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈の人が影響を受けやすい。
チェックリスト:
・65歳以上である
・高血圧、糖尿病、動脈硬化がある
・肥満、睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある
・浴室に暖房設備がない
・一番風呂が好き
・熱い風呂が好き
・飲酒後にお風呂に入ることがある
・30分以上お湯に浸かっている
ヒートショックを予防するポイントは血圧が乱高下しないようにすること
私の家の浴室には暖房設備がないのでリビングと浴室の温度差がある。温度差が10度以上あるとヒートショックが起こりやすい。これを防ぐためにこんな事をしてみる。
浴室の温度を上げておく
- お風呂が湧いた時点で5分から10分ぐらいふたを外してお湯の温度で浴室の温度を上げる。
- 一番風呂を避ける。
- シニア夫婦だけならば、お風呂に入る前に浴室を暖めるシャワー給湯をする。フタを開けた浴槽にお湯を足すことで浴室の温度を上げられる。
浴槽に入る前に体温を上げておく
- 浴槽に入る前にかけ湯をしながら体や髪を洗う。
- かけ湯を何度もする過程で体温が上がっていく。
浴槽では
- 半身浴で体にかけ湯をしながらお風呂の温度に体を慣らす。
- お風呂の温度は心臓に負担がかかる42度以上にしない。41度前後温度に設定する。
- 10分以上の長湯にしないでゆっくりと浴槽から出る。
参考ページ
https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/heatshock/
私のお風呂の入り方
67歳の私はお風呂に入るときはこんな手順でお風呂を楽しんでいる。
- 浴室でかけ湯を3杯体にかけて最初に体と髪を洗う。この時点で体温がかけ湯と体を洗う動作で上がってくる。
- 浴槽に入るときは半身浴姿勢になる。浴槽で正座をすると半身浴になる。その状態でかけ湯をする。適度の時点で徐々に体を浴槽に沈めていく。
- 浴槽の中にいる時間は5分ぐらいにしている。ゆっくりと立ち上がって浴室で体を拭く。
こんな感じで冬のヒートショック予防をしている。暖房設備があれば、もっと予防対策が強化される。
結論
67歳になって冬に起きるヒートショックが気がかりになった。
「気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックという。 この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こるリスクが増す。」
ヒートショックが起きやすい年齢層は65歳以上になる。特に70歳以上のシニアが多発している。家の中の温度と浴室の温度で温度差がひどく違う環境にいるならば、浴室で体温を徐々に暖める必要がある。
- 浴槽に入る前にかけ湯を何度もして体温を上げる。
- 浴槽には足から入り半身浴をしながら浴槽でかけ湯をする。
- 心臓に負担が行かないようにゆっくりと体を浴槽に入れる。
ポイントは浴槽に入る前にかけ湯を何度もして足から浴槽に入り徐々に体温を上げて行くことである。
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